「使徒」アンダー・ザ・シルバーレイク U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
使徒
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どおにも無軌道な作品というか…さっぱり分からん。
色々伝えたい事はあるんだろうが、それを読み解いてやるほど俺は親切な客ではない。
社会的に底辺な男が主人公。
その彼を肯定していくような形で話しは進む。
次のステージとでも言うのだろうか?
今、目の前にある常識は植え付けられたもので真理ではない。みたいな事なのだろうか?
世界をコントロールしている存在みたいなものが居て、選ばれた民なのか特別な人なのか、それらの人には啓示があって導かれたりするようなのだが、その存在は出てはこない。
そんな宇宙の摂理みたいなものに傾倒していく、ただの青年を好演していたのは流石とも思うのだが…いかんせん、この作品を良しとするには、俺は俗世間に揉まれすぎてるようだ。
詰まるところ…勝手にやってろと思う。
崇高な志があるのだろうが、どおにも大きなお世話で…イかれた大人達の自己満足のようで、気持ち悪いったらありゃしない。
俺には無駄な時間でした。
ただ、
ちょっと音楽と照明がレトロな雰囲気で…音楽は耳障りではあったのだけど、照明の感じは、現代でありながらも時間軸がズレてるような感じもあり楽しかった。
後はイマジネーションが欠落していく程の情報量が蔓延している事を知った。
放置された土管の奥に冒険が待ってない事が周知の事実である事に寂しさは感じる。
その廃れていく妄想力へのエールとか、暴かれていく世界への反抗とも思えば、まあ、悪くはない。
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