「心というものは、どれくらい君が愛したかではなく、君がどれくらい人に愛されているかによって判断されるのだ」ジュディ 虹の彼方に Ryoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
心というものは、どれくらい君が愛したかではなく、君がどれくらい人に愛されているかによって判断されるのだ
オズの魔法使いも見たことが無い。ジュディも昔のゲイアイコンくらいしか知りませんでした。
最近の伝記映画(ボヘミアンやダリダ等)は本人の曲を使っていますが、この作品に関してはレネー(演技と歌唱)にしかできない映画でした。
また、アーティストとしての盛者必衰にスポットを当てエンドストーリーに向けて、ただ進んでいくだけの映画とは違い、逆に落ち目になってからのストーリーにフォーカスされているので人間味が最も感じやすかったです。なので、映画としての説得力は違いますよね。
これが主演女優賞並みの演技なのかと言われればイエスとは言えませんが、ジュディーの分までもレネー(実力で)が主演女優を勝ち取ったと言われれば納得です。
ライザミネリから認めてもらえない(映画なので脚色もあるでしょうが)等の問題もありますが、ステージが人生だったジュディにとって、レネーが演じることによって現代の人々にも素晴らしさを伝えてもらえる伝記映画としては良かったのではないでしょうか。
いい映画でした。
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