劇場公開日 2018年8月24日

  • 予告編を見る

「心の洗濯」ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間 Sayuriさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心の洗濯

2018年8月29日
スマートフォンから投稿

楽しい

知的

幸せ

オープニングのちょっと昭和な感じ、私はいいなと思いました。小学生向けみたいというレビューもありましたが、昭和感を残して貰いたいです。さくらももこさんが亡くなり、昭和的な作品に思い入れが増したのかもしれないけど。

米林監督の作品に対して、ジブリから脱却しろ!と書いてる方がいましたが、私はジブリらしさを残す監督がいて欲しいので、満足でした。

サムライエッグは、アレルギー体質の方がどんなに大変かを世間に啓蒙するというオマケも含めて、短編の制約のなかでは、よく出来た脚本だと思いました。

透明人間は、救いようがない主人公の孤独感で、見れば見るほど落ち込みましたが、最後に少し良い結末が来て、ほっとしました。わずかな出演ですが、田中泯さんの、演技には引き込まれます。

最後、高畑監督へのクレジットがじんわりきます。
とても満足した映画で、星5つ付けたいところですが、1時間未満で、1400円、レイトショーでも同じ料金は、強気過ぎると思います。

コメントする
Sayuri