「解釈は人それぞれに」アンダー・ザ・シルバーレイク 居眠りんタカちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
解釈は人それぞれに
正直、まともに予備知識を入れずに観に行ったがそれが良かったのかどハマりした。要所要所で出てくるフレーズや小物は現代なのに、どこか古くさい感じを漂わせた作品。解釈は人それぞれに任せているのもまたいい。時計じかけのオレンジを始めてみた時のような衝撃を受けた。
以下自分なりの解釈
主人公の部屋のベランダから見えている景色や部屋に
ある物が、ストーリーとリンクしている所から実は、
主人公は部屋から出ていないのではないか。
マリオやゼルダはどちらも姫が出てくるからそれとサラをダブらせているのでは。花火はマリオのステージクリア後に上がる花火で。
最後の方に出てくる富豪の老人がボスでそれを倒すことで姫を助け出す鍵が手に入り(サラのアンクレット)、ラストにつながっていく。
鳥カゴの中の鳥は救いを求めている姫とダブらせていたが実は、それは自分だと分かり虚しくなった彼は魔女風のおばさんに抱かれることで、過去の自分と決別したのではないか。
以上が全て妄想の副産物でこの物語にでてくる人物は文字通り一切存在せず、監督の夢でした。みたいな感じなのかなと。
とにかく夏のアクション映画祭りに飽きた秋口にぴったりな作品だと感じた。
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