若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
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成長譚
予備知識なしの初見です
レビュー欄が割と高評価だったので観に行きました
絵柄からはかけ離れた印象の内容でした❇︎オバケからもらった魔法の力で旅館と地球の平和を守る女子小学生のハナシではありませんでした
導入部の交通事故で鬱展開を予想したのですが、PTSDの描写はあるとして全体的には重くはならずに、要点を子供視点にして物語を展開したので作品の世界観に引き込まれましたね
ラストで鬱展開の要素もちゃんと回収されて(そこ引っかかる人はダメを出すかなとは思いますが)、健気に前向きに生きる小学生を描くという事であればそれにのっかって楽しく観る事ができました^ ^
そこら辺ジブリっぽさもありましたね
旅館の客で来た鬱々しい男の子キャラを一所懸命に励ます事で、キャラ的にも話的にもカウンターを当てる事になりますし、ライバルキャラのピンフリも出番が短い割にキャラがたってたし、これは話数があればもっとエピソード作れる作品なんですねえ
オバケはアクセサリー的な立ち位置もありますが、この映画に関してはいないと困りますね(^_^;)
最後、見えなくなっていくくだりは他作品とのデジャブも感じましたけどこのオヤクソクは受け入れます
でも交通事故はあまりにも重すぎて現実的すぎて作品の取り扱いとしてはどうかなとは思う
あっさりめ
良い評判がちらほら伝わってきたので鑑賞。 結果から言うと自分にはあまり。。 若おかみの成長話なのかと思うけど、最初からかなりしっかりしてるし、料理もできるし。 お別れで泣けそうだと思ったら、意外にあっさりしていて泣けず。 どうしてお別れになるのかの理由も良くわからなかった。
ポロポロ泣いてしまった
様々なサイトの感想を見て、「本当に感動するのかな?」と半信半疑で行きましたが、とても良かった。映画で泣いたのは久しぶりです。
最初はおっこが両親の死をあまりにも簡単に受け入れている?と思っていたのですが、ストーリーが進むにつれ、おっこはただ両親が死んだことをまだわかっていないのだと。
そしてそばにいる幽霊たちは、命の大切さを教えてくれます。
前半は衝撃から始まり、のほほんと。おっこの成長が描かれますが、最後にかけては本当に引き込まれて、涙がポロポロ零れました。
生きることって何か、すべてが込められていると思います。
あと、料理が美味しそう!(笑)時間帯もあってかお腹が空きました。
大人子供問わず、観てほしいです!
名作!
原作は累計300万部の児童文学作品で、テレビアニメも放送されていたらしいが、そんなことは全く知らなかった。 ましてや絵柄からして、どう見ても子供向けのアニメでしょ? 興味はないし、気にも止めていなかったのに、ある方が大絶賛されていたので、上映最終日に騙されたと思って観に行ってきましたよ。 子供向けと侮るなかれ。 感動半端ないって。 凄いです。 ヤバいです。 これは観るべき作品です(キッパリ)。 内容については一切触れません。 水樹奈々と山寺宏一の声が個性的過ぎて、度々本人の顔が浮かんできた以外は文句無し。 それを差し引いても100点満点ですよ。 一夜明けた今でも、感動の余韻から醒めないし、思い出すだけで目頭が熱くなる。 こんな素晴らしい作品が子供だけではもったいない。 普段あまり映画を観ない人も、アニメが苦手な人も、食わず嫌いな人も、親子でも夫婦でも、恋人同士でも、もちろん1人でも、近くに上映している映画館があったら観てください。 迷わず行けよ 行けばわかるさ ダアァァァーーー!!! くれぐれも、泣ける=良い作品 ではないが、これは泣きますよ。 普段から号泣だの涙腺崩壊などと言ってる人は、タオルを忘れずに。
年度代表映画でもいい感じです‼️
おっこちゃんの両親の加害者がお客で来たときの悲しみや辛さを乗り越えての神対応が胸に刺さりました。私も接客業界の末席に身を置く者としてえもいわれぬ気持ちにさせられたよ。お客様は選べないんだよね。受け入れる姿勢の大切さ尊さを教わった気がしたよ。 グローリーさんやピンフリウリ坊みよちゃんとのからみは観てて心が温かくなったよ。 九州最大級シアターのT-LEX一人で一人ぼっちの鑑賞だったけどおかげで人目をきにせず泣けたよ。久しぶりに構成がどうとかストーリーがどうと言う前に素直に鑑賞できました。この作品に出会えて本当に良かった。 劇場で観れて本当に良かった。 そう思えた作品です。
