ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のレビュー・感想・評価
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費用対効果が悪いが、そこそこ楽しめる。
ちょっと短い時間の上映で、この値段はと貧乏人は思ってしまいました。でもどの作品も監督の思いが詰まっていて面白かったです。特にタマゴはアレルギーについてとても考えさせられました。勉強になりました。子供と見に行けばよかったなと後悔しました。
誰に、何を伝えたいんだろ?
まるでタイプの違う3作品のオムニバス。
今後の「ポノック」の方向性を観客に委ねたような、選挙的な印象。
絵の技術は素晴らしかったけど… 内容は全54分÷3の時間しかないのに、どの作品も長く感じました。
そして、「ポノック、ポノック」♪と連呼するロゴビジュアルがオープニングとエンディングで 2回も入り、本編より強めなのも本末転倒。
「俺はコレが作りたいんだ」って情熱で監督が無理やり作っちゃう位の信念がないと、それは観る方にも伝わってきます。
もしそれを観客に委ねているのであれば、そんな事は内部でやって欲しい。今、一丸となって作品を作らないでどうするの? お行儀良く選挙やってる場合では無いでしょ。
いいのですが短い
普通の映画を見る感覚でいくと、状況が理解できたあたりで終わる感じです。私の感想として、カニは流れる水の美しさをはじめとする背景の美麗さ、緻密さ、効果などで世界に引き込まれます。食物連鎖の非情さやコミュニティなどを感じますが、見た直後では考える余裕すらなく卵に続きます。サムライエッグは最も心を動かされ、アレルギーを持つ本人や周りの苦労にも関わらず、知らない人達の何気ない行動が生死に関わるという恐ろしさが伝わります。知ってる人の暖かい心遣いも感じられます。かぐや姫からの流れで手書き風味ですが、強烈なリアリティがありました。
透明人間は3つの中で一番ジブリ風味のトンデモ設定というか飛んじゃいます。ハリウッドみたいに透明だからと悪い事を考えたりしないのが清々しいです。どれももう少し話の広がりが欲しいという意味で4ですが、この監督達が次に送り出す長編が楽しみです。
良いけど、何か惜しい
3つの物語は、それぞれの個性があって面白いと思いました。見ても損はないと思います。
ただ、時間の問題なのか分かりませんが短すぎで、道徳の授業を受けてる感じがしました。
カニの奴は、絵が綺麗でキャラも可愛いです。ストーリーはありがちなので普通でした。もう少し、独創性が欲しいですね。映画は画集ではなくストーリーありきなので。
タマゴは、絵や話がNHK教育の匂いがしました。面白いというか、その子どもと両親の大変さが伝わりました。この監督さんは、映画よりテレビでやって言った方が成功しそうですね。
透明人間は、長編で見たいです。不思議な世界観で引き込まれます。あのストーリーも短編で上手にまとめているのですが、彼の設定や人物像など細かい設定を表現するためにも、長編で見たかったです。3作で1番、個性が光っていました。絵も綺麗です。
透明人間
透明人間を見たくて、小さな英雄を見に行きました。
見た印象は 透明人間>タマゴ>カニ です。
透明人間のスピード感がすごかったです。
こういうの好きな20代多そうですね。
しかしながら、映画にするにはどうなんだろうと思ってしまったので3にしました。透明人間はもう少し長く見たかったですね。
世界観がすごく好きでした。
カニ>タマゴ>透明人間
115席シアターを独占鑑賞。1本目「カニーニとカニーノ」は映像が凄く綺麗でリアル。本当に水中にいるかのように感じた。短編ながら非常に中身が濃い。2本目「サムライエッグ」は、母子の絆の強さがヒシヒシと伝わっってきた。声優初挑戦の尾野真千子も◎。3本目「透明人間」は先の2本と比較しても不満が残り退屈で劣る。
総合的には合格点で観る価値あり。
2018-167
三つのチャレンジ
カニは鮮やかな描写、声優さんはおりますが台詞は少な目、それ幸いし動作に注視する事となり正解、水流の描写も優れてました。
タマゴは柔らかい描写、線太く深さも有る物語、一番気に入りました。
三作目は見えない事柄を観せるという難しい題材にチャレンジ、なかなか良い描写だったんじゃないでしょうか。
「可愛い」
74本目。
3本の中では、「カニーニとカニーノ」が一番良かったです。
