「やっぱり、ムリ!」バハールの涙 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり、ムリ!
あの戦場に、何日滞在できるかしらと考えたんですが、やっぱり、ムリ。『あなた、閉所恐怖症?』『はい、今日から恐怖症です』って答えて、立ち去りたい私です。
クルドの問題は、極めて政治色が強く、およそ商業映画には、不向き。素人の私が、コメントすることさえ出来ません。ただ、たとえ世界が無関心でも、それを伝える意義は、大いにあるようです。
戦場ジャーナリストが拉致されると、自己責任が問われますが、何も知ろうとしない人の責任は、誰が、どのように贖うべきなんですかね。
個人的に、本作の主人公は、スクリーンに足を運んだ、御見物の皆さんだと思います。皆さんなら、どうします?。
どうも、バハール姐さんは、特定人物ではなく、クルド女性そのものを象徴しているようです。どんなにつらくても、どれ程仲間を失っても、クルドとして生きていく過酷さを、擬人化しているようです。バハール姐さんに、私達ができることって、何だろう?。
あの後、バハール姐さんは、どうしているんですかね。バハール姐さんが、平穏に暮らせるように、祈ることぐらいしかできなくて、ごめんね。
コメントする