「キャスト全員が埼玉に親を殺されている」翔んで埼玉 てらゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスト全員が埼玉に親を殺されている
クリックして本文を読む
予想のできる既視感満載のストーリー。
絶妙にクサイ台詞と演技。
安っぽいコスプレ衣装。
これらの雑さ全てが埼玉を馬鹿にするための素材に見える。
「埼玉が題材の映画なんて中途半端な出来で良いだろう」という思惑が透けて見える。
そのくせ無駄に壮大なBGMを挿入してくるので、余計に腹が立つ。
埼玉ごときにそんな壮大なBGMはいらないだろうに。
とにかくこの映画はキャスト全員が徹底して埼玉を馬鹿にしている。
監督だけでなく、役者も音響も何もかもだ。
埼玉を馬鹿にするために生まれたのだと言われても違和感が無いぐらい、埼玉を馬鹿にすることに全力を注いでいる。
本当に情熱がほとばしる映画である。
基本的なネタ構造はずっと同じなので、中盤以降はややマンネリ感も否めない。
それでも決戦前の出身芸能人自慢や、時たま挟まる現実パートなど、要所で面白い部分があり最後まで楽しめる。
はなわのエンディング曲も含めて、最初から終わりまで徹底して面白い快作でした。
コメントする