「映画の完成度も、笑いの完成度も、原作リスペクト度も、全て良い◎!」翔んで埼玉 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の完成度も、笑いの完成度も、原作リスペクト度も、全て良い◎!
文句無しの面白さだった。オープニングからラストまで、きちんと一本芯が通ってるしストーリーの流れや構成も誰が観ても楽しめる作りで、凄く良かった。
原作と原作者リスペクトが半端ないし、キャスティングもばっちり過ぎる。沢山笑って沢山勉強になって、そして沢山泣けた、涙が止まらなくなってドブドブ流れて、コメディ映画という枠の作品なのに何でそんなに私泣いてんだろと思ったけど、この映画は真剣に生きてる人達の話ではあり、この世界観の中で真剣にそこの住人になりきって動いている役者さんたちの演技も、この原作のストーリーを変に茶化さず真面目に作られた内容も、そうさせてくれたんだと思う。
Gacktと二階堂ふみ、最高。キャラクターそのものでした。がっくんマジカッコいいなぁ…。現代の時代パートのブラザートム・麻生久美子・ぱるるも、映画オリジナルの見せ方として出て来たけど、原作ファンではない観客の人を置いてけぼりにしない、プラス映画自体を面白く楽しく観れるようひと役買って出ている感じで、凄くほっこりして笑えました。埼玉、東京、千葉、神奈川、群馬、茨城、栃木、好きだよ。
埼玉はもうほんと好きですね。すっごい埼玉好きになった。住んで良かったと思った。
そんで、いつもはガラガラな近所の映画館に、あんなに人がウジャウジャいて、その時点で興奮したし泣きそうになった。ドラえもんコナンしんちゃんの時以外はいつもスカスカだから、埼玉県民の人達がこの映画を観るためにしかも子供からお年寄りまで幅広い年齢層が集まってて、なんかもう最近ほんとこういうのだけで涙がジワリですわ…。
今年に入り、若者達が集う岡崎京子原作のやつや山田Pのやつや12人のやつやちょ待てよ的なやつなど🎬観ましたが、2019は現時点でこれが良いです。◎