「スターの晩年」ジュディ 虹の彼方に Yojiさんの映画レビュー(感想・評価)
スターの晩年
思った以上に重い作品でした。最近のクィーンやエルトン・ジョンの映画のような軽快なミュージカルシーンは全くなく作品カラーはかなり暗いです。
亡くなる数か月前のロンドン公演(ディナーショー)をメインに描いているので、その頃のジュディは精神的にも肉体的にも疲弊して壊れかけてます。
それでも一流の天才エンタテイナー。アカデミー主演女優賞のレネー・ゼルウィガーの演技は見事です。
やつれてボロボロになっても堂々と歌う姿は胸を打ちます。
17歳で売れた当時からダイエットや薬で身体をギリギリのところに追い込み、人生の後半は肉体も精神も限界で病むのは業界の古いしきたりを守らせていた当時の大人たちの責任ともいえるかもしれません。
47歳で散ったハリウッド黄金期のスターの晩年の生き様をご覧ください。
ラストの満足した笑顔は心に響きます。
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