「どちらの視点に立つかでだいぶかわる」轢き逃げ 最高の最悪な日 きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらの視点に立つかでだいぶかわる
幸せを目前に控えた青年がおこす轢き逃げ事件。
序盤被害者の描写が薄く加害者側の苦悩がメイン。
加害者側に感情移入してしまった私は最初の30分何度か本気で席を立とうと思った。つまらないからではなく心が追い詰められる様子を観ているのが本当に辛かった。
しかし被害者のお父さん(水谷豊)が娘の足取りをたどり始める中盤からは一気に様相が変わる。
ここからはまるで探偵物を見ているような感じでした。
そしてラストに救いを感じた。あのシーンがあってよかった。
気になったのは加害者の苦悩がほとんどで被害者側の描写が薄く感じたこと。実際の轢き逃げ被害者は気分を害する人もいるんじゃかなとも感じました。
映画館の帰り道いつも以上に安全運転でした。それだけでも観た価値がありました。
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