「伝説のジュディ・ガーランド」ジュディ 虹の彼方に 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
伝説のジュディ・ガーランド
彼女は伝説だった。
彼女には才能があった。
黄色のレンガの道を歩き
いつしか虹の向こうの世界へ
スポットライト・薬・虚無
荒れた生活から会社をクビになり
それでも最後まで諦めず
映画「スタア誕生」で復活
再び脚光を浴びるが…
すでに人生は狂っていた。
物語は彼女の最後の時を描く。
圧巻は最後のステージ。
伝説は変えられない。
事実も変えられない。
真実は分からない。
それが悲しい。
伝説の中のジュディをレニー・ゼルウィガーが演じた。体の傾け方、唇から頬にかけた表情、瞳の中の光と闇、映画の中の彼女はジュディ・ガーランドだった。それほどレニーの演技は賞賛されるべきものだった。
夢見るドロシーは幸せだったはず。
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ジュディが亡くなった5年後、MGMから同社の黄金期を作ったミュージカルの集大成となる That's Entertainment! という映画が公開された。ここでのジュディの扱いは特別で、絶賛され記憶に留めるべき存在の位置にいた。出演していた娘ライザは「ママは黄色いレンガの道を、どこまでも夢に向かって歩いていたのよ」と語っていた…。
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