劇場公開日 2019年2月22日

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「ギャグ映画のジャンルを確立!」翔んで埼玉 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ギャグ映画のジャンルを確立!

2019年3月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ガチの埼玉県民であるカミさんに連れられ鑑賞。これは、コメディではなく、ギャグ映画というジャンルだ。

まずは、昭和のナンセンスギャグのセンスで徹底的に塗り固めた魔夜峰央の世界が、懐かしかった。「パタリロ」世代ですので。映画単体としてはどうかとは思うのだけど、ここまで作り込まれると、文句は無いかな。

何しろGACKTが役にピッタリハマっていて、このキャスティングだけで見る価値あるでしょう。でも、よく引き受けましたね。二階堂ふみ、伊勢谷友介も含めて、一歩間違えると、破滅的な黒歴史になりそうな役だけに、勇気ある出演に拍手。でも皆さん、徹底してまじめにやってるので、そこが余計に笑える。
個人的には、我が敬愛する麻生久美子が出てたので、それだけで満足でした。

ストーリーの感想を述べても仕方ない話なので触れませんが、テンポは良いし、手に汗握らないし、感動に打ち震えたり、深い伏線に知恵を巡らせる事もない。隣で喋っていても、気にならずに楽しめて、ポップコーンは食べ尽くすこと間違いない。強いて言えば、画面の中の細かいネタ探しに忙しいくらいですかね。

ちなみに自分は、生まれは神奈川、育ちは埼玉、現在千葉県在住。(少し東京に居たけど、埼玉の植民地と言われる練馬だったので、誤差のうちでしょう)まさに、ど関東ローカル民としては楽しかったけど、他の地域ではどうなんでしょう? 興行収入良いようですが、県民が2度3度と劇場に足を運んでいるのか?

まさか、全国で埼玉化計画が予想以上に進んでいるのか!?

AMaclean