「君こそ真の白人米国人だ!」ブラック・クランズマン 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
君こそ真の白人米国人だ!
もう少しコメディタッチかと思ったら、案外シリアスだった。
KKKの憎悪の対象である黒人とユダヤ人の二人が潜入捜査をするドキドキ感は見事なエンターテイメント。コロラド警察初の黒人警官ロン役ジョン・デビッド・ワシントンがいい。結構かっこいい。頭が切れる。だけど、時折見せる黒人の憂いの表情が問題の根深さを物語っている。
しかし、個人的にはラストのイタ電的なやり取りは痛快にはなれず。そして蛇足的に思える映像。そこを理解するのは当事者たちでこそなのだろうな。
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