「交通事故死も殺人」轢き逃げ 最高の最悪な日 kouhei1813さんの映画レビュー(感想・評価)
交通事故死も殺人
出だしからいくと轢き逃げ犯が逮捕され処罰されるのをドキュメント風に伝える映画かと思ったら、謎が含まれており思わぬ展開になって行った。しかしその仕掛けが偶然に頼り過ぎていて必然性に欠けており、これが一体何の罪に問えるのか分からなかった、ミステリーにするのなら東野圭吾ばりのトリックが必要だったのではないだろうか。やはり交通事故の罪を問いただすだけの話にした方が良かったのではないか、その辺がちょっと中途半端であった。悲惨な交通事故ばかりが続く昨今、実にタイムリーな作品ではあったが、交通事故であっても人を殺せば殺人であることを知らしめ、刑法では大した罪には問われないにしても、その親族は今後殺人を起こした家族として世間から社会的制裁を受けることになることを肝に命じなければならない作品であった。しかし流石相棒が長いだけあって警察を好意的に描いていると感じてしまったのは錯覚かな。
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