ハンターキラー 潜航せよのレビュー・感想・評価
全313件中、121~140件目を表示
名も無き人間たちに敬意を
貴様!なんだその大味な話の核は!
なんだその綺麗ごと全開な人情主義の対処法は!
好きだ!ありがとう!泣けるぜ!なあ!そうだろう!?そういうもんだろう!?
息を飲むこと十数回、息を止めること数回、息が詰まること数回。
海の中と宇宙空間の中は、その場所は正反対だけどもよく似ているなとふと思う。
直径数十センチの穴が命を奪う。行き場も無く漂う死体。
しつこく追ってくる魚雷から逃げるため、障害物だらけの海の中を縫ってギリギリの加減で急旋回する決断。
もう一瞬一瞬がスリルに溢れていて、心臓をバクバクさせながら観ていた。
アメリカvsロシアという、ちょっとヒヤヒヤする設定。
ストーリーの本筋は正直だいぶ苦笑もの。
ご都合主義は当たり前。
攻撃主の言動が非常にふんわりしていて説得力に欠ける。そんな無茶な反乱が今時あるか?権力目的って何?権力って何?
でもそれでいい、それが良いのだ。
物語の整合性だとか、伏線がどうとかこうとかどうでも良いんだ。そういうことじゃないんだ。
まず潜水艦のかっこよさと艦長のかっこよさをアピールすること、そしてとにかく多くの個所にスリルを散りばめて退屈させないこと、何よりも大事なものを思い出させること。
なぜ人間は忘れてしまうんだ。
敵vs味方の集団対集団の中に、人間対人間の血の通ったやり取りがあることを。
目的のためにただひたすら消費されていく兵士たちの一人一人に名前と顔と人間関係とそれまで生きてきた歴史があることを。
艦長の人情主義で理想論的な方針はあまりにもお綺麗すぎる気もするけど、これくらいハッキリ示してくれると嫌でも実感するじゃない。
人間って愚かだけど、そう悪いもんでももないじゃない。性善説、勧善懲悪、上等上等。
潜水艦の外から中のギミックやそれを動かすために一人一人が働くさまを惜しげもなく披露してくれる。
意外だったのが、潜水艦だけにとどまらず、陸の少数機密部隊や双方の本部の切羽詰まり具合も丁寧に描いていること。
特に機密部隊の四人の健闘には強く拳を握った。
マルティネリ…!隊長…!ロン毛…!ひげ面…!そしてオレグ!「くたばれ」は胸がギュッとなった。
敵対する立場の両者が手を組む展開にグッとくる。
今ここでは同志だから。
海中と陸上でおなじことが起きているのもなかなか昂るものがある。
ほらみんな分かってるんだよ。ちゃんとわかっている人は案外多いんだよ。気付かないだけで。
本物の「権力にものを言わせる」シーンも好き。威厳大事。
ソナーや戦いの際の音はかなり重要なはずなのに、安っぽい壮大さを感じるBGMがやたらと鳴り響いていたのが気になった。
さすがに静音の時は止んでくれるけど、例えば戦闘の時や追われているときももう少し引き算してくれるとより入り込めたと思う。
出陣の時に挟まれる資料映像みたいな画質の映像、これはこれで雰囲気あったけど普通に高画質で迫力ある映像が観たかったかも。
というか全体的にCGは粗めに感じたし、それなりにお金かかっているんだろうけど何故かB級映画の親しみを感じた。いや良い意味で。
マルティネリと副長とパークと機密部隊のロン毛とヘッドフォンの男性が好き。
潜水艦、駆逐艦、戦闘機、生身の作戦実行などの雄々しいロマンを大きく感じる。
更にはイケおじからシャープな若者、王道ホワイトにアジアンにブラックに混血などさまざまなかっこいい男が観られて、乙女の仄かなスケベ心もそっと満たしてくれるのが嬉しい。
特に誰も脱がないけど。
潜航の際の斜め立ちがめちゃくちゃかっこよかった。
電車で揺れた時もあんな風に腕組んでどっしり背筋伸ばして凛とした顔をしていたい。
敵味方関係なく、ただただ死んでいくモブが少し悲しかった。
命令のために息絶えた名も無き人間たちに敬意とお悔やみを。
映画好きで良かったと思うのはこんな良作に出会えた時
映画好きで良かった。久々にそう思える作品。
だって映画じゃないと、急速潜航して体が後ろにのけ反る潜水艦乗りの映像なんて生涯見られないからね。わたしが映画を好きなのは、現実には見られない、ありえない事件の目撃者になれる、そんなところかも知れません。
叩き上げのグラス艦長率いる米原潜アーカンソー。副長に、いかにもキャリアっぽい線の細い俳優をキャスティングするのがツボを押さえてて良し。そういうの大事。
開始1h後からは怒涛の展開。何やら政治的に騒がしい陸にも負けず劣らず、海の底も騒がしい。ロシアの潜水艦長を助け、ロシア大統領を助け、アーカンソーは生き延びる為にもがく。
潜航せよ、ナマズのように動かず、息を殺して姿を消せ。ここは眼を封じられ、音しか聞こえない静寂の世界。艦と乗員を守り、生還するのが至上の命題。
肝の据わったグラス艦長格好いい!ついて行きます。武器も艦も海も最高にクール! 劇場を出た瞬間、張り詰めた緊張から放たれてどっと疲れが…。
海中と陸上で繰り広げられる男たちのやりとりに興奮
ウーラ!アーカンソー!
