影踏みのレビュー・感想・評価
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かなりつまらなかった!!
横山秀夫が原作という事で期待しましたが、内容があまり頭に入って来ず、全然面白くなかったです。主演(表情が全部ポスターと一緒)と監督が駄目なようですが、原作もつまらない気がします。ストーリーの根幹である双子が全然似てないので、雑です。山崎まさよしが嫌になるくらいには、つまらなかったです。
影踏み
伏線をわりと中盤で回収。物語の主題をそのどんでん返しに設定しなかった。
あくまで、双子の存在によって自分で自分を縛りつけてた主人公の解放、の物語。
最後、母が弟を助けようとしていた、というのは実際に弟に聞けるわけではないから、主人公の解釈にすぎない。だからこそ、主人公はそう思うことによって前に進むことを決心した。もう彼の頭の中に弟がでてくることはないだろう。
ネタバレ盛り込まないとレビュー出来ない駄作
話の筋はいいだろうと感じ取れるが、何もかもが足りない。
脇役達に名優が揃って固めているが、力及ばずというところか。
とにかくシリアス。
なのに山崎まさよしさんを主演に抜擢した意味が見出せない。
棒読み、演技、ホントに残念。
歌手だけやってろと、君には無理だと全編心の叫びが止まらない。
次に北村匠海さんの存在。
子分かと思いきや、双子の弟。
あれ?
2人の年が違い過ぎないか?
あ、そうなのか。幽霊とは言わず「幻」と表現してあげよう。そこに行き着くまでに時間かかり過ぎた⤵️
ストーリーが支離滅裂。
竹原ピストルさんの犯人探し?
滝藤賢一さんのこれまたびっくり双子の事件?
もう何が何だか、この映画の行き着きたい先が分からない。
おそらく原作から脚本を起こしたときに、欲張り過ぎた感が否めない。
尾野真千子さんも鶴見辰吾さんもさすがの演技力で、山崎まさよしとの絡みで差が激し過ぎて観てられない。
作り手と演者の両輪を噛み合わせて作り直して欲しい。
残念な一本
ストーリーがいまいち。
ストーリー自体がいまいちだった。
ちょっと突っ込まさせてもらうと、
竹原ピストルが家に入っているタイミング早すぎ。
中尾明慶が山崎まさよし襲うの雑すぎ。
昔の久子役は不細工すぎないか?
山崎まさよしと尾野真千子が同級生なのはちょっと。
文房具屋の件、雑すぎ。匂いとかウジとか大丈夫なの?
北村拓海が真実語って納得って、妄想だけどそれでいいの?
そうは言っても退屈せずに観れたのも事実。
こういう映画久しぶりだったね。
意味不明な映画、何を言いたいのか?
「真実を盗み出せ」と書かれているので謎解きなのか?と思ったが、最後まで意味が分からなかった。
最初に主人公が出所した時に茶髪の若い男性が「あにきー」と言って近寄ってきたので、てっきり若い舎弟だと思い見ていたが、最後の方でようやく死んだ弟の幽霊?と分かった。
何が真実化も全然わからなかったし。。
少し整理して話をすると、物語はは主人公が盗みに入った家で自殺しようとした女性の謎解きをベースに進んでいく。それと並行してもう1つの柱と思われる主人公と双子の弟の関係の話が出てくる。
謎解きの方は色々な登場人物が出てくるが話が強引過ぎて全然謎解きの面白さはないし、結局何が謎だったのかも最後まで分からなかった。
双子の話の方は更に意味不明で、主人公の双子以外にもう1組双子が出てくる。
この双子は全くと言っていいほど物語には関係なく、全部カットしても物語は成り立つと思われた。
演技面では有名な俳優(大竹しのぶ、鶴見慎吾、滝藤賢一、尾野真千子)が沢山出ていたが、主役の山崎まさよしの演技がイマイチだったので見ていてつらかった。
正直この映画に高評価をつける人の感覚が分かりません。
私は株主優待で無料で見たのですが、もし1800円出してみていたらキレてしまうような内容だったと思います。
ドストエフスキー的運命論のような衝撃作
痕跡を残さないベテラン忍び込み窃盗・真壁修一(山崎まさよし)。
ある日侵入した地方議員稲村家で、妻・葉子(中村ゆり)による自宅放火の現場に出くわしてしまう。
放火は直前で食い止めたが、まもなく駆けつけた警察官によって修一は逮捕されてしまう。
逮捕したのは彼の幼馴染の吉川聡介(竹原ピストル)。
それから2年。
出所した修一は聡介のもとに挨拶に訪れるが、聡介はその夜、何者かによって殺されてしまう・・・
といったところから始まる物語は、犯罪ミステリーのはじまりとしては定石ともいえる。