思ったよりも…
明るいトーンで完全に子供向けかと思ってましたが、意外と重い設定だったんですね、これって(笑) という事でこちらの作品、 正直言うとこの映画最近まで知らなくて、ネットの記事で「感動する!」と絶賛されていて興味をもちました。 なので、あらすじも予告もチェックしてない状態で観ました(笑) ポスターを見た感じでは、ほのぼのと心暖まる系かな?と思ってましたが、思った以上に感動しました! 「さよならの朝に約束の花をかざろう」ほど感動したわけではありませんが、その時以来涙が出ました😢 何故こんなに絶賛されてるかが理解できました! 上にも書いた通り、あらすじも予告も見てない状態だったので、主人公オッコちゃんが両親をいきなり事故で亡くしてしまう展開にはビックリしました。 そしてリアリティ路線かと思いきや、いきなり幽霊の子供が出てくるので最初呑み込めなかったのですが、徐々に慣れていって最終的に幽霊二人の絆を感じ取れて良かったです。 この映画はのっこちゃんの若おかみとしての成長物語といった内容ですが、人との触れあい等も描いたヒューマンドラマでした。 また、劇中には小さい鬼のキャラクターが出てくるのですが、この子が色々と問題を抱えたお客さんを呼び寄せるという能力を持っています。 この作品には悪い言い方ですが「ご都合主義」的な展開も見られました。ですが、このキャラクターの設定が「ご都合主義的展開」の上手いフォローになってると感じて面白かったです。 ただ、全体的にもう少し長く描いても良かったのではとも思います。 のっこちゃんの若おかみとしての修行部分や幽霊として登場するライバルの真月ちゃん姉との姉妹の関係性を個人的に物足りなく感じてしまいました。 子供向けだとはいえ、この映画の上映時間は凡そ90分くらいと比較的短いので、あと10分くらい使ってそれらを描いても全然問題なかったと思います。 あと、劇中で流れる小林星蘭ちゃんの歌が映画の雰囲気に合ってなかったです。 歌自体に文句があるわけでは無いのですが、アイドルアニメのキャラソンっぽい歌は完全にミスマッチだと思います。 また、真月ちゃんが色々と知識豊富過ぎたり、幽霊である真月ちゃんの姉の髪が何故か白かったりと突っ込みどころも少なからずありましたが、内容自体が良かったのでそんなには気にならなかったです。 その中でも、 終盤はのっこちゃんにとって辛い自体に遭遇するのですが、 最終的にそれを乗り越えるのがこの映画で何よりも感動した部分です。 観た方は解ると思いますが、あれを受け入れるのは相当勇気がいることだと思います。 自分は劇中のノッコちゃんよりも10年くらい長く生きていますが、自分が同じ立場だったとしてラストの展開を受け入れられるかと問われたら正直解りません。 もしかすると「許せない」と思うかも知れないです。 なので、それを乗り越えたこの子は本当に凄いです。 凄いな、偉いな、と思うと非常に堪らない気持ちになります。 ですが、その終盤の部分に関しては「あんな辛いことを簡単に受け入れられるわけない」と思う人もいるかとは思いますが、そこは個人的にリアル過ぎるとダメな質なので、全然問題なかったです。 非常に、観れて良かったと思います。 まだ観てない方にも是非ともおすすめします! (余談) これは欠点じゃないですが、劇中に出てきた占い師の女性に一言言いたいです。 「温泉は潜ったり泳いだりしてはダメですよ!」
人生で大切かもしれない、死別の克服
火曜日12:15の回を見ました。 観客を泣かせに来る映画の、今までに見た中で、五本の指に入りました。 最初のほうで男の子のおえつにもらい泣き。 それからしばらくしてお化け達の件に泣き。 最後のほうでオッコちゃんのストーリー展開でもらい泣き。
ほっこり号泣(/_ ; )
予告を見てもピンときませんでしたが、話題になっていたので劇場へ。 アニメならではの感動で、ほっこりするし泣ける。 家族で観れる良質な映画。 アニメに興味ない人も騙されたと思ってみてほしい。 もっと注目されていいよ!本当に!
