劇場公開日 2019年5月10日

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「他の映画を観た方がよい」轢き逃げ 最高の最悪な日 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0他の映画を観た方がよい

2019年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

はっきり言うがこの映画はあまりお勧めできないので他の映画を観た方が良い。私が映画を好きになったのは高校2年の時に観た長谷川和彦の「青春の殺人者」がきっかけで、水谷豊はこの映画でキネマ旬報の主演男優賞を獲った。もちろんその前にテレビで見ていた「傷だらけの天使」が大好きで…今回の水谷豊初脚本&監督作品は観ないわけにはいかなかったのだ。予告編もそれなりに良くできていて騙される。おそらく彼の演出は70年代のテレビドラマから1ミリも成長しておらず、演技をつければつけるほど役者はダメになっていくと思われ。特に今回は脚本も書いてしまったものだから…これが誰の批判も受けることなくご本人が演出してしまったらこんな映画になるしかない。彼はよほど映画を作りたかったのだろう。60代で3本の映画を作るつもりなのだという。その気持ちはスゴく良くわかる。でもその気持ちだけでは面白い映画はできないのだ。轢き逃げ犯が自宅に戻ってきてTVをつけると、丁度その轢き逃げ事件のニュースが始まる…そんなの許せません。

たあちゃん