若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
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見慣れたストーリー展開ではある
まぁ全体としてのストーリー性はよかったが、主人公にしか見えない幽霊といった設定やそこから成長していくという展開が個人的には見慣れたストーリー展開であり、退屈に感じてしまった。 作画風景や吹き替えの仕方なんかも子供向けアニメーションに近いこともあってか若干集中力を欠いてしまった。 決して作品自体が悪いというわけではないが、アニメ映画もわりかし好きなアラサーだが、少し抵抗はあったかな。
グローリー水領に露天風呂で占ってもらいたい。
目がでかすぎるくらいにデフォルメした小学生おっこと真月。どうもこの手の子供向け作画にはのめり込めないでいたのですが、旅館業も順調にこなすようになってからは没入していってしまう。要はおもてなしの心。見返りを求めず、誠心誠意で客の心に沿って接遇するおっこの大人びていく過程が爽やかすぎる。 そんな小6の少女おっこは両親を交通事故で亡くしたことも、徐々に気にならなくなっていくのですが、ある日、腎臓を切除して減塩料理をもてなすために尽くしたときのこと。その客は両親の運転する車に正面衝突した相手だとわかり、押し込めていた心を爆発させる。悲しすぎる、そんな負の邂逅を経験するには幼すぎる。死んだ親の気持ちにもなって、ついに涙腺決壊だ。 水樹奈々が声優を務める真月も高級旅館を仕切るには才女すぎたりするのですが、温泉地春の湯のすべてを背負って立つ一流女将の予感さえ感じさせてくれる。わずか5組の客室しかない旅館を継ぐおっこも精神面で大人になる一瞬だった。 おっさん目線で見ると、やはり占い師の水領が大人の魅力満載で、露天風呂でくつろぐ姿が艶っぽすぎるのだ。子供たちの幽霊もそれぞれ現生に未練があるけど、子供のままの素直さでおっこを盛り立て、旅館ライフを楽しませてくれるが、神楽の舞を踊ってしまうと、幽霊も見えなくなってしまうという。ノスタルジックでもあり、寂しさもあるけど、こうやってみんな大人になっていくんだな~と感無量。と、まだ大人になり切れてないおっさんが言う台詞じゃないな。
久しぶりに、日本のアニメに感涙。
評判は聞いてたけど、所詮アニメでしょ?。なんて思っていた自分に、喝!。 前半は幽霊が見えたり、まあファンタジーな感じでしたが。 宿に来たお客さんの中に、記者がいて。 若おかみのおっこを取り上げたあたりから、ちょっとお仕事要素も入ってきて。 面白くなってきました。 クラスメイトに同じ温泉宿の娘がいて、おっこのよきライバル。 「あなた医食同源って、知ってるの?」なんて言われた日には、おっこだけじゃなく大人の私もドキ。 もてなすってことの意味を、随所で考えさせられました。 いろんな経験を経て、おっこも成長したなあ。と思った終盤。 あ、そうだよな。まだ小学生なんだよなって痛感して。 その小さな瞳をみていたら、もうこっちまで・・・。 でも一生懸命頑張っているおっこの姿を、みんなちゃんとみていて、応援してくれてる。 子供はそうやって、大きくなっていくものだよ。 見やすくて引き込まれる、美しい画像。 おっこ役の小林星蘭ちゃん(あえてちゃんづけ)。おっこが乗り移ったような声の出演。 ぴったりでした。 見て良かったなあ。
日本のアニメは素晴らしい
主人公は小学6年生の女の子、交通事故で両親を失い、自分だけが生き残り、旅館を経営する祖母に引き取られる。 旅館にはお化けと鬼が住んでおり、主人公しか見えないようだ。 祖母を手伝い、いろんな宿泊客を迎え、お化けに助けられながら成長していく。 ジブリの伝統を感じさせ、日本のアニメーションのすばらしさを再認識させてくれた。
何もかも一生懸命なおっこの姿は「大人」こそ見るべき!
若おかみは小学生!
