ハンターキラー 潜航せよのレビュー・感想・評価
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みんな大好きB級アクションの佳作!
「バトルシップ」の系譜に並ぶ、力業系のアクション映画。既視感溢れる展開だけど、だからこその安心感がある。どんどん広がる大風呂敷にハラハラしつつ、最後は「そういうオチか!」とニヤニヤした。いくつかフレッシュな描写もあったし、潜水艦ものとしての約束事もキッチリ押さえられていて、十分に満足できる娯楽映画になっていた。
ミリタリー好きにはたまらない☆
感動してしまった自分にびっくり
予告編を見てまあまあ楽しめるレベルかなと思っていたのですが、最後は、感動して目が潤んでしまった自分にびっくりです。
ジェラルド・バトラー演じるジョー・グラスは、士官学校も出ていなくて潜水艦一筋の叩き上げの艦長ですが、艦長として最初の熱いあいさつで、艦員の心を掴みます。たまたま、ロシアに近いスコットランドの基地にいたために危険な任務に向かうことになります。ロシアのクーデター劇は、ちょっと安っぽいけれども、そこはアクション映画なのでおいておいて、監禁されているロシア大統領を特殊部隊と一緒に救出するという荒唐無稽な任務に向かうことになります。
潜水艦が潜水していくシーンで、艦員がマイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティーのような地上ではありえない姿勢になり、びっくり。そして、超高感度の機雷がある航路では、しゃべることはおろか、物音もたててはいけないという、超緊張状態になります。ドント・ブリーズ、クワイエットプレイスと同じで、劇場内でも音をたててはいけない縛り状態になって、緊張感を共有できます。緊迫した中、ジョー・グラス艦長とロシアのアンドロポフ艦長は目と目で語り合って、相手との信義関係を築きます。海の男同士の魂のぶつかり合いの後に、感動のラストが待っています。
これぞ男な映画
叩き上げ艦長、大活躍!
潜水艦という視覚が使えず、音のみで状況は判断しなければいけないと緊迫感、目に見えない魚雷が迫る恐怖感、敵陣内に潜入する緊張感(これは話のボリュームのしてはオマケ程度だったけど)が一度に体感できる良作だった。
叩き上げの艦長の判断がバシバシはまっていくストーリーはご都合主義的ではあったけど、痛快で楽しかった。副長が猛反対する決断が後から伏線のごとく効いてくるストーリーもよかった。最後、ロシア艦隊がアーカンソーを救う砲撃をしたシーン、グラスとアンドロポフがたたえたあって別れるシーンは、自然と涙が出た。
英語が分からないふりや、一部ロシア語が出てきているのに、ロシア人同士の会話が英語だったのに違和感が、、
ジェラルドバトラーさんは、ジオストームとか、エンド・オブ・ホワイトハウスとか、華があるわけじゃないけど、渋カッコいい役が多くて、役得ですね 笑
ミリタリー萌え⁉️
AIとかハッキングとかドローンとかを駆使したアクションも好きだし楽しいのですが、心底からは理解が出来なくてなかなか馴染めない人(勿論、私のことだ!)にとってはフラストレーションが溜まらずにとことん楽しめると思います。
映画の出来とは直接関係ないのですが、陸軍っていつも損な役回りをさせられてませんか?
バタバタと撃ち殺されるのは陸軍兵士ばかりだし、大統領救出に活躍した特殊部隊の所属は陸軍直属ではなく海兵隊とかの別組織のような気がするし(違ってたらすみません)、暴走する反乱分子や担がれる将軍や大臣も陸軍系の場合が多いような印象があります。
空軍はトップガンのイケてるイメージが強いし、海軍はこの作品でも相変わらず格好いいし、「海の男」同士だからこそ分かり合えるという締めくくりも納得してしまったし。
陸の男同士で分かり合える、という言い回しはあまり聞かないし、字面的にもなんだかBL的なイメージが湧いたりしそう。
自衛隊で、災害発生時に活躍される方や海外派遣で現地のインフラ整備に携わる方は陸上自衛隊の方が多いと思います。映画を見てお気を悪くなさらないでくださればいいのですが。感謝の気持ちはいささかも変わりませんので。
潜水艦映画ではなかったけれど
シンプルでツボを押さえた潜水艦モノ
運命を他者にゆだねるのは・・・
信頼、決断そして男気
どうしてオレ達は、こんなにもバカなのか。
どうして、こんな馬鹿な話に夢中になれるのか分からない、とか。全然面白くないし下らない話だった、とか。現実には有り得ない話なのに、何が面白いの、とか。
昔の彼女や女房に、そんなことを幾度となく言われて来ました。要するに、アナタは馬鹿なの?と、俺に向かって言っているだけなんだが、言い返せません。本当に馬鹿だから。
この映画、無茶も無理も軽く100mはオーバーラン。話はデタラメな域に入ってます。ただね、もうね、この手の映画を定期的にスクリーンで見ないと酸欠で死んじゃう、みたいな体質になっている俺。やっぱり馬鹿なんだと思うし、「ガキのDNA」なんだと思う。
潜水艦が潜行して行く姿、水中を進む魚雷、破裂する氷塊、ヘッドホンをしたソナーが並んだ狭いデッキ、ごっついスナイパーライフルを抱えた特殊部隊、などなど。一つ一つに、何故かやたらワクワクする。ロシア側の寡黙な友情返しに無言の恩返しとか、カッコ良くてたまらん。
劇場の大スクリーンを前提とした、画の造り、レイアウトのセンスが好き。絶対に劇場で観るべきです。
土曜日のレイトショー。男だらけの客席でした。いやいや、同類が多くて嬉しい!
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4/15追記
ジョー・グラスは、スコットランド北部の高原で、鹿狩りをするシーンで登場します。牡鹿を射程に捉えながら、矢を射ることなく収める姿は、「Deer Hunter」のマイケルと被ります。映画本編を通したジョー・グラスの行動から、この冒頭シーンは「Deer Hunter」のオマージュだったと確信。
「Deer Hunter」は「人はどれだけ美しく生きられるのか」を描いた映画(個人的解釈です)でした。「美学」を貫き通したジョー・グラス。それに応えたロシアの「海の男達」。この、地味ぃ~~な「造り込み感」。もうね、ここが最大の萌えポイントでした!
艦長としての信頼の証し
潜水艦モノに外れ無し
ロシアで起きたクーデター。戦争を回避するため、ハンターキラーには、究極のミッションが命令される。
潜水艦モノは外れがないと言われますが、この作品もその例に漏れません。なんで、潜水艦モノが外れないかと考えてみたんですが、周囲の状況がわからないと言う究極のサスペンスなんですよね、潜水艦って。だからかなぁと言うのが、ひとまずの結論です。
物語のリズムが良いですね。次々と、話が進んでいって、中々気持ちが良いです。
物語の結末は、まぁ、若干都合がよすぎると思わないことも無いですが、あそこまで絶体絶命の状態に追い込まれたら、ああいう解決法しか無いのかな。
統合参謀本部議長が、やたらと好戦的なのは、どうなんでしょうね?実際には、もう少し、リアリスティックにクールに状況を判断して、軽々に戦闘に入るような事を選ばないような気もしますが?
久しぶりの潜水艦モノ
2019年上半期の掘り出し物
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