「埼玉県人以外が楽しめるかどうかは疑問」翔んで埼玉 アリの人さんの映画レビュー(感想・評価)
埼玉県人以外が楽しめるかどうかは疑問
まず冒頭に魔夜先生が登場してお断りをするところから始まる。
原作を読んだ身からすると設定が緩い内容だが、エンターテイメントとしてはOK。
狂言回しとしてブラザートムと麻生久美子が現代人を演じている。これのおかげでフィクションだという前提で物語は進む。
演技的には茶番感を出すためか若干大味なイケメン芝居的だが、これも現代人との対比なのかと思う。
色々小ネタが仕込まれており、ご当地ネタは当然ウケてたか、マニアックなネタも多く映画館で阿久津の父がジャガーさんだったというシーンで大爆笑した人は自分以外にいなかったのは寂しかった。
警察官の制服も現在のものでなく、発表された当時のものというのも若い人には分かりづらいかも知れない。
他にも色々と気付かなかった小ネタはある気もするがもう一度お金を出して観たいという気にはならないのでテレビでやったら確認しようかと思う。
ご当地ネタと極端な設定以外は普通のよくある物語なので、埼玉県に縁の無い人が観て面白いかどうかは疑問である。
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