劇場公開日 2020年3月6日

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「ジュディ・ガーランドについて知っていることはほぼ0。なので映画に入...」ジュディ 虹の彼方に ワイルドとみまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジュディ・ガーランドについて知っていることはほぼ0。なので映画に入...

2020年3月21日
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鑑賞方法:映画館

ジュディ・ガーランドについて知っていることはほぼ0。なので映画に入り込めるのかなぁとちょっと心配でしたけど、レネー・ゼルウィガーの歌声と、まばたき忘れたの?と思わせるほどの圧倒的な“目”に魅せられましたし、作品としても見応えあって、付けていたマスクが涙で浸ってしまうくらい号泣させられあっという間の2時間でした。

ジュディがこれほどまでにボロボロの状態になって苦しみながらステージに立っていたとは思いもよらず、辛くて、悲しくて、、
劇中では、錠剤の中身が何とは言って無かったですが、「元気になれるけど、眠れなくなる」といったらアレしか無いじゃないですか。そんなモノを若い頃から飲まされていたら……。
それでもステージに立つジュディは素晴らしかった。朦朧とした状態はハラハラさせられたのに、ひとたび彼女が歌い出せばステージを観に来たお客さんを一気に虜にしてしまう。もちろん僕も虜になりました。
彼女の事を知らないのでどこまで事実に沿った内容なのかわからないんですが、悲しい私生活のなかにも幸せな時間があって、その演出がとても良かったなぁ。
コアなファンのカップルとの出会い、
マネージャーとバックバンドのピアノマンからのお祝い🎆そしてルームサービス♡
ミッキーとの時間は、子を持つ母でありながら、一人の女性としての幸せなを噛み締めているのがよく伝わってきて、、ジュディめっちゃ乙女だったし。
ミッキー、あごの主張の強いイケメンだなあと思ってたら、ララランドのフラれちゃった彼でしたw
レネーはとにかく凄かった。
目の表情も口元の表情も細かな表情も、全てが完璧。レネーの面影はどこにも無かったですからね。
そして歌唱力!
エンドロールの曲のタイトル全てにレネーの名前があって、あの素晴らしい歌唱力の全てが彼女のパフォーマンスだったと驚愕。
オスカー獲得は必然でしたね。

静かなエンドロールは、
ジュディを偲びながら再び涙でマスクを濡らしました。

とみまる