劇場公開日 2019年8月9日

ピータールー マンチェスターの悲劇のレビュー・感想・評価

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3.5まさかマイク・リーがこれほど巨大なスケールに挑むとは

2019年8月27日
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鑑賞方法:映画館

巨匠マイク・リーはいつも、人と人との交流や摩擦の中でほとばしる一瞬のリアルな空気を逃さない。そんな彼が時代劇を撮るようになったこと自体びっくりなのだが、さらにこの映画のクライマックスとなるピーターズ広場での虐殺シーンはあまりにスケールが大きく、かつ壮絶さと無慈悲さと無念さが相まって、全く言葉が出なくなってしまうほどだ。

事件に至るまでの道筋を、リーは独特なペース配分の人間ドラマとして丹念に描いていく。それは一見すると朴訥で、地味にさえ思えるかもしれないが、しかしシーンを重ねるうちに登場人物の素の表情が窺い知れて、少しずつ愛着がわいていく。そうやって点描されてきた人々が、いつしか運命のピーターズ広場にて一堂に会し、それぞれの立場で虐殺を目の当たりにする。あの朴訥とした表情が悲鳴と苦しみに変わる恐怖。本作を目撃した我々が痛感する無念な気持ちこそ、民主主義の根幹をなすものであることは明らかだ。

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ぐうたら

4.0星🌟🌟🌟🌟

2019年10月20日
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星🌟🌟🌟🌟

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ミリン一番搾り

3.0イングランドの悲しい民衆の歴史

kubonbichさん
2019年9月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ヒーローのいないイングランドの悲しい歴史劇

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kubonbich

3.0身内殺し

mikyoさん
2019年8月31日
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鑑賞方法:映画館

この映画は200年たって、この事件をそれなりに知ってる人、主に自国民に向けられているのではないかと思う。ヘンリー・ハントとかジョゼフ・ジョンソンとかの名前を聞いて、あの俳優さんがあの人演じるのか、と思えるような人に向けられていると。

英国というと、アイルランドとかスコットランドとか、今United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandといわれている国内でも紛争には題材には事欠かないが、これはマンチェスターというイングランドの北部で起きていて、より身内感が強い。

wikiを見ると、ピータールーの虐殺の犯人はマンチェスター・アンド・サルフォード義勇騎兵団とある。地元のボランティアパトロールというところか。彼らは警察ではない。正規な軍でもない。(映画の中ではそれも出てくる。)

自分たち地元のボランティアのパトロール部隊に自分たち一般市民が殺されるという事件。200年という年月が過ぎて、「で、どうよ」、と自国民に問いかけているんじゃないだろうか。

ただ、多分事件をあまり知らない層には「これは誰だろう?」となりいろんな人が出てきても「わー」とならないので多分あまり面白くない。

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mikyo

3.5実話の重み

2019年8月30日
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鑑賞方法:映画館

近年実話もの真っ盛りの映画界。本当にあったと言うことで、実話ものを選んで観に行くことが多くなった。この作品もそう。200年前にあった史実なんですね。
155分もある長尺作品で、中盤まではけっこうなダラダラ感はあるけど、それほど苦痛ではなかった。予想できる終盤に向けての下準備をしっかりと飲み込んで、見ていてちょっと苦しくなる終盤の描写を噛みしめた。
200年前のことで現在ではあり得ないようなこと、でもある国では是に近いこともいまだにあったりする。人間の功罪、知性、いろいろなことを考えさせられた作品だった。

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むっしゅ

4.5この世界ついての、神への無言の抗議

2019年8月29日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

2.0歴史にうといためか楽しめず

sutacoさん
2019年8月25日
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19世紀前半のネグられた民主化運動の映画化、くらいな認識だった。
あと30分短ければなぁ、と思ってしまった。

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sutaco

1.5人が権利を勝ち取る礎になったふんわり重厚風味

2019年8月16日
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大河ドラマもだけど歴史物はネタバレが前提。
ただの資料に、どう肉付けするかが史実を元にした物語の面白さだと思うのね。
だから今作も「マンチェスターの事件?ほほう」と観る前に調べたので、このポスターの場面に行くまでの物語なんだろうな……と予想して鑑賞。
ダルい……。
一言で「ダルい」しか感想が出ない。

何者でも無い市井の方々が泡唾飛ばして権利を主張するのはいいよ。
それを良く思わない王族様やお貴族議員様方々が人を人とも思わず、見下して貶すのもいいよ。
いいけど誰目線で観るにも全部が掘り下げが浅く、登場人物に移入する前に場面が変わって入り込めない。
この寸止めがずーっと続いて、途中から「全員ちょっと落ち着け」とゲンナリしてきた。

そして、クライマックス。
議員は酒飲みながら「あーだ、こーだ」と薄ら派閥闘争。
本当にうすーくね。
ここでも怒りが湧く前に画面が変わってずっこける。
そして悲惨なシーンとはいえ、やーっと盛り上がりのシーン。
あのー……兵隊さんは隊長の言葉聞いてた?
「蹴散らせ」って言ってるのに逃げられないように追い込んでどうする?