「また明日からもがんばろう」って気持ちになる作品
予備知識0でしたが、レビューが高く、「大人こそ見るべし!」といったお声が多かったため鑑賞しました。 ショッキングな出だし、不安定な状況、慣れない環境、その中でも若おかみとして、最初は危なっかしく、最後には逞しく成長していくおっこの姿に感動しました。 「また明日からもがんばろう」って思わせてくれる作品でした。
2度目はより泣けた
文部科学省推薦の映画を観たなんて40年ぶりくらいかも
テンポがいいし、絵が生き生きとしてオッコの旅館修行を追体験しているようだった。
自分はめったに映画やドラマで泣いたりしないが、この映画には思いっきり泣かされしまった。
2度目は、宇多丸さんの解説を聞いてから見たのでより感動が深まった。現在のおっこ(あかね)をはげまし、未来のおっこ(グローリー水領)に癒やされ、過去のおっこ(翔太)との決別という作りて側の意図がわかった上でも心の琴線が震わされてしまった。
ウリ坊とみよちゃんととは悲しい別れではなく、see you againとして新たなる旅立ちとしてそれぞれが明るい未来に向かっていくところでスパッとエンドロールになったので心地よい余韻に浸ることができた。
沁みます
皆さんの好評価がなければオッサンが1人で観に行くことはなかったでしょう(笑) ありがとうございます。 悪い人がいない作品ではあるが決してほんわかしているだけではない。厳しさはある。 厳しさの中にとても大きな優しさがある。 子供らしい無邪気さがあり、葛藤があり、成長がある。 こういうのは好きです。 過呼吸のシーンだけはこっちまで苦しくなってしまいました。 あと、所作がとても自然で美しく、アニメーションならではのこだわりも感じます。 児童文学が原作ということですが、いやはや、無理なくきれいにまとめてあり大人にも楽しめる作品になっていますね。 脚本が上手なのでしょう。 そろそろ上映館も少なくなってきています。 チャンスがあればぜひとも観てもらいたい作品のひとつです。
“他者”を受け入れるということ
1.アニメとして純粋に面白い!
