劇場公開日 2019年2月22日

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「裏日本(死語)の人間ですが・・・」翔んで埼玉 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0裏日本(死語)の人間ですが・・・

2019年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 こちらから見れば、都会が近くてうらやましい埼玉。さいたまんぞうが歌う「なぜか埼玉」が懐かしくて思わず口ずさんでしまいました。埼玉県をディスりまくりという噂だったのに、ディスられてるのはむしろ群馬県、茨木県。埼玉県、千葉県はかなり郷土愛に溢れた描かれ方だったように思います。

 出演している俳優の出身地をつい調べたくなるほど面白かったのですが、東京都知事役の中尾彬は埼玉出身、麻生久美子はそのまま千葉県、伊勢谷友介は東京出身、などなど意外な出身地がわかりました。GACKTの父親役である麿赤兒に至っては金沢市出身・・・知らなかったよ。

 さすがに東京の細かな地名ではわからないところがあったけど、草加せんべいで笑ってしまい、そこからはクスクスが止まらなくなってしまう。そんなギャグ映画の中にあって、解放戦線とか通行手形の汚職問題とか、結構社会派作品になってる気がした。

kossy
pipiさんのコメント
2021年5月3日

kossyさん、裏日本なのですね♪
東京や神奈川の海は汚いわ、人は多いわで楽しめないので、子供が小さい頃は毎年日本海まで海水浴に連れていきました。
(私はB組の横浜市民w)

「翔んで埼玉」の原作と同時期、いしかわじゅんが「メンカー」や「スーパー八宝菜」の中で「裏日本差別は公然の秘密だ」などの台詞を登場させていて、随分と笑った記憶があります。
もう少し早い時期には、江口寿史の「すすめ!パイレーツ」によって千葉の印象をすっかり刷り込まれました。
ロッテが神奈川から千葉球場に移った時、もしも「パイレーツ」に改名していたら相当ファンは増えたのではないか?と思うのですが(笑)

当時のイジりは、ディスるというよりも知名度を高め、他県の人間にもご当地への興味・関心を高めるのに貢献していたと感じています。

pipi