鑑賞日 2018 10/21
累計発行部数300万部超の児童文学シリーズを映画化したもので、最初は見るつもりは無かったのだが、Twitterや映画.comのレビューでの評価が非常に高かったので、見に行くことにした。交通事故で両親を亡くしても客に対して元気に、気丈に振る舞い、何事にも一生懸命に頑張る小学6年生の主人公・おっこ(関織子)の姿には本当に感心して素晴らしいなと思った。旅館に住み着く幽霊達(ウリ坊、美陽、鈴鬼)にまで優しく接するおっこは本当に素晴らしいなと思ったし、その幽霊達との別れの来世で会えるという設定が面白かった。さらに最後、自分の両親を交通事故に巻き込み、死なせた客が来てもなお、その人を許し、優しく接するおっこは小学生とは思えないほど強い子だと思った。様々な旅館に訪れる客に触れて行くうちにおっこが少しずつ若おかみとしてたくましくなっていく姿は本当に魅力的だと思った。児童文庫が原作だとは思えないほどストーリーが意外と重く、「死」という概念を伝えるのにはとてもいい映画だと思った。予告編や、描写が子供向けのように描かれているが、常に懸命に頑張るおっこの素晴らしさは子供から大人まで伝わる映画だと思うし、むしろ大人が見た方がいい映画なのかと思った。だが、おっこの父親の声にとても違和感があった。
アニメーションの動きが気持ちいい!
2度、3度とみると新たな発見があって面白い。そんな細部にまでこだわった、サイコーの映画。 本作は見どころ満載で感想は山ほどあるけど、その中でも私が特筆したいのはアニメーションの動きの心地よさ。 オープニングの神楽のシーン。2人の踊り子が同じ動きをしているけど、微妙にテンポが違ったり、足運びが違ったりして、息はあっているけど微妙に違う。そんな演出をしてリアル感を出している。それがなんだかとっても心地よい。 『夜明け告げるルーのうた』では、みんなが全く同じ動きで踊ることによる心地よさを見せてくれてくれていたけど、それとは異なる表現で面白い。 あと、オッコの驚いたときのポーズや寝そべっているときの服の動きなど、細かな演出が見事で、どのシーンを切り取っても見応え抜群。多彩な方向に動くカメラアングルと相まって、何気ないシーンが他にない唯一無二なシーンになっている。 高坂監督の次回作にも期待したいです!
観た人誰もが温泉宿に行きたくなる
ああ、濡れるような緑の山奥よ、田舎の温泉郷の美しさよ。 本作は児童文学が原作の少女の成長物語である以上に、日本の温泉宿の憧憬を描いた唯一無二の存在である。この映像を観て温泉地に思いを馳せない日本人が果たしているだろうか? 春夏秋冬、移ろう季節とともに描かれる自然の美しさとおっこの日々は、いまや失われ久しい、日本人の心理の中に生きる風景なのだろう。だからこそ愛おしく切ないのだ。 と、熱っぽいことを描きつつもそれがただのファンタジーではなくそこそこのリアリティをもって描かれている点もこの映画の良いところなのだろう。幽霊などと突飛な存在はいるものの、登場人物たちはみな血が通った存在だし、田舎の風景は過度に非文明的ではなくあくまで現代日本の観光地としての微妙なディティールを残している。コンビニはあるし、車に乗ればショッピングモールにも行ける。でもだからといって、木造の小学校なんてもはや希少なものだし、あんな大規模な鯉のぼりがみられるところは殆どない。夢と現実のハイブリット感が心地よい具合なのだ。 テレビアニメ版では両親の死を諦念をもって普通に受け止めているおっこに“現実はこんなものか”というリアリティを感じたものだが、映画版ではしっかり心にトラウマや闇を抱えていて、しかしその描写も過度ではなくこれまたちょうどいい具合にまとまってるのが素晴らしい。悲しい夢は見るけれど、別に日々幻覚を見てるようなヤバイ子ではないし、両親の夢を見た後も普通に目覚めて生活をしている。高速道路に乗るとトラウマがフラッシュバックするけれど、極度に錯乱したりするわけでもない。少女の心の傷と成長が、ただただ真摯に描かれている。 しかし、自分が両親を殺した娘が働く宿屋に泊まらされるトラック運転手が哀れでならない。きっと夜は眠れないし、食事は砂を噛むような感覚だろう。おもてなしの精神があれば、黙って秋好旅館に送り出してやるべきだったが、あそこで引き止めたのは復讐だったのだろう。エグい。 グローリー水領がすっぴんだと地味な顔立ちなのがイイわ~。
人生のベスト級!
