「愛あるディスりに止まらぬ笑い!」翔んで埼玉 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
愛あるディスりに止まらぬ笑い!
"翔んで埼玉(実写版)" シリーズ第1作。
通常スクリーンで鑑賞(レイトショー)。
原作マンガは未読。
とてつもない埼玉愛もとい郷土愛に溢れていました。
心の底から好きじゃないとここまで言えないよ。
トンデモない物語を引っ張るキャスト陣の熱演、つくりこまれた世界観、アホなことを大真面目にやることから来る唯一無二の面白さ。これら全てが溶け合って見事な化学反応!
東京に虐げられて来た者たちの大下克上スペクタクルが圧巻でした。それぞれの愛する郷土の誇りをかけ、我が物顔で屹立する強者に突撃する勇気ある人々。感動でした。
「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」とか、埼玉人を捕獲する銃(いやいやドライヤーやん)とか、コガタカスカベカが媒介する「サイタマラリア」とか。
埼玉だけで無く、ライバルの海あり県・千葉も小ネタの宝庫でした。拷問の方法が体中の穴にピーナッツを詰め込むだなんて。いやいやアホなんかいな、あんたら(笑)。
数え上げればキリが無いほどのご当地ディスりネタの応酬に悶絶しっぱなし。でもこう云うの、全然嫌いじゃないです。発想が愉快千万で、心の底から楽しめました。
はなわの「埼玉県のうた」が流れるエンドロールまで抱腹絶倒の展開が満載で、めちゃくちゃ夢中になりました。はなわなりの視点から紡がれた歌詞は、面白いと同時に埼玉への深い愛が詰まっていることが感じられて、気持ち良く笑えました。
ラストに明かされた「埼玉解放戦線」の真の目的。私たちの隣にはすでに埼玉がいるのかもしれない。ドヒャー!
[追記(2019/10/14)]
レンタル特典「千葉県のうた」がこれまた良かった!
[以降の鑑賞記録]
2019/10/14:Amazon Prime Video(レンタル)
2022/10/01:土曜プレミアム
2023/11/18:土曜プレミアム
※修正(2024/03/14)