昨年、「メアリと魔女の花」が泣けて、非常に良かったので、今作品も米林宏昌監督に期待したのですが、期待通り、良かったです。
18分でも、ストーリーの波はあったと思います。
木村カエラのED曲はいいですね。
心の洗濯
オープニングのちょっと昭和な感じ、私はいいなと思いました。小学生向けみたいというレビューもありましたが、昭和感を残して貰いたいです。さくらももこさんが亡くなり、昭和的な作品に思い入れが増したのかもしれないけど。
米林監督の作品に対して、ジブリから脱却しろ!と書いてる方がいましたが、私はジブリらしさを残す監督がいて欲しいので、満足でした。
サムライエッグは、アレルギー体質の方がどんなに大変かを世間に啓蒙するというオマケも含めて、短編の制約のなかでは、よく出来た脚本だと思いました。
透明人間は、救いようがない主人公の孤独感で、見れば見るほど落ち込みましたが、最後に少し良い結末が来て、ほっとしました。わずかな出演ですが、田中泯さんの、演技には引き込まれます。
最後、高畑監督へのクレジットがじんわりきます。
とても満足した映画で、星5つ付けたいところですが、1時間未満で、1400円、レイトショーでも同じ料金は、強気過ぎると思います。
ジブリを脱却しろ
積極的に見ようとは思わなかったが、ポイントがたまたま貯まったので見ることにした。はっきり言って商業アニメにするにはあと2作ぐらいは欲しい、現状で発表するならアニメ見本市にでも発表した方が良かったのでは。ジブリから独立した米林監督は必死にジブリ離れをしようとふんだんにCGを使ってそれは素晴らしかったのだが、如何せんキャラクターがジブリで古臭い、キャラクターは新進のデザイナーに頼み監督業だけに専念すればいいのに、キャラクター力のないジブリ絵では魅力は半減だ。他の2作はまずまず実験アニメとしては良かったのではないかと思うが、商業アニメとしては難しい。ジブリを捨てた作家が大活躍しているなか、米林監督もはやくジブリから脱却する必要がある。
いわば画集(*´ω`*)
素晴らしいストーリーとかはないです。
丁寧な絵と動きを鑑賞する映画です。
ただ透明人間はちょっと消化不良でした。
意外に奥深そうな設定が盛り込まれてるのですが、
超〜短いので、、なんか掴めそうな所でストンと終わってしまった(*_*)
もっと不思議な風景と雰囲気のみに徹した方が良かったのではと思いましたm(._.)m
サムライエッグ と透明人間が良い。
オープニングと合間とエンドの映像は、「こども劇場始まり始まりー」といった感じでテレビ番組のよう。これは小学校低学年向け風。完全3Dデス!!!ポノックさん は3Dやっていくんですかね?本編と相性がいいと思えない。歌はすごくいいけど!
カニー二とカニーノ
台詞なしで、可愛らしいキャラが美しい風景のなかにいるだけでストーリーは全く面白くない。いくら短編といえどもここまで破綻していいの?
サムライエッグ
柔らかさの心地よい作画。同 百瀬監督のギブリーズの野中くんの子供時代のやつに近いイメージ。日常をすごく巧く共感できるように描いてます。関西弁の親子のやりとりもいい!卵アレルギーに負けない主人公に力をもらいます。これが日常って本当に大変。大人にささります。
透明人間
青年〜大人のほうが楽しめる。作画好きアニメ好きには堪らないと思います。動画の線、背景ともに手描き感をのこした仕上がりがマッチ!気持ちよく動く動く!これだよこういうのが見たかったよというかんじ。これだけ静けさや湿っぽさの(雨も降るし)ある短編で孤独を描いているのに、監督の独りよがりにならず、誰でも見やすい作品はないですよ!?山下監督の人柄だと思います。
三作品ともバラバラです。1時間以内で終わります。1400円です。私は親ではないのでお子さん達にこれが受けるかはわからないのですが、アニメーション好きな大人は見本市的な意味で一つでも気になれば見ておいていいはずです。
短編のメリットが出た佳作
いまどき、ちゃんと「子ども向き」作品が観られるとは。
(小学生高学年の子は飽きていて、低学年の子は食い入るように見てたあたりで、ターゲットユーザーについては察していただければ)
「動き」が素晴らしく、画面を見ていて気持ちいい。
短編ゆえに、過度なセリフが入る余地がなく、全てを演技で見せているのが潔い。
ピクサーの冒頭ショートストーリー、セリフあり、ってテイストを日本風にまとめた、と言えばよいか?