かつての私は意固地でひねくれ者の『あかねクン』そのものであり、
まわりに気丈に振舞って見せたりする『おっこチャン』でもありました。
ひと昔前は『水領サン』のように蒙昧な自信で身を堅め派手な生活をして
気を紛らわしていた時期もありました。
そして理屈っぽくて名言・格言好きな『真月サン』みたいなのが、今の私です。
…と、まるで自分の半生を時系列で見せられているような、
身につまされた苦い痛みと羞恥心がないまぜになった
今までにない複雑な感情に私自身が震えました。
今の今までこの手の作品はかたくなに見まいと思っていましたが、
やっとこの作品をとおして自分自身に向き合うことが出来ました。
本作に関わったすべてのスタッフさん、
ありがとう。 本当にありがとう。
そして、少しでも交通事故がなくなる世の中になる事を切に願います。
みなさん、安全運転でね!
追記:今のわたしは『おばあちゃん』のように
愛情でもって優しく見守れる人物に
なりたいものです!
バランスでしょうか
感動シーンや主人公の成長ストーリーが良いと語られていますが、自分にはさほど特筆して良いと思えるものは無かったです。 しかし、見終わった直後に「いい映画だったなー」と思えたので☆3.5としました。理由が全く語れません…。 強いて言えば、あらゆる人物、ストーリーが、それぞれ邪魔し合うことなく効果的に存在していて、文句のつけどころがないバランスを保っていた、というところでしょうか。
高評価の反応、なぜ多い?
ストーリーの持っていきかたは、 わからないでもない。 事故で両親を亡くし、強くいきていく小学生の少女。 でもね、でもですよ。 この娘、ホントに小学生??? 会話の仕方、セリフ、抑揚、 これって小学生を超越して完全に大人の領域。 こんな会話が出来る小学生、そうそういません。 いても可愛げなくて、実物前にしたら嫌いになるよ。 もっと小学生らしく話せんのかい!!って。 手伝いとはいえ、小学生をこんな時間まで 手伝わせる? 要は舞台設定と主人公のキャラが合ってない。 だから、違和感とモヤモヤが募る。 ネームからやり直しもんですよ。
よくできた小学生
序盤から父母を失うという惨劇を感じさせない主人公の行動。最初の客がとる行動の方が本来の形。気味が悪いほど日常生活に戻る描写。シックスセンス的なオチではないかという疑念を抱く。どの客もその匂いがするし、まるで死に誘われた人々が集う宿のよう。あの小鬼の仕業かと。全くそういう話ではなく、手前勝手に拍子抜けしたエンディングを迎えてしまった。 健気な子供が自分を押し殺しながら気丈に振る舞う姿には涙腺が弱くもなるが、自己犠牲をことさら美化して欲しくはない。
PTSDをのりこえて
ラスト10分あたりに 織子が発した科白、 「いいえ 私はここの、春の屋の若おかみです!」 これには泣けた 涙が止まらない 力強い決意表明であり、PTSDを克服した瞬間だと思う 遺族が どうやって死を受け入れていくか、という主題を おっこ視点で描いた 素晴らしい作品 小説 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を連想したし、 本作で丁寧に描かれた親の愛・周囲の愛 からは、 映画「フロリダ・プロジェクト」をふと思い出した こんな名作は劇場で観るべきだったと後悔する次第 娘ともう一回観よう
