劇場公開日 2018年8月24日

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「いいのですが短い」ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間 けざ+αさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いいのですが短い

2018年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

普通の映画を見る感覚でいくと、状況が理解できたあたりで終わる感じです。私の感想として、カニは流れる水の美しさをはじめとする背景の美麗さ、緻密さ、効果などで世界に引き込まれます。食物連鎖の非情さやコミュニティなどを感じますが、見た直後では考える余裕すらなく卵に続きます。サムライエッグは最も心を動かされ、アレルギーを持つ本人や周りの苦労にも関わらず、知らない人達の何気ない行動が生死に関わるという恐ろしさが伝わります。知ってる人の暖かい心遣いも感じられます。かぐや姫からの流れで手書き風味ですが、強烈なリアリティがありました。
透明人間は3つの中で一番ジブリ風味のトンデモ設定というか飛んじゃいます。ハリウッドみたいに透明だからと悪い事を考えたりしないのが清々しいです。どれももう少し話の広がりが欲しいという意味で4ですが、この監督達が次に送り出す長編が楽しみです。

けざ+α