正直言って観る前は「いかにも児童向けアニメって感じの絵柄で嫌だなぁ……」と思っていました。ノーマークだった劇場版アニメが意外な傑作だったというケースは、過去に何度か経験していますが、さすがにこれはないだろうと。まぁ、要するに完全にナメていたというわけです。
実際に本作を観てびっくりしました。まず、アニメとして単純にすごく面白い。ストーリーは、「小学6年生の“おっこ”が、新人若おかみとして旅館の仕事を手伝いながら、様々なお客さんたちと出会い、成長していく」という明快なものなので、小学校中学年以上であれば、子どもでも十分に理解できる内容だと思いますし、大人であれば、そこに込められた深いテーマとメッセージを読み取ることができるはずです。
また、アニメーションとしての動きの表現が非常に豊かで、純粋に観ていて楽しいです。監督の高坂希太郎さんは、スタジオジブリの『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『風立ちぬ』などの数々の名作で作画監督を担当された方です。本作でも何気ない身体の動きや表情の変化一つ取っても、アニメーションとして抜群に面白く、観ていて心地好いです。先ほど「絵柄が好みじゃない」と述べましたが、しばらく観ていると、そんなことは全く気にならなくなります。
ストーリーもアニメーションも素晴らしいと思いますが、本作の凄みは何と言っても、深いテーマ性と作品が伝えてくるメッセージの素晴らしさにあると思います。以下に、本作の大きな2つのテーマである「“他者”を受け入れるということ」と、「深い悲しみを受けとめ、乗り越えるということ」について詳しく述べていきたいと思います。
2.“他者”を受け入れるということ
おっこは両親とおばあちゃんから「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない すべてを受け入れて癒してくれる」という花の湯温泉の理念を教わり、この教えを若おかみとして実践していきます。「春の屋」には、身なりがボロボロの父子や怪しげな占い師など、数々のクセのあるお客さんたちが訪れますが、おっこはどんなお客さんであっても、心からもてなし、難しい要望にもできるだけ応えようと奮闘します。
このようなおっこの姿を観ていると、本作を観る前に自分が抱いていた偏見さえも見透かされているようで、背筋が伸びる思いです。「絵柄でアニメを判断してはいけない」ですね。
本作が真に素晴らしいと思うのは、この価値観がおっこの言動の全てにおいて貫かれているところです。おっこは、様々なお客さんだけでなく、ユーレイのウリ坊や美陽、小鬼の鈴鬼といった不思議な存在たちにも出会っていきます。ウリ坊が初めて目の前に現れた時には驚いたり、嫌がったりするそぶりを見せていましたが、その後に美陽や鈴鬼が目の前に現れた時には、すんなりと彼らの存在を受け入れています。鈴鬼に庭の草むしりをさせ、美陽に窓ふきをさせて、いっしょに掃除をする姿はなんともたくましく、微笑ましいです。
また、同級生の“ピンふり”こと真月とは、たびたびケンカをしていますが、これも思っていることをちゃんと言葉にしてぶつけ合っているという意味では、決して“拒絶”ではありません。最終的におっこは真月の「お客さんに喜んでもらいたい」という熱意を理解し、ある大事な場面で彼女に助けを求めます。これも「“他者”を受け入れる」ということの一つの形ではないでしょうか。このようにおっこの言動は、「誰も拒まない すべてを受け入れる」という作品のテーマときちんと一致しているのです。だからこそ、本作のメッセージは強く心に響くのだと思います。
3.おっこの深い悲しみの表現
私は本編の内容をほとんど知らずに観に行ったので、冒頭わずか3分ほどのところで、おっこの両親が交通事故で亡くなるという展開に、かなりの衝撃を受けました。よく見ると予告編でもナレーションで「両親を亡くしたおっこが……」とはっきり言っているのですが、予告編ではこの部分を巧妙に隠しているようにも見えます。「おっこが両親の死を受けとめ、それを乗り越えること」が、本作のもう一つの大きなテーマとなっています。
このテーマは終盤まではっきりとは見えてきません。それは、おっこがあからさまに落ち込んだり、泣き崩れたりする場面が出てこないからです。終盤の“ある時点”まで、彼女は一度たりとも涙を流しません。
しかし、彼女は決して両親の死から立ち直っているわけではありません。時折、おっこが空想や夢の中で“まるで生きているような”両親と会話をする場面が出てきて、ハッとさせられます。彼女はまだ両親の死を現実として受けとめられていないのです。
