「自伝を書けない悲しさだけ……」ジュディ 虹の彼方に Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
自伝を書けない悲しさだけ……
ルイス・バート・メイヤーとジュディ・ガーランドのやり取りから映画の幕が開く。
こんなことを口に出せば自分自身どうかと思うが、彼女ジュディ・ガーランドの事を亡くなってから多くの伝記作家が取材の対象にした人。当然のこととして、彼女の周りの親族や元夫や映画・音楽関係者はもちろんのこと事務所の方たちからも聞き取りはされたが、それを拒む人が多い場合、その作家たちは、どうするかというと対象の相手の負の部分だけを誇張し、面白おかしく書き立てる。
こんなこと今更と思えるが、昔、映画会社MGMのミュージカル映画の敏腕プロデューサーで数多くの音楽作品、例えば”雨で歌えば”などの製作で知られるアーサー・フリードという人。この人、映画「オズの魔法使い」で当初は、シャーリー・テンプルが演じる予定であったけれどもジュディ・ガーランドが抜擢された表向きの理由は、映画会社MGMとFOX社との契約のもつれとなっているが、実際はアーサー・フリードが、通称: 'adventuresome casting couch'でもって、当時11歳であったシャーリー・テンプルの前でおち〇ちんを露出したことが原因となっている。そのことは1988年に出版されたシャーリー・テンプルの自伝”Child Star”の中で記述されているので世間には公開されているが、彼の死後13年が経ってから出版されているのは何故か? つまり彼女は彼の死を待ってから発表している。
主演のレニー・ゼルウィガー。1968年当時の記録映画や”Tonight Show”などのトークショーなどから、お勉強されたかもしれないけれど誇張しすぎるているし、背中をのけぞる姿は、どうしてもいただけない。
ある人が、こんなことを言っていた記事が目に留まる。
”なぜ女性を安らかに眠らせるための品性を持っていなかったのか疑問に思う。”
.....と
BBCが作った映画なんて、ダイヤをきれいに思えない者からすれば”ただのゴミ”