聡介の死を解明しようと修一は周辺に探りを入れるが、どうやら2年前の逮捕の際の放火未遂事件の妻・葉子が関係している・・・
長々とあらすじを書いても仕方がないのだが、定番の犯罪ミステリーだと思って観ているとさにあらず、先に書いた事件は中盤あたりで真犯人は明らかになる。
というか、事件の絵姿は前半あたりであっさりわかってしまうのだ(とはいっても、当然のことながら、真犯人はわからないが)。
でビックリ仰天なのは、タイトル『影踏み』が指す「影」の意味。
これは、本当にびっくりだ(とはいっても、はははーん、と途中で気づくが)。
この第一の驚きがあって、聡介殺しの意外性があって、これで事件解決、映画はオシマイ・・・ということにはならず、さらにもう一つのビックリがある。
第一のビックリの延長線上といってもいいが、普通、こんなミステリーは小説でも映画でもあり得ない。
いつものりゃんひさだったら、噴飯もの(そんなアホなと笑い出す)か、憤激もの(観客を舐めてんのかと怒り出す)かのどちらか。
なのだが、なぜか、このふたつのビックリがベテラン篠原哲雄監督の手腕によって、まるで別物に昇華していく。
大げさになるかもしれないが、ドストエフスキー的な運命論、遺伝子の二重らせんの運命論的な様相となってくるのだ。
ホンマか? ホンマです。嘘やないです。信じてください。
運命からは逃れられへんのです・・・いやいや、逃れられへん運命なんてないんです・・・
と、いきなり大阪弁になるぐらいの衝撃作。
ネタバレしないように注意したけれども、これはこれで結構なネタバレでしょうねぇ。
評価は大奮発です。
原作はもっとミステリーなのかな?
原作未読組です。
映像化不可能と言われた小説を
みごとに映画化てきなキャッチコピーに
釣られて拝見しました。
出演陣の演技にはモンクなしです。
途中からこれ実は
山崎まさよしさんにしか見えて無い系かーと
思い始めて
高校生のシーンでやっぱりそうなのかー
となった時点で
ちょっとガッカリはしてしまいました。
これが映像化不可能なところか…と
ただ映画が進むにつれ
山崎まさよしさんのココロの葛藤物語に
どんどん引き込まれて行き
結構楽しめましたー
ただ
いろんなことが勝手に解決していくと言うか…
勝手に事件が起きて
勝手に事件が終わっていく感じが
ちょっともの足りなかったです。
もうちょっと誰が
犯人なんだろう…
なぜどうしてあいつが狙われたのか?
みたいな推理小説どころがあってくれると
自分的には好きな映画になるかなぁと
あんまり山崎まさよしさんが
頭脳がキレるキャラクターに描かれてなかった
ように感じました。
滝藤賢一さんが
双子だったのには驚きましたー
確かに
最初の闇金でかまされてたの
滝藤さんだなーとみえて
思ったより文房具やヤバイのかな?
あーサイコパターンなのか?
と思っていたところの
双子ちゃんかーいみたいな
最後の対決が
双子の弟をトラウマにもつ男と
双子の兄を自分の手で
殺してしまった男というところには
なるほどそうなるのかーと
これが無ければ
山崎まさよしさんは立ち直らないし
納得するラストでした。
多分この映画はそこに本筋を持った
映画で原作を読むともうちょっと
ミステリー感が強いのかなーと
ちょっとガッカリもしたので⭐︎3つです。
鶴見さんは
山崎まさよしの父親?
それとも叔父さん的な立場なのかな?
って言うのが最後の疑問です。
あの火葬の場面でなんか言ってました?
トラウマと戦う男
主人公の真壁が長年悩み続けてるトラウマと戦い最後はトラウマを克服する。最近ではITやドクタースリープなんかもそうだ。ただこの作品はそれらに比べてイマイチわかりづらい。
よく良くも悪くもテンポは良く見やすさはあるのだが、そもそも殺人事件を絡める必要があるのか終始疑問だった。もっと久子の恋人だった双子との比較を描いた方が面白いようにも思えた。
呆気なくこちらも双子でした。双子で長年悩まされていて兄殺しました。ではイマイチなにがそこまで双子や自分と似た存在に悩まされ苦しんできたのか、そのトラウマが伝わりにくい。
主人公の真壁もそうだ。事前情報がないとしばらくは啓二が既に死んだ存在というのは気づかないし、なにより真壁が悩み苦しんでるというより、ただ脱力した、自律神経を痛めてる患者のようなやる気のない人間にしか見えず、あまり感情移入ができずイライラさせられる。
イマイチ彼の正義と悪のボーダーもわからない。
友達が死んだり、捕まる際に助けた女性と出所後も会い、その女性の周囲の男性が次々と被害を受けたり、もっとミステリアスな展開かと思ったら全く