けして裏切らない軍人魂
最初からハラハラドキドキの映画ですよ👌
敵に見つからないように息を凝らして潜水するのは観ている方も知らず知らずに息をとめていました。
ミサイルで攻撃されて着弾する時はもうダメだと思いましたよ✨ところがロシア駆逐艦の部下は裏切らない素晴らしい軍人でした。
デートには不向き!?
令和元年1本目の記念すべき映画鑑賞は、大好きな潜水艦映画。たまたま某レビューを見てて、やけに点数が高く評価イイなぁ〜と思いつつ、『北米で大コケ・・・』とか、宣伝が少ないとな、上映館が少ないとか、吹替版がやってないとか、スクリーンが小さいとか、気になる点は多々ありながらも、昨年同様GWの予定は全くナシなもんで、4連休初日の朝1の7:40からの回で観て来ました。本アプリの投稿を遡って見ると、昨年のこどもの日はガンダムだったなんて懐かしい。ハンターキラーは、小説を映画化した作品ということは少し知りつつ、レッドオクトーバーから始まった、私の潜水艦映画の歴史からも、2時間があっという間の大スクリーンで観て良かった映画でした。某レビューの評価も納得です。
タイトルなし(ネタバレ)
☆☆☆★★★
ジャンルの頂点に君臨する『眼下の敵』を始めとし、『Uボート』『クリムゾン・タイド』『レッドオクトーバーを探せ』等。
映画ファンにはお馴染みの言葉。
〝潜水艦映画に外れなし〟
…とは言いつつも、たま〜に『ローレライ』だったり『真夏のオリオン』等の屑作品も出ては来ますが(。-_-。)
そしてここにまた1つ、潜水艦映画の佳作が登場。
(もう一度)…とは言いつつ。『眼下の敵』の様な、駆逐艦との知力を尽くした攻防で有ったり。『Uボート』の様な、閉鎖的な状況下でのサバイバル等とは違い。ひたすらエンターテイメントに徹するハリウッドムービーで或る事は理解しなければいけないでしょうね。
従って、上記2作品の様な潜水艦映画を志向する人には、今ひとつ好みに合わない様な気はします。
大体、潜水艦映画に於ける定石と言える。駆逐艦からの攻撃や、機雷群を交わしながら進む。手に汗を握る攻防は、ほぼ前半部分で済ませてしまい。中盤部分の『ナバロンの要塞』ばりなコマンドー部隊の活躍に、作戦の命運が握られてしまっている為に。既に完全なる潜水艦映画とは言えなくなってはいる。最後に迎える運命も、相手任せなだけに。観ていて、ちょっと都合良く見えてしまう辺りには少しだけ不満を感じない訳では無いです。はい(u_u)
もう少し絶望的な状況下に置かれても。主演のジェラルド・バトラーは、それでもユーモアを忘れない指揮官…とゆう設定で有ったならば。もっと面白くなったのでは?…との思いはしますけど。
まあ!(3度目)…とは言いつつ。こちらは、ひたすら2時間を楽しく観られたから全然OKなんですけどね(^^;;ホントか?(本当です)
2019年4月16日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン7
陸・海・空
昔、眼下の敵って、
部下おもいの上司が沢山いた
海底の無音場面は私も息を潜めた
アメリカ陣営がみんなカッコ良くてロシア側は個性派揃いみたいな表現に見えた笑
アメリカもロシアも艦長がかっこよかった あんな上司いいなぁ
めちゃくちゃ面白かった!観て良かった作品でした
国を超えた男のプロフェッショナル魂に泣く
ドラマじゃなく、型、だけがある。
NSA?のキレ者風のお姉さんが出てくるけど、結局、あんた誰なのさ。少将は、雨の中で、自ら大将に秘密報告しちゃったりするけど、どういう関係なのさ。あっ、女性が大統領なんだ。
それっぽい人達が、それっぽく立ち振る舞うんだけど、特に説明はなし、という珍しいスタイル。テレビシリーズのスピンオフかと思うほど(違いますよね?)、どこかのテレビシリーズで見た風の人が、どんどん出てくる。
なので、そこにドラマはなくて、こう来たら、こうなる、という型だけがある。ここまで徹底してると、わざとやってんだろうなあ。
型と爽快感の映画。
反発していた副長も、艦長の見事な判断に、お見事でした、とすぐ握手。そこは、もっと、なんかあんだろ〜、と思っちゃいけないんでしょうね。
好きな人は好きなんでしょう。凄く面白いよ!と評判を聞いて見に行きましたが、あまり楽しめませんでした。
あと、ロシアの基地の警備はザルすぎるし、銃撃戦の時の急ズームの連続は何なんだ。駆逐艦の艦長は、どこ行っちゃったんでしょう。ちょっと、雑なところも目立ちました。
全313件中、121~140件目を表示