監督の映画の作り方を読んだら『あらかじめ決まった台本を用意せず、現場で俳優達と即興セリフを作る独自のスタイルで知られる』とあったけど、それは『行き当たりばったり』と言うのでは?
私がこういう人間ドラマ系苦手なのもあるけど、これは、それ以前に問題ある気がしてならない映画でした。

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オカマ声ちゃん

4.0余談として、もう一つの背景とジャガイモ

ワンコさん
2019年8月15日
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ヨーロッパの民主化運動や革命の背景として主に語られるのは、絶対王政や政府の腐敗、度重なる戦禍による経済の疲弊や農地の荒廃だ。
そして、民衆の間に不満が蓄積し、蜂起に繋がったと。

ただ、同時に注目して欲しいのは、地球の寒冷化だ。
1600年代半ばから80年から90年近く続いた太陽活動の低下(マウンダー極小期)、1780年代のアイスランドの火山の大噴火に伴う降灰、そして、このピータールー事件の数年前に起こったインドネシアの火山の大噴火の降灰による寒冷化だ。

この間、ヨーロッパでは食料の確保が最大の命題で、あちこちで小競り合い、そして、戦争、他国の占領、場合によっては大虐殺や魔女狩りまで行われたが、この状況でも贅沢を止められず、民衆の蜂起に繋がったのフランス革命だ。
そして、その後フランスではナポレオンが台頭し、ナポレオン戦争の後に続くのが、この映画に描かれた事件だ。

映画では前半に、ジャガイモの皮を剥く様、ポテトパイの話題、馬車にジャガイモ投げつけられる場面が散りばめられている。ジャガイモは大航海時代に南米からもたらされたのだが、食料として広がり定着したのは、1600年代半ばから続く寒冷化したこの時代だ。
ジャガイモは寒冷地や痩せた土地でも育つというのが理由だが、もともとは、食料としては醜すぎるとしてヨーロッパでは敬遠されていたらしい。
しかし、ジャガイモはヨーロッパの人々の命を繋いだ。そして、寒冷化がなければ、フライドポテトも、マッシュポテトも口にすることはなかったのかもしれないのだ(言い過ぎか)。

この長い映画は史実に忠実で、時代考証もかなり精緻のようだ。個人的には、ロンドンの発音と、イギリス北部の訛りの対比ができて面白かったのはあるが、この事件自体、実は、その後の変革に直接的な影響は少なかったとされ、それを示唆するかのよう尻切れトンボっぽいエンディングに、分かっちゃいても、報われない感が残ってしまった(面白くないわけではありませんよ)。

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ワンコ

4.5非暴力という尊い思想、あるいはラッパ吹きの生涯

2019年8月14日
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鑑賞方法:映画館

あっという間の155分。
映像は、絵画的な陰影に富み、美しい。
(同じく政治劇、群像劇であるスピルバーグの「リンカーン」を思い出した。)

さて、ご覧になった方はお判りのとおり、この映画には主人公と呼べるような中心的な人物は不在であり、また英雄的で華々しい行動が描かれるわけでもない。
しかしながら、この映画の主旨を考えるなら、マイク・リーが、複数の人物を同時進行的に描いていることにも納得がいく。

物語で描かれるのは、今に続く議会制民主主義という政治形態の胚胎期に、男子普通選挙の施行を求めて集会を開こうとする人々の姿である。
弁論に秀でた者、いささか舌足らずではあるが善意によって聴衆の心をつかむ者、雄弁に耳を傾ける者、そして、そこで語られる理想を冷笑する者。

市井の人々が足並みを揃えるのは容易ではないが、不況によって生活が困窮するにしたがって、人々の心は一つにまとまっていく。
しかし同時に、社会運動の指導者たちに、実力行使もやむを得ないと考える者も増えてくる。

映画のクライマックスで描かれる、マンチェスター、セント・ピーターズ・フィールド広場での集会の主賓は「絶対に非暴力でなければならない」と主張する雄弁家ヘンリー・ハントである。
「非暴力」がモットーであるが故に、人々は正装し、子どもを連れ、胸を張って広場へ集う。
しかしながら、この「非暴力」は、街の有力者たちの「暴力」によって踏みにじられてしまう。
つまり、「非暴力」は「暴力」に屈し、「理想」は「現実」に潰えてしまうのだ。
映画が語るのは、そこまでである。

では、この映画は「敗北」が主題なのだろうか?
そうではないだろう。

例えばガンジー、マーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラといった「非暴力」を主張した指導者たちのルーツとして、この映画で語られる「非暴力」という思想があるのではないだろうか?

