「非常に残念」劇場版 ハイスクール・フリート yamatoさんの映画レビュー(感想・評価)
非常に残念
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作画や世界線の設定、キャラは非常に良いのに、肝心のストーリーが残念だった。色々な伏線を張っている癖にほとんど回収されない。これはアニメでも多々あった事だが劇場版でさらに酷くなっている。予告編でスーザンが物語のキーパーソンになるように匂わせておきながら実際はそんなに重要なキャラでもない。オマケにスーザンの父親は日本のどこかにおり、そのお父さんを探すために海賊の犯行に加わっているという設定だがその父親の事については最後まで何も触れられなかった。
また、主人公の相棒格である宗谷ましろが副長を辞め、比叡の艦長になるかもしれないという展開があったが特に何とも思えずあっそうとなる程度。前半50分は祭りの事しか描かれておらずその辺のソシャゲにありそうな見てても何も面白くもない種目を見せられる。後半でようやく戦闘シーンが現れる。ただ、主人公達晴風が活躍するのは本当に最後の最後であり活躍と言っても自分が望んでいた艦VS艦では無くまさかの要塞内部の固定砲と戦うという。戦いには勝つ訳だが破壊方法はまさかの爆雷と魚雷。その後、要塞を破壊するが方法はラジコンに似た乗り物に魚雷を突っ込ませるという誰も望んでいないような展開。これ晴風乗る意味ある?って思った。
ここまで長々と書いたきたが、ストーリーは誰にでも予想できるようなクオリティで、戦闘シーンも舞台が要塞内部の為ほとんど何をしているか分からず迫力満点とは言えない。アニメの唯一良かった部分が戦闘シーンなのにそれを潰してしまったこの作品は正直失敗作。正直、見る価値無いです。
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