さらに、ユーレイのウリ坊や美陽の存在が、生と死の境界線を曖昧にしています。ウリ坊や美陽のように、おっこの両親もまだこの世に存在しているのかもしれない……そんな気がしてきて、おっこが空想の中の両親と会話する場面を観ていると、楽しいのか悲しいのか分からない奇妙な感覚にとらわれます。
また、最初から最後までおっこは旅館の仕事に前向きに一生懸命取り組みますが、これも彼女なりの“喪の作業”なのではないでしょうか。
「悲しいから、落ち込んだり泣いたりする」のではなく、「その悲しみが大きすぎるから、受けとめきれず、泣くこともできない」──なんと深く生々しい悲しみの表現なのだろうと気付いた時には鳥肌が立ちました。
※これ以降、物語終盤や結末部分の内容にふれています。重要なネタバレを含みますので、ご注意ください。
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4.深い悲しみを受けとめ、乗り越えるということ
これだけの深い悲しみをどうやって受けとめ、乗り越えればいいのか?──本作が提示する答えは、実に明快で感動的です。
物語の終盤、おっこはふいに両親の死と向き合わなければならない場面に直面します。しかし、この時彼女は一人ではありません。胸騒ぎを感じたグローリー水領が旅館に駆けつけ、同級生の真月も、春の屋をサポートするために駆けつけています。グローリー水領が車内で「でも、おっこ あなたは一人なんかじゃないわ」と言います。別段強調されているセリフではありませんが、これまでおっこが様々な“他者”を受け入れてきた姿を観ているだけに、この言葉は強く心に響きます。
一人で受けとめきれない悲しみは、そばで支えてくれる人たちといっしょに受けとめればいいのです。
両親の死を受け入れる覚悟を決めたおっこは、自分よりも幼い翔太を抱きしめ、ここにいていいのだと伝えます。そして木瀬一家を“若おかみのおっことして”旅館に受け入れるのです。
「深い悲しみを受けとめ、乗り越えるということ」と「“他者”を受け入れるということ」──本作の2つのテーマが重なり合うクライマックスには、感動のあまり目頭が熱くなりました。
「“他者”を受け入れる」ということは、これまでも数多くの作品でくり返し語られてきたテーマだと思います。しかし、「子ども向け」であるとか、アニメであるということを抜きにしても、これだけ明快かつ感動的にこのテーマを描ききった作品は稀なのではないでしょうか。
今年一番のダークホース。文句なしの傑作だと思います!
児童文学は侮れない〜
たくさんの方がレビューを書いておられるので簡単に。 原作が大ヒットしている人気児童文学シリーズ! 大ヒットするにはもちろんそれなりの理由がある訳で〜〜 子供がどの位、 実はハードな主人公の設定を受け入れているのかは 子供がいないので想像することしかできないけど 子供に読ませたいと大人が買っている訳だから 親子で共感できる話だと思います。 子供さんがいる方なら絶対に一緒に見て欲しいですね。 @もう一度観るなら? 「子連れで行く人に付いていってみたい」
いま、温泉につかったあとみたいな心地
生命力に溢れた作品でした。 小学生の女の子らしい、真っ直ぐさ、健気さ、逞しさ、脆さ。そういったものが全く嫌味なく、鮮やかに描き出されていて、観ていて素直に力が湧いてくる。 人はひとりでは生きていけない、でも親がいなくても子は育つ。ある種の諦観と希望、それを小学生の日々に描き出すことで、心の陰と陽の両方ともが愛おしく思え、この作品はまるでこの世界を祝福してくれているよう。 映画館を出て見上げた、初秋の夜空に浮かぶ月の綺麗だったこと。そんな余韻を残してくれる映画。 映画館で観るべし。
面白かった
公開期間が再三延長され、ロングランになっている模様。とは言え夜のみ一回上映で、当然大人しかおらず、入りとしてもチラホラ程度。 この映画を一番見てほしいのは小学校中学年女子だと思うが、そこの世代に向けて、どうすれば心に響くか、どうすれば退屈に映らないか。エピソードのチョイスから演出のテンポに至るまで、研究に研究を重ねたのだろう。本屋で見たところ原作のキッズ向け小説シリーズは20巻以上を重ねているが、そこで積み上げられてきた確固たる物語世界の魅力は、荒んだ大人の心にも伝わってくる。 しかし、終盤に現れる家族の設定についてだけは、やり過ぎだし、あんまりだと思った。
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