劇場公開日 2018年9月21日

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「鑑賞記録」若おかみは小学生! ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鑑賞記録

2018年11月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

○映画館でアニメーションを見ることの意義ってこれだよね!と感じさせてくれる丁寧な描写。色んなところで言われていますが、食べ物に関する描写は本当に素晴らしい。わしも温泉プリン食べたい!

○ほんわか日常系を装っていますが、常に「死」が隣り合わせに存在しているような世界観なので、意外とスリリング。例えば冒頭の事故のシーンは、ストリングスとかブラスではなく、パーカッションを使って緊迫感を煽っていくのでドキドキ感が凄いです。それとクライマックス。近年稀に見る鬼展開は、小6のおっこにはキツすぎるて!!

○死して消えてしまった人物たちの、現世に残した愛する人への思い。今を生きる人たち同士が結ぶ絆。こういうのを見ると、クソみたいな出来事ばかりの現実世界ですが、人間意外と捨てたもんじゃないよなって思うわけです。

・でもさ、やっぱり小6の女の子がとんでもない逆境を乗り越えていく姿を見て感動するってのは、どうなんだろうとも思ってしまいました。お手伝いというレベルを超えてきっちり勤務してる姿を見ると、子ども時代を奪われてしまったのかなとも思えてしまうし、とはいえ12歳という子どもから大人への自立のときなのかなとも思うと、いつまでも子ども扱いするんじゃない!12歳舐めんな!という声が聞こえてくる気がするし、ちくしょう、絶妙なバランスですね!←

見て損はない作品です。劇場公開が終わろうとしているようですが、よければ是非。

ヤッター