チワワちゃんのレビュー・感想・評価
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チワワちゃんが可愛すぎる件。
妙にリアルな青春映画
三作品の中でいちばん好き。
岡崎京子原作の映画化作品三本の中で、いちばん好きです。
映像も音もよかったし、古い名画のオマージュが(あまりに有名な作品なので)かわいかったし、「チワワちゃん」はちゃんと、おちびだけど胸が大きくて、バカだけど素直でかわいくて男の人とすぐ寝ちゃう、笑顔が素敵なあの「チワワちゃん」だったし。
今回目を引いた俳優陣は、門脇麦ちゃんと村上虹郎くん。
麦ちゃんは、目の力と裸みたいな表情が素敵でした。
監督の二宮さん、26歳とお若い方みたいで次回作が楽しみ。
堤裕介さんという方の音楽もとてもよかったです。
邦画の映画音楽でこんなに惹かれたのは初めて。
音だけで飛べる。
残念だったのは、ヘアメイクに衣装。
謎すぎました。
10代後半から20代頭くらいって、毎日ちびちび無駄に使うからお金がなくて、時間と、欲しいものや行きたい場所だけはたくさんあって、いつだって退屈で、弱くて、中身のない話ばかりしていたなぁと思い出して、自分のあの時代が終わってほんとうによかった!と強く思いました。笑
"自分だけの、チワワちゃんとの思い出"
若さを衝動性と暴力性で消耗しながらも快楽に身を委ねる若者達。
しかし、全員がそんな自分や周りをどこか冷めて見て"そこに何が残るの?""だからなんなの?"と問い続けているような前提がそこにはあった。
みんなそれぞれ、大なり小なり"その人だけのチワワちゃんとの思い出"があって
その人にとって都合が悪いような隠したいような思い出もあって
その中でもう会えない"自分が会ったチワワちゃん"に想いを馳せるような映画だった。
チワワちゃん自身に思いを馳せているのは、主人公だけ。
それでいて、主人公だけしか知らない彼女の姿も勿論ある。
人なら、経験があるような、
誰かとの自分だけの思い出。墓場まで持っていかなければいけない話。なにか大事な話をしたわけではないけれど、あの時あの場所で、あの人と話したことを、あったことをなんとなく覚えている。
そういった、”その人だけの、彼女との思い出”を振り返るような話だった。
それらは全て、結局人生のひとかけらでしかないはさ、消耗してく若さのひとつでしかない。
だからこそ、”若さの自爆テロ”なんだろうな。
遠くでやっているテロの話と、チワワちゃんの死は、等しく現実味がない。人生の一かけらでしかない。
でも確かに、チワワちゃんはそこにいた。
笑い、考え、傷つき、愛され、憎まれ、そこにいた。
登場人物の心の中に、
”自分だけの、チワワちゃん”が居たんだろう。
*
ということで、ここからは普通の感想です。
ラストシーンがとてもすきでした。実は静かに涙してしまった…。
それから、大学生の間に見れて良かったと強く思います。
社会人になってだったり、高校生の時見るのではまた印象が違っただろうなぁ、なんて。
個人的には、好きな映画です。
あとチワワちゃん、とにかく可愛い!魅力的過ぎる。ティナちゃんも可愛い!可憐すぎる!みんな細い!!!!!!
あとはやっぱりちょっとエロい。R15の作品です。
予告を見て、好きかも、と思った人には刺さる映画だろうなぁ…。
そんな感じです。個人的には☆4だけど、客観的評価なら3.5かな。でも、好きです。
「これぞ映画」
時代というよりは世代
さとう珠緒に似てない?!
チワワちゃんのぶりっ子ぶり、顔、スタイル、身長。
どっかで見たことあると思ったら、
さとう珠緒に似ている事に気づきました。
もちろん、さとう珠緒さんは元気(?)に
頑張っておられるのですが、
愛されたい欲求オーラの表現が
そっくりな感じがしました。
結局、人間はどこまで行っても
完全に理解し合える事はないって事を
思い知らされるのですが。
それを受け入れる事が出来るかどうか、
そこでうまく生き抜いていけるかどうか
分かれてくる気がします。
受け入れられずに、もっと理想の世界が
あるのじゃないかと次から次へと
違う世界へ飛び込んでしまう。
その結果、運悪く残酷な世界の犠牲に
なってしまう人はたくさんいると思う。
その一人がチワワちゃんであり、
誰にも知らずに死んでいっている生命は
計り知れずある事でしょう。
世界を見れば、まだ戦争、飢餓、競争社会の
地獄の数々。
それがこの現実世界の現状であり、実情で、
未来永劫に変わる事は無い気はします。
ただそんな世界に生きているのが
私たちで、誰一人として、差別なく、突然、
地獄に落とされる可能性があるのです。
悲しいですが、
この残酷な世界で生きるしかない事を
受け入れる事。
今ある日常が、
如何に奇跡的で有難い事なのかを
あらためて思う事。
そんな事を思い出しました。
ただ、そう思った事も続いていく日常で
忘れていってしまうのですが、
時おりこんな映画に出会うことで
思い出すことになるのです。感謝。
全編、MVのように描くことで
今の時代を表現しているような気がします。
役者陣はなかなかのメンツでした。
寛一郎、虹郎、成田凌、門脇麦、
さすがでした。
(玉城ティナの泣き顔の不細工っぷりには
ちょっと見直しました。
松本穂香のちょい役もなかなかgood:)
ただそんな地獄のような世界でも
奇跡はあるはずで
一瞬でしたがそんな瞬間があったって事は
ただ 「生きてるだけで、愛。」
と感じました。
ただあそこまで深い感動まで行かなかった
ですが、目指すところは同じなのかなって
気がします。
そう考えると、
やっぱり趣里さんの入り込み度の方が
上回っていたのかな〜。^^;
でもこのメンバーが一つの映画に集まったって事は
将来的に奇跡と言われるのかも。
未来が楽しみな役者陣の健闘に感謝です。
(^。^) m(_ _)m
3.5より、3.6 かな?
頑張ってるけど
この楽しい時間が続くって思った時が、もうみんなで集まらないってことの予兆なんだよ
スピード感があって楽しめました。
チワワちゃん役の吉田志織魅力満載の作品❗
引き込まれる
ストーリーとしては結局どういうことなのか意味がわかりませんでしたが、なぜか引き込まれる作品でした。
映画というより映像作品だと思います。
青春を切り取るとあんな感じなのかなーと思ったり…
青春時代を一緒に過ごしたハンドルネームしかわからない友達、インフルエンサー…とすごく今っぽいものの題材がすごく多くて、そんな時代に青春を生きた人間なのですごく親近感を感じました。
若さ故のクレイジーな思考や行動は少なからず青春時代の私や周りにもあったような…と感じました。
600万を強奪し、それを3日間で使い込み、中心人物だったチワワちゃんのバラバラ殺人事件と、現実離れのすごい作品でしたが、その中の細々とした喧嘩や思いはどこにでもよくあるような話で“結局どういうことだったのかよくわからない”がこの作品の正解なのかなーと個人的には思いました。
私はすごく好きでしたが、好みがはっきりとわかれるんじゃないかなと思います。
あと成田凌さんの演技がすごくリアリティーでナチュラルだなと思ってしまいました…
やりきった感を貰った
お涙頂戴でもなく、笑えるかといえばそうでもなく、意味があるとも言えないが、今の若い世代が興味ありそうな事をてんこ盛りにしてみた印象。この作品は考えるよりも感じた方が楽しめる。
最初に結末を持ってきて、そこに至る経緯を掘り下げるタイプで真相にまでは至らない。ただ、想像も間違いようがないので過不足はない。俳優陣がキレイで映像もキレイめなシーンが多いが、日常は飾らず雑多でギャップを上手く出している気がする。面白いとは思えないが、監督の言いたいことは伝わってくるし、若い子なりにやりきった感が伝わってくるので、映画を見た後の観客の反応は悪くない感じだった。
この作品で気になるところは浅野さんがいい演技だけどインパクト強すぎる所と、最終局面の松本さんがチョイ役ながらインパクト強めでこれまでの物語を吹っ飛ばしそうになってた所です。松本さんは主役、ヒロイン向きだけど脇役にはハマり辛い印象です。
あと、相変わらず成田君演技上手くてゲス男ハマりすぎで怖すぎる。
青春の自爆テロ
なんて豪華な俳優陣
ヘルタースケルターよりは良かった
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