「同情、共感しにくい…」轢き逃げ 最高の最悪な日 らぶにゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
同情、共感しにくい…
タイトル通り、轢き逃げをする話。勝手に、山田孝之、玉山鉄二が出演した「手紙」みたいなストーリーかと思ってた。被害者家族や世間に責められるんだと思ってたら、ちょっと違った。轢き逃げをする羽目になる運転のシーンは、すごく怖かった。同乗してたら、こんな運転してるから事故るのよって言ってたと思う。作品は、加害者の心情を中心に描かれてる印象。当然だけど、同情できない。被害者家族も、水谷豊の奇行、妙に物分かりのいい母親ともに共感できない。ラスト、娘の誕生日のシーンで大泣きしてた時に、ああ、平気なフリしてただけなんだなぁと思えたけど、加害者を怨む気配なし。怨んでも、娘は帰って来ないから…って、そうなんだけど、怒りとか、ないんかい?って感じ。親友の奇行は、ちょっとしたドンデン返しで、面白かったかな。最後、加害者から、元婚約者へ宛てた手紙は、やっぱり「手紙」を思い出した。あの手紙でもって、キレイにまとめた感があったかな。ストーリーとしては微妙な心情を描いてるんだけど、同情とか、共感ができない分だけ、面白さ半減だったかな。
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