涙のカツアゲ
最初は「小学生が旅館の若おかみとか、児童向けアニメだろ」と侮っていたらネットで評判が凄くて、観てみたら確かに面白かった。 主人公のおっこが、若おかみとして旅館を手伝うという荒唐無稽な設定に説得力を持たせ、でも変にリアルすぎずに楽しめる物語上の設定や進め方は関心したし、怒涛の後半はまさに「涙のカツアゲ」状態だけど、無駄にベタベタさせずにカラッと仕上げる高坂希太郎監督の手腕は見事。 ラストの切れ味のよさも含めて、作劇のお手本みたいな作品だった。 ただ、監督自身の気持ちが物語やおっこに乗っけているというより、理論とテクニックで職人的に作り上げた感じ。 もちろん、それが悪いわけではないし凄い事だけど。
「若おかみは中学生!」ならまだ分かるが、、、
両親を突然の死により、おばあちゃんに引き取られ旅館の女将になる織子のお話。 主人公織子は幽霊達や訪れてくれるお客様と仲良くなり、過去を癒してくれる旅館・春の家の若おかみとして一人前に。おもてなし内容が面白い。 また、水領姉さんとの洋服買い物シーンなど、織子と同じ年頃の小学生女の子であれば楽しいシーンも含まれている。 しかし、しかしなのだよ。 このしっかり娘設定ならば両親の傷は最初から残っているはず。 あの衝撃的事故からの心のダメージ、旅館に来てからの織子の行動って、こんなもんで良いのかね? 高評価の人すまぬ。ホントに小学生として主人公を観てるかね?少し大人の中学生や高校生レベルで観てないかい? 織子が序盤から行動が明るく振る舞い過ぎてビックリするし、水領姉さんのオープンカーに乗った際のトラウマシーン(このシーンはもっと先に来るべきでは?)が良かっただけに全体構成が残念過ぎる。 最後のお客様への話だけ織子の本音・心情が見えた気がしたが私には既に遅し。最初から観せてもらいたかった。 織子の設定がよ〜〜〜わからん!! 泊まりに来る子供は年相応の行動してるっていうのに。 映画として子供向けなら、トラウマシーンや最後の独りぼっちは嫌だシーンを除いてくれ。 少し大人向けなら、最初から織子の心を描いてくれ。 。 。 。 そうレビューを書いていくうちに私は小学生に若おかみは無理があると思ってしまった。 せめて中学生だな。 と言うわけですので、私は評価高くないです。
訳あり客も幽霊も悲しみも幸せも、若おかみが温かくおもてなし
原作は児童書シリーズ。
画のタッチは可愛らしい子供向け。ちょい萌え的。
てっきりTVシリーズの続きである劇場版と勘違い。
なので、当初はほとんど興味も関心も無かった。
が、じわじわ口コミで評判に。
こうなってくると、いつもながら気になり見たくなってくるミーハー心。
うん、確かにこれは、非常に良かった!
劇中さながら、“春の屋”の温泉に浸かり、心も身体も温かく満たされたような。
TVシリーズの続きではなく、劇場版として再アニメ化。
全くの“初客”でも難なく見れるのが有難い。
祖母が女将である老舗温泉旅館“春の屋”で、ひょんな事から若女将修行をする事になった小学6年生のおっこ。
当初は虫やヤモリを見ただけで悲鳴を上げる現代都会っ子。
おっちょこちょいで、ドジ。
旅館の仕事って、大変!
