劇場公開日 2019年3月22日

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「翔んでコロラド」ブラック・クランズマン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0翔んでコロラド

2020年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

「ブラック・クランズマン」とは「ブラック・スワン」みたいな事で、有り得ないことの例えなのか。

KKKて自分は確か英語の授業の長文読解で出てきて初めて知った。で、それなりに調べてみたら、今ではアメリカ国内ではかなり小規模(約3,000人)になったらしい。日本で言えば「オウム」が「アレフ」になって、「昔のオウムは過激だったね」みたいにサリン騒動が風化したパンピーが多いと思う。
それを蒸し返し、こんな酷い団体あるんやで、と言われた所で、被害者でなければ共感はゼロ。パンピーの自分はそう感じる。

だが、合衆国の非白色人種は15〜20%弱。もうちょいおるかな?25%くらい?
20%としても約6,400万人。
割合を日本で考えると、2,600万人くらい。
大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、三重、という近畿地方の全人口で大体2,300万人くらい。
近畿地方の方に響く映画を作ろうとすると、全国的には受けるのか、と疑問に思ったが、よく考えたら「翔んで埼玉」は関東圏ターゲットだが全国的にヒットしたなあ。それはやっぱりとことんバカをやりきってるから、コメディとして振り切ってるからじゃないかな。

それを踏まえて、今作は実話ベースなので脚色にも限界はあるだろうが、結構シリアスなのでヒリヒリ感が堪らない。きっと、アメリカ人にはアルアルの何かが散りばめられていて、笑えるポイントもあるのだろうが、日本人の自分には微妙かな。

かと言って面白くない訳ではない。そのヒリヒリする所がクライマックスの良い下味になってる。恐らく、約6,400万人の非白色人種が「ザマー!」と叫んだであろう。

似たテーマだが、「グリーンブック」の方が圧倒的に分かり易く共感得やすい。

まあ「翔んで埼玉」をアメリカ人に見せても、微妙なんだろうな。

クリストフ
bloodtrailさんのコメント
2020年5月8日

クリストフさんへ
こちらにコメント返します!
あの年は結構派手な作品が多くて、ショーシャンクのテーマ性が逆に目立った印象です。私は未だにレオン最高!ってキャッキャ言ってますw 最高って思える映画が沢山ある方が幸せです!

bloodtrail