特に米村宏昌監督作品『カニーニとカニーノ』の表現が光る。カニの兄妹の表情、水の表現、水棲生物たちの動きや顔つき…
米村監督は、長編になると「宮崎・高畑の真似っこ」感が増すし、セリフだよりになりがちだから、その辺の解消には短編っていい手段だったように感じました。
あと、『透明人間』、センスがおしゃれで気持ちいいフィルムでした。
どこ向けかわからない映画でした
3篇の短編でまったく異なるものを持ってきていました。
どれもまとまっていて面白いのですが、短編だからか?物語の掘り下げが足りず深みがなく、少々物足りない印象でした。
また、子供向けにするには少々見せたくないシーンもあり、どこ向けかわからない、ターゲットがつかめない作品でした。
どれかといえば透明人間が好みでした。
わりとわかりやすいあざとい手法で主人公の心情を描いていましたが、最近はここまで分かりやすい手法も珍しく、逆に新鮮でした。
盲目のおじいさんが渋く良いアクセントになって主人公がぐっと引き締まって素敵でした。
個性が詰め込まれた作品集
スタジオポノックが描く3つの短編集。作品を観ていると、3人の監督それぞれがスタジオジブリの監督や作品をリスペクトしているのが伝わってくる。3作品以外のOPや作品の繋ぎ目、EDといったちょっとしたシーンも手が込んでいる。少し物足りなさを感じるが、短い時間で温かさがぎゅっと詰まっている作品集だった。
1作目『カニーニとカニーノ』
ちいさなカニをの兄弟の冒険を描いたお話。大きな滴や巨大な天敵は『借りぐらしのアリエッティ』を彷彿とさせる。台詞こそ少ないがカニーニやカニーノの表情が豊かに表現されており気持ちが伝わってくる。冒険でできたハサミの傷は英雄の証。大きな自然で生きるちいさないのちを感じる作品だった。大きなお魚がこわい…。
2作目『サムライエッグ』
卵アレルギーを持つ主人公のシュンが卵と向き合うお話。絵はまるでたまごのような柔らい雰囲気。個人的にシャトルランの場面の音楽がまるでシャトルランのようでお気に入り。お母さんのダンスシーンからはアレルギーの息子を守る力強さと包み込む優しさを表現しているように感じる。
3作目『透明人間』
1作目、2作目と比べて少し暗い雰囲気で始まる。誰からも認識されない主人公を見ていると少し怖いような悲しいような気持ちになる。透明人間は赤ちゃんを救った英雄。赤ちゃんは透明人間を救った英雄。色々と考察することができ、もう少しじっくりと観たいと感じる作品だった。
見所はED
正直映画化する必要があったのか?と思わせるほど3作ともストーリーが薄かったです。恐らく各監督の技術の練習という意味合いで作られたのでしょうか。
今後もシリーズが続くそうなので、続編に期待したいと思います。
正直物足りない
昨年、メアリと魔女の花で長編アニメ映画デビューを果たしたスタジオポノックが今年は短編集を劇場公開。メアリが中々惜しい作品だっただけにポノックには期待しており、短編集とは言え観ないわけにはいかない。
まずは【カニ】だが、小さな川に住むカニを擬人化したお話。なんて事ない小さな川底が、小さなカニ目線だとまるでファンタジー世界のフィールドのように見える演出はお見事。
同監督作品である『借りぐらしのアリエッティ』などもそうでしたが、普通の風景を人間と違う目線の主人公視点で見せる事で異世界に頼らずファンタジー世界っぽさを出すのが上手い方です。
映像面もジブリを思わせる手描き風の美しい背景。今後もこの方向で続けて欲しいです。
時間が短いので内容的には超絶シンプル。登場人物は全員カニ語を話し、日本語は一切でないのですが、殆ど名前を叫ぶだけで強引に会話を成立させており、どうせならもう少しカニ語を作り込んで欲しかったですね。
2本目の【タマゴ】は卵アレルギーの男の子の話。ファンタジー要素は一切無しで、アレルギー持ちの子供のお母さんは大変だなぁという話。正直『ちいさな英雄』はさすがに大袈裟なテーマだと思う。
3本目は【透明人間】の生活を描いた作品。透明である事以外に色々特性があるようですが説明は一切無し。まぁ観ていれば大体分かります。三本の中で一番、短編はキツそう。時間が足りない。
三本とも各監督の個性が出ていて中々良い出来だったと思うけど、三本合わせて1時間未満という短さもあって正直映画館で観る作品では無い。動画見本市とかのイベントで公開するような作品という感じ。
次はまた長編アニメを作って、その次も長編アニメを作って、いつかジブリの後継となって欲しい
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