祖母や従業員に迷惑掛けてばかりだが、支えられ、奮闘・成長していく。
まるで朝ドラか昼ドラみたいだが、本当にその姿やこの作風が心地よい。
まだ子供で修行中だが、仮にも春の屋の従業員。
お客様が見えたら、誠心誠意おもてなし。
でも何故か、春の屋にいらっしゃるお客様は、風変わりで訳あり。
作家とその病弱の息子。
怪しそうな女占い師。
春の屋のモットーは、どんなお客様も拒みはしない。
健気で素直なおっこが、お客様の心を開き、交流を深める。
作家の息子は、おっこと同じ傷心が…。塞ぎ込む彼の為に、口に合う料理を作る。
美人で洗練された占い師のグローリー。気晴らしに付き合い、良き理解者、歳の離れた友達となる。
若女将が有名となり、春の屋は商売繁盛。
おっこは、若女将に普通の小学生に大忙し。
同級生に、いつも“ピンふり”(ピンクのふりふり衣装)ながら、豪華温泉旅館の一人娘・真月が居て、高飛車なお嬢様性格からか、おっことはバチバチ火花散らすライバルに。
春の屋にいらっしゃるのは、何も“人間”だけじゃない。
春の屋は、出るんです…。
おっこが春の屋に来て、最初に出会ったのが、幽霊少年のウリ坊。
明るく、フレンドリー。
実はこのウリ坊、おっこの祖母とある関係が…。
幽霊はもう一人。女の子幽霊の美陽。
彼女はおっこのライバルの真月と関係が。
さらにさらに、幽霊の他に、魔物も! 小鬼の鈴木…いや、鈴鬼。
時々春の屋の食べ物が無くなったり、訳あり客がやってくるのは、この小鬼のせい。
幽霊に魔物と、春の屋ってひょっとして、曰く付きで呪われてる…?
いえいえ、ウリ坊も美陽も鈴鬼もユーモラスで、おっこの成長も彼らとの交流や支えがあったからこそ。
言わば、守護天使。
でも、いつまでも見護られてる訳ではない。
おっこたちが悩みや悲しみを乗り越え、一歩踏み出し、成長したら…。
実はおっこは、深い悲しみを抱えている。
祖母の元に引き取られたのも、交通事故で両親を亡くしたから。
時折、両親と過ごした日々を思い出す。
また、ふとした場面で、トラウマに陥り、動揺を隠せない事も。
春の屋に、とある一家が宿泊に来る。
父親は長らく入院してたようで、久々の家族旅行。
食事制限のある父親の為に、おっこは真月に相談したりと、一肌脱ぐ。
ところが、おっことこの家族には、衝撃の事実が…!
普通だったら、絶対会いたくない相手。
何故なら…。
でもおっこは、受け入れる。
春の屋のモットー、どんなお客様も拒まない。
それはおっこ自身でもある。
自分自身の悲しみも幸せも、お客様たちの悲しみも幸せも、全て受け入れる。
まだまだ修行中だけど、私はお客様の心も身体もおもてなしする、春の屋の若女将!
温もりたっぷりの画のタッチも作風も高坂希太郎の演出も、情感に満ち溢れている。
ファンタスティックでコミカルであるが、しみじみと良質の人間ドラマでもある。
映画オリジナルの冒頭とラストのお神楽が印象的。
劇中度々登場する春の屋オリジナルの料理やデザートの数々が本当に美味しそう!
たまには、ゆったり温泉に浸かって、こういう老舗旅館に泊まってゆっくりしたい。
って言うか寧ろ、この春の屋に行きたい!
ほんのひと時でも、春の屋に泊まって、おっこらの温かいおもてなし気分に浸らせてくれる。
子どもだけのモノではない
児童書でしょ?と馬鹿にしてたらエライ目にあう。 号泣してるところを子どもに見られるところだった。 今流行りの余命何ヶ月とかで、 死ぬ事を感動させるみたいな作りには反吐が出るけど、 これは大切な人を亡くしてからの再生に 感動させる作りに好感が持てた。 舞台も古い旅館と温泉街なんだけど、 どこかファンタジックな雰囲気も良かったし、 キャラクターみんなに嫌味がなく、 良い人でいてキャラが立ってるのも良かった。 スズキが可愛かった。 大切な人を亡くしたり、事故の加害者と被害者と 果てしなく重くなりそうなテーマを、 しっかり考えさせられながらも、 救いのある描かれ方でとてもバランスが良かったように 思います。
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