また、「非暴力」という主題を考えるなら、この映画で、複数の人物を同時進行的に描くことを選択したマイク・リーの意図もより理解できるように思われる。

映画の冒頭と最後の場面を思い出してほしい。
そこで何が描かれていたのか?
それは戦場で途方に暮れてラッパを吹く青年の姿であり、その人物の埋葬である。
ひどく口べたであるがゆえに、ほとんど何も語らない人物。
仕事を探すが、何も見つけることができない人物。
しかし、その人物は歴史の証人であり、ヘンリー・ハントの演説に期待して、広場にいた6万人の一人である。
つまり、理想を胸のなかで暖めていた人物でもあったわけである。
(無抵抗であるがゆえに、あっけなく暴力の犠牲となってしまう人物でもあるのだが)

この失業者であるラッパ吹きを作品の冒頭と結末に描いているところに、監督であるマイク・リーの歴史の見方が現れているといえるだろう。
彼は、歴史の証人であり、また参加者でもある。

歴史とは、歴史に名を刻む者によってのみ作られるものではなく、同時に名もなき者たちによっても作られる。
それは、もちろん、議会制民主主義という政治形態の下に生きる、この映画の鑑賞者であるわれわれについても言えることだ。

ピータールーの事件について、なにも知らなかっただけに、良い映画であった。
また19世紀初頭の英国の様子も丁寧に描かれており、個人的にはとても勉強になった。
それにしても、政治にかかわろうとする者のなんと雄弁なことか。
飽きることなく、楽しめた。

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キャベツ頭の男

3.5不勉強だったので…

れみさん
2019年8月13日
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れみ

3.0歴史は繰り返す?

oliveさん
2019年8月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

感動したりスカッとしたり笑えたりする場面は一切無く、支配者階級(金持ち)の労働者達(貧乏人)を見下した発言ばかりの会議と労働者間の意見の相違による言い合いの様子がひたすら繰り返されるので、確かにエンタメとしてはつまらない映画と言わざるを得ず、2時間超の大作だがヒットはしないだろう。とはいえ、似たような事件・状況は現在も世界中で起こり続けていて、"昔の話" と片付けられないのが辛いところ。いつの世も権力者達は庶民から金を巻き上げ自分達の私腹を肥やすことしか頭に無く、従わない庶民は力で押さえつけるればいいと当たり前のように考えていると思うと暗澹とした気持ちになる。

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olive

4.0史実。

peanutsさん
2019年8月12日
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鑑賞方法:映画館

どこの国でも通過する史実だと思うけどやはり無防備な市民に刃を向けるというのは虐殺以外なにものでもないな、と。王室や政権のなんと傲慢な歴史。今の自由な時代のなんと幸せなことかと。痛感。

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peanuts

4.5ジワる面白さ、ってこういう事だと思う

ZAC-BEEさん
2019年8月11日
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悲しい

知的

難しい

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ZAC-BEE

1.5うーん

ひでさん
2019年8月11日
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鑑賞方法:映画館

111本目。
お盆休みも関係なく、明日も仕事かと思うと。
で長いの覚悟の上で観たんだけど、うーん。
意味のある作品だとは思うんだけど、セリフ長くて、何を言ってたけ?とか、大事などころに入るまでが長すぎだし、入ったら入ったで、不快な感じでね。
起こった事とは言え、うーん。

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ひで

3.0暴力vs非暴力を描く、力のこもった残念作

Imperatorさん
2019年8月11日
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鑑賞方法:映画館

2時間におよぶ長すぎる前置きの後、ようやくクライマックスが花開くかと思ったら、あっさりとエンディング。期待が大きかっただけに、残念な映画だった。
前置きの多くは、過激派が次第に排除され、法的には弾圧されるいわれのない、非暴力主義の集会であったことを強調するために費やされたが、あまりにもこの前置きは長すぎると思う。

王制打倒でも教会批判でもなく、ただ「一人一票」(ただし男のみ)を求める民衆。しかし、その描かれ方は、単に貧乏して集会しているという感じにすぎない。
一方、ふんぞりかえる国王、貧民を人間扱いしない判事など、支配者層(特権階級や資本家や法律家)の描かれ方もプロトタイプ的で、例えばナポレオン戦争後という時代背景を感じさせるものではない。
多数の人物を登場させたわりには、誰一人として満足に描かれておらず、歴史ドラマとしては深みが全くない。あたかも箇条書きされたキャラの設定書を読まされただけの印象だ。

テーマからすれば、事件後の展開も含めて、6時間くらいのTVドラマが妥当だろう。しょせん、2時間半の映画で描ける内容ではなかったのだ。
力のこもった、しかし、どこをとっても中途半端な作品と言わざるをえない。

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Imperator

2.0垂れ流し

Bacchusさん
2019年8月10日
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怖い

興奮

ナポレオン戦争の4年後、1819年8月6日にマンチェスターのセント ピーターズ フィールドで起きたヘンリー・ハント率いるマンチェスター愛国連合の大衆集会で起きた民衆弾圧事件「ピータールーの虐殺」とそれに至る話。

この出来事があったことは知っていたけどレベルで鑑賞。鑑賞後調べたたら公称では死者3名、負傷者15名とのこと。

悪政と参政権を巡り労働者階級で起きた小規模な集会を繰り返し蜂起する様子に治安判事達の腐れっぷりを織り込んでみせて行く流れ。

一つ一つの演説は熱く惹かれるものがあるし非常に面白いのだけれど、演説、演説、演説と治安判事達の会議等を繰り返し2時間近くみせられてダレてくる。

少しずつ進展して行くのはわかるけれどそこまで重ねないと行けませんかね?

残り20分、いよいよセント ピーターズ フィールドでの集会が始まるけれど、終わり方が唐突だし、民衆側のラストが記者達のそれだけって…。

90分ぐらいでみせてくれて、その後の記者達や世情のことをエピローグなり字幕なりで少しでも語ってくれたらね。

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Bacchus

5.0忘れてはいけない過去がある

2019年8月10日
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悲しい

知的

難しい

イギリスの暗黒歴史
マンチェスターで生まれ育った
マイク・リー監督も知らなかったとか。

民主政治なのに民意が届かない
そのやるせなさをデモにぶつける人々
現状の苦境をなんとかしたくて
言われるがままピクニック気分で
デモに参加する労働者たち
英雄に多額の褒賞金を支払うのに
庶民の困窮には見て見ぬふりをする政府
俯瞰した視点で群像劇を見渡していく。

政治に民意がしっかり反映されているか
投票率の低さは何を意味しているか
我々個々に考えるきっかけとなる一本。

……………………………………………………………………………
2019.8.10 TOHOシネマズシャンテにて1回目
大好きな「プライドと偏見」と同時代の英国
底辺層の大いなる苦難があってこそ
片田舎の中流家族の恋愛沙汰が
成り立っていることを痛感する。

黒煙を吐き出す煙突に煤けた町中
当時の人びとの生活を
圧倒的なリアリティを以て再現
不満をぶちまけつつも
暮らしの向上を諦めかけている庶民を
言葉で鼓舞する活動家たちが勇ましい。

市民を顧みない権力の不気味さ
いつの世でもどこの地域でも
その可能性の種はいくらでもある。

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しげぴい

4.0踏み潰されたイギリス民主主義の萌芽

2019年8月10日
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鑑賞方法:映画館

マイク・リーも今年(2019年)で76歳ですか。一作一作を大事に観ていきたいですね。

今作は「ピータールーの虐殺」の映画化。英国史に疎いのでやたら勉強になったし、素直に感動した。

1815年のワーテルロー(ウォータールー)の戦いに勝利しナポレオン戦争を終結させた英国だったが、国内では労働者たちが貧困に喘いでいた。そして1819年、困窮したマンチェスターの民衆たちは、貴族や富裕層のための政治を改革すべく大規模な集会を開くが……

集会に至るまでの労働者たちの思い、そして弾圧する側の思いをじっくりと描くことで、クライマックスの説得力が増した。

それにしても、たった200年前だというのに……民主主義から遥か彼方にあったイギリス。労働者に選挙権はなかった。

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エロくそチキン

2.5歯切れの悪い史実

2019年8月10日
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鑑賞方法:映画館

前世紀のイギリス版天安門事件とでも言えばわかるか?

今の時代にこの映画が作られた意味…
特権階級・富裕層が政治を好きなようにし、全体主義がはびこり、庶民は国に仕えろと命令する時代。
国と為政者はイコールではないはずなのに、政権に逆らうことが国に逆らうことと問題をすり替え、国民を虐げる。

権力者による民主主義の否定は、イギリス、アメリカ、日本など、世界中で起こっている、という痛切な嫌味というか、危険な状況の指摘のために、この映画は作られたと思いました。
政治的メッセージ成分が多くて、重い。

この時の史実としては権力者勝利で終わったため、映画も歯切れの悪いラスト。
だから、エンタメとしては、つらいかな。

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コージィ日本犬
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