ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のレビュー・感想・評価
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『カニーノとカニート』 コロボックル見たくて良い 『サムライエッグ...
『カニーノとカニート』
コロボックル見たくて良い
『サムライエッグ』食物アレルギーは我慢でない。これは良いです。宮崎駿先生がうらやむ高畑勲先生のDNAがここに残っています。つくづく頑張ってもらいたい。
『透明人間』やっぱり、こう言ったアニメがあるから、日本のアニメは凄い。カフカの『変身』見たいな実存主義なアニメだぜ。実存主義の本場であっても、フランスのアニメではここまでは出来ない。
いまいちパッとしない感じではあったかな?
3作まとめての短編集。
個人的にはジブリは「千と千尋の神隠し」「借りぐらしのアリエッティ」ぐらいまでは鑑賞したが、世界観がなんともついて行けなかった。
宮崎駿の「どうだ、すごいだろ?」的な姿勢も、、、。確かにラピュタ等は非常に引き込まれたし、素晴らしい作品だとは思います。
しかし中にはどんどんついて行けなくなることもあるんですよww
まあ今作はそんなジブリのクリエイター等が入った、「スタジオ・ポノック」の作品。映像としてはキャラクターの表情(特にカニーニ)や空気感がジブリのそれそのものでした。
また日本のアニメーションのレベルの高さも非常に感じました。
映像としてはカニーニのせせらぎなどの美しさは秀逸であったが、ストーリーは凡庸でした、特に大きな流れもないし、カニが擬人化したのでしょうけども途中で実物のカニも出てくるのは、、、?(あの状況ではわざと周囲をカニにしたとも考えられるが、、、)
「サムライエッグ」は一番英雄を描かれていたし、子供のいる家族はかなり共感できる内容。また食物アレルギーに対しても丁寧に描かれているのは好感が持てる。
また母親役の尾野真千子さんの演技が非常に素晴らしい。(なぜ関西弁を推していたのかは不明だがw東京にやってきたファミリーを取り巻く状況等も描かれていたらわかりやすかったか?)
またもっとシュンを掘り下げて描いてくれたら入り込めたかも。しかしながらかなり感動的な内容に希望と勇気を与えてもらえた(関西弁がドンピシャでさらにw)
他の方も言われていたが、長編での作品も希望する。
「透明人間」は多くの説明もなく(すべてを説明しろとの事ではないが、観客が付いていく前に作品が終わるw)、感じる作品になっていた。
いろんな感性があり、いろんな表現方法があると理解していますが、こちらの作品は合いませんでした。
DVD等では鑑賞したいですが、劇場ではまず鑑賞しないかな。
イメージとのギャップが凄い
映画館で予告を見て興味がわいたので視聴。
上映時間が短いこともありレディースデーを狙って行きました。
OPを見た時は、対象年齢低め? とか思いましたが 意外と中身は大人向け。
最初のカニー二の話は内容はすこしありきたりな感じでしたが、イラストがリアルだと感じました。
次のタマゴの話は 小中学生向けの教材VTRみたい と思いながら見てました。
息抜きとして ゆっくり見るにしては 内容がディープな感じです。
最後の透明人間は、個人的に 世界観が1番好きでした。
結果的には思った感じではなかったけれど、1本1本のテーマも違っていて時間もほどよかったので飽きずに見れたかな。
パイロットフィルム?
どんなストーリーだろうと期待して見に行きましたがその点でいまいちでした。
カニの話は水や魚の描写はすごいと思いました。
が、ツッコミどころが色々あって楽しめませんでした。
カニの擬人化かと思って見ていたら後から否定するような絵が出てくるし。
タマゴの話はこれを題材にするのかと思いました。
色々な場面がストーリーに織り込まれており良かったです。
透明人間は比喩的表現だと思いますがわかりにくかったです。
話が進むと理由が分かる部分と矛盾してるのでは?という部分が出てきました。
こちらも描写はよかったです。
短編のせいもありますが全体的に楽しめる部分が少なかったように思えます。
無題
3本順番に流すだけなのかと思いきや、短編集としてのOPとEDがある事にびっくりしていた。
そして、OPとEDが子供向けなのだが、なぜか短編本編が大人っぽいアニメが含まれていたのには驚きました。
『カニーニとカニーノ』
セリフあると思ったら言葉ではなく、ただの鳴き声に近い形で、外国の人でも楽しめる形になっている。
あらすじでは『カニの子供』と書いていたけど、擬人化だった。
ハッピーエンドでよかった。
『サムライエッグ』
設定が少々重い。
卵アレルギーの少年とその母親がメインの話。
卵のキャラクターは最後にしか出ません。
『透明人間』
これ子供に見せるの厳しくね?
という感じのダークな世界観。
あらすじ見ないと分からない設定あり。
独自性の模索。挑戦と実験の第1歩。
ジブリを離れて「メアリ」を製作した後の次回作が短編オムニバスになるとは予想していなかった。これはポノックにとっての実験や挑戦であったりするのだろうか?それか、ポノックとしての独自性の模索だったりするのかもしれない。そういう意味では、短編で実験や冒険や遊びをしつつ作品を積み重ねていくのは面白い試みだし、有益な気もする。そうするうちに「スタジオポノックと言えばこういうアニメだよね!」みたいなものに辿り着いていけたら尚素敵。
映画は3本の短編からなっていて、米沢監督の「カニーニとカニーノ」はジブリの後継的な世界観の作品で、何しろ水の描写の美しさに思わず魅了されてしまう。
百瀬監督の「サムライエッグ」は食物アレルギーの少年と母親の生活を切り取った作品で、写実的な物語が素朴なタッチで優しく描かれている。
そして山下明彦監督の「透明人間」はちょっとミステリアスな内容がまるでアニメで読むショートショートのよう。線が躍動するかのような作画がまた印象的。
3作それぞれに個性と特徴があって、それぞれ違うことを表現しているのもそれなりに面白く見させてもらった。大雑把な分け方をすれば、大人メルヘンの米沢、日常写実の百瀬、シュールリアリズムの山下、みたいな区分けがこの作品群に対してはできそう。
個人的に「サムライエッグ」はもうそれ一本で十分長編になり得る物語だと感じたし、寧ろ是非とも長編で観たい!と思える作品だった。他の2作は、短編映画であることを前提として挑戦的に作られている感じがあるけれど、「サムライエッグ」は短編では惜しいというか、逆に短編には不向きというか、とても長編向きの内容だったような気がする。
それにこの映画のタイトル「ちいさな英雄」という言葉が最も当てはまるのも、まさしく「サムライエッグ」の少年シュン君だ!と思った。別にどこかへ冒険の旅に出るわけではないし、シュン君自身が特別な才能を持っていて何かを成し遂げるわけでもない。けれど「生きる」という人間の最重要課題のようなものと毎日さりげなく闘っているシュン君は、まるで冒険の旅の勇者みたいだと思ったし、お母さんも含めてまさしく「ちいさな英雄」だなと。
題材が身近だったせいか「サムライエッグ」はすごく好きだったし、「ちいさな英雄」という視点から見ても、一番合点の行く作品だった。
一本一本がもう少し長い作品でも良かった。
二十分ほどだが三本ともすべてアニメとしてしっかり完成している。一本目は水とか骨とか魚の色合いが美しく視点がカニだからこその水中の透明度や魚や鳥の巨大さをアニメによって再現されたのが新鮮だった。ファンタンジーともいえる。個人的に三本目が一番好きだった。透明人間が強風によってすっ飛ばされるから消火器を重りにしているという発想がバイクで走っている疾走感が見終わった今でも頭に残っている。二本目の作品にも少年が走る場面がある。アレルギーに侵され痛みから逃れようと衝動的に走る場面だ。三本とも内容はそれぞれの日常が基となったものである。生きていくのに三者三様抱える苦労に対し努力しておりある種端からみたら英雄のように見えるんだろうと思った。
木村カエラ
カニ
擬人化のカニとそのままの蟹が分けてあったのは?
お兄ちゃんだって泣いちゃうよね
タマゴ
私も子供の頃から未だに
アレルギーには悩まされてます。
大変さはわかる〜
透明人間よかったです。
なるほど‼︎その透明なのね
田中泯さんの声も聞けてGOOD‼︎
ポノックの実験的プレゼンテーション
スタジオ・ポノックの劇場第2作。"ポノック短編劇場"と銘打たれた、今後シリーズ化しそうなパッケージである。「カニとタマゴと透明人間」は、それぞれの短編タイトルをつなげただけだ。
短編3作がセットにされた60分(20分弱×3)で、3作それぞれのタッチがすべて異なり、監督アニメーターの実験的な作品になっているが、ストーリーはお子さま連れ向け。
しかしそのポジショニングは、"実験場"、はたまた"ポノックのプレゼンテーション"とでも呼ぶべきものになっている。
短編で実験的なチャレンジをするといえば、ディズニー/ピクサーである。興行長編作品と同時公開される短編は、若手アニメーターたちのチャレンジの場だったり、3DCGの技術的な挑戦だったりする。
上映中の「インクレディブル・ファミリー」でも、中華系カナダ人で、ピクサー初の女性監督であるドミー・シー氏の「Bao (バオ)」がセットになっている。
食べようとした"肉まん"から手足が生え、愛息として育てていく母子のストーリーだが、食べ物を主役した斬新さ、その質感やシズル感のリアリティが驚きだ。
話を戻そう。ひとつめの「カニーニとカニーノ」は、川底で生活する擬人化されたカニの兄妹が、父親を捜して冒険する。舞台である川の表現において、3DCGを駆使した、生きた水の流れを再現している。そこに手描きアニメーションをハイブリッドした変わった映像を見ることができる。
「サムライエッグ」は、テーマが"こどもの卵アレルギー"という異色の設定だ。ジブリで高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行監督作品。
そして「透明人間」の山下明彦監督は、キャラクターの表情で演技をつけるアニメにおいて、あえて"顔がない主人公"に挑戦した。「ハウルの動く城」(2004)の中心アニメーターのひとりである。
2013年の宮崎駿の引退宣言以降(2017年に撤回)、日本アニメ界はポスト・ジブリをめぐって群雄割拠だ。オリジナルメジャー作品も、細田守や新海誠、山田尚子、はたまた湯浅政明や片渕須直などなど、人的にはアニメ界の未来は明るく見える。
一方でジブリを事実上引き継ぐのが、ジブリのアニメーター100人以上が移籍したスタジオ・ポノックである。人的ソフトはジブリそのものであるため、そのキャラクターデザイン、画風、ファンタジー性は、正統的な継承者となっている。
映画は実写・アニメに限らず、製作コストとの闘いである。才能ある実力ソフト所帯であるポノックの台所事情は分からないが、"宮崎駿"の看板があってこその投資がままならないのは想像に難くない(日テレは細田さんだし)。
このプレゼンテーションみたいな短編作品が生まれた背景が透けてみえる。もちろんピクサーのような余裕はない。60分で1,400円は応援投資でもある。
(2018/8/25/TOHOシネマズ日比谷/ビスタ)
透明人間が良かった
透明人間の予告映像で見ることを決めました。
楽しめた順は1.透明人間、2.サムライエッグ、3.カニーニとカニーノ
・カニーニとカニーノ
水のCGが綺麗。美術も素晴らしい。(美術はジブリで見飽きているといえば見飽きている気もするが・・・)
ただ、カニの話す言葉が中途半端に人語に似せていて違和感があった。いっそ口パクだけで何も話さないくらいでも良かったのでは。
また、ストーリー展開や芝居がありきたりで想像を超えるような場面があまりなかったのがちょっと残念。
ちなみに見る前はカニーノが男の子の名前だと思ってました(笑)
・サムライエッグ
暗くなりかねないテーマを柔らかいタッチの作画と優しい色で描いていて、とっつきやすい。個人的に面白いと思ったのは、ダンスのシーンと最後の走りのシーン。ダンスはカッコよさと躍動感(あとエロス)があった。ただ、逆に言うと他のシーンからは浮いちゃっていたかも。最後の階段ダッシュは死を意識したときの懸命な走り、その熱量が伝わってくる。
・透明人間
主人公は外見が透けているだけではなく存在を周りから認識されていないし、物理的に浮いてしまう。存在感がなさ過ぎて質量もないということかな?(それにしては浮力が強すぎる気もしたが)
あとは途中出てくるオッサンは透明だったのだろうかとか、ペンを拾ってあげたときに一瞬存在が戻りかけた理由とか、色々と考えるのが楽しかった。ただし、アクションとテーマ優先でストーリー展開は若干無理やりな感じはしたので、出来ればそこもじっくり作ってほしかった。
(以下あふれる感想垂れ流し)
鉛筆っぽい強弱のある線画が味があってとても良い。浮遊感のある動き、営業の媚をうるときの芝居、透明な顔を滴る液体、予告映像にもある「透明な人間の体内を通ってカメラが頭から靴まで引いていく」というアイディア、疾走感を出しつつも見辛くない動き、それら全てを魅せるだけの画力、アニメーションの面白さが詰まっていると思う。そもそも透明なものをアニメ―トするという試みがワクワクするのでずるい。
最後に一言:
最初の2本のスタッフクレジットはもっとゆっくり流してほしかった。
あそぼ あそぼ ちいさな英雄 あそぼう
腹七分目 もう一品 食べれるよ。
美味しい日本料理を頂きました。
良かった。ほっこりしました。
「サムライエッグ」半泣きなりました。
エンドロール
クレジットに『感謝 高畑勲』
嫁さんと観てきました。
(インクレディブル・ファミリーを見たかったらしい)
(なんで一人で見に行くん?て怒られた)
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