「ひき逃げです!」轢き逃げ 最高の最悪な日 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ひき逃げです!
監督と脚本は『太陽とボレロ』の水谷豊
宗方秀一は親友の森田輝を乗せ青いジープを走らせ明らかに急いでいた
宗方は婚約者の白河早苗と結婚式会場で結婚式の打ち合わせに行く途中だった
親友の森田は結婚式の司会を務めることになっていた
抜け道を通り観てるこっちがハラハラするような乱暴な運転で挙げ句の果てに道路の真ん中にいた若い女性を轢いてしまう
しかも宗方と森田は事もあろうにひき逃げしてしまう
TV報道によると被害者の時山望は意識不明のまま搬送先の病院で死亡が確認された
前半はいつバレるか加害者側がハラハラするスリル
2人は逮捕され後半は主に被害者遺族である父の時山光央視点で
轢き逃げ犯逮捕で轢き逃げ事件は一件落着ではなかった
ここがこの作品のミソである
無くなった娘の携帯電話を探す光央
それには証拠があった
轢き逃げ事件は森田輝によって仕組まれたものだった
観る前はあまり期待してはいなかった
可でもなく不可でもない無難な作品だろうと
轢き逃げ犯が最後の最後で逮捕される話だと予測していたがそれよりもはるか早く逮捕された
森田輝役の石田法嗣を褒めたい
被害者役のさなはサンミュージック所属のお笑い芸人だった
Wikipediaの写真はなぜか寝顔だった
もう少しマシな写真はなかったのだろうか
数年前女の子を出産し最近は男の子を出産したそうだ
おめでとうございます
奇しくもひき肉ポーズぽい形で轢かれてしまった望
ちょんまげ小僧より3年早かった
何が流行るかわかったもんじゃない
あとこれに限らずレビューで「テレビドラマでいいじゃん」って意見が散見されるが正直目障りというかなんだかなあと呆れてしまう
映画に求めるモノは人それぞれなんだろうけどテレビドラマのレビューだけしてれば良いのにとぼやきたくもなる
さらになにかといえば昭和だと見下す人もなんだかなあと最近つくづく思う
本人はそれで自分はクールだと思い込んでいるんだろうな(ダサッ)
平成や令和がそんなに正しいなら今の世の中もっと良くなっているはずだ
配役
城島建設営業部所属社員の宗方秀一に中山麻聖
秀一の親友で秀一と同様に城島建設社員の森田輝に石田法嗣
秀一と輝が勤務する城島建設副社長令嬢の白河早苗に小林涼子
秀一が起こした轢き逃げ事件を担当する若手刑事の前田俊に毎熊克哉
轢き逃げ事件の被害者で美術館のスタッフの時山望にさな
早苗の父で城島建設副社長の白河謙造に堀田眞三
城島建設専務の倉持信太郎に原康義
信太郎の息子で城島建設営業部課長の倉持勝に黄川田将也
城島建設営業部部長の滝沢に西沢仁太
望の友人で美術館スタッフに吉村美咲に美智子
望の友人でダンススクールのレッスン生のリサにNON
望の友人でダンススクールのレッスン生のマコに太田彩乃
時山光央が勤務している大沼海運の社長の大沼澄央にHIDEBOH
轢き逃げ事件の現場の前にある喫茶店「スマイル」のマスターに山中崇史
轢き逃げ事件の被害者になった望の父親の時山光央に水谷豊
轢き逃げ事件の被害者になった望の母親の時山千鶴子に檀ふみ
秀一が起こした轢き逃げ事件を担当するベテラン刑事の柳公三郎に岸部一徳