「完全にナーメテーター。大人にこそ勧めたい傑作。」若おかみは小学生! たきさんの映画レビュー(感想・評価)
完全にナーメテーター。大人にこそ勧めたい傑作。
まったく内容を知らずに観たらびっくり。非常に現代的なテーマと、ちょっとギョッとするよう突っ込んだ展開もある傑作アニメーションでした。
タイトルと絵面で観ないのは勿体ない。
大切な人との別離を受け入れていくこと、というメインテーマとは別に、同時期公開の「プーと大人になった僕」と対になる作品でもあると思います。
プーが社会で自分を見失った主人公が家族に回帰する話とすると、本作は家族を失った主人公が社会に出て、他者との繋がりから、家族の死に折り合いをつけ、自分を取り戻していく話でした。
きれいごと言えばそうですが、仕事、及び他者との関わりが自分を救うこともあると思うんですよね。
そういう意味で凄く「大人」な作品でした。劇場でも親子連れの親の方の嗚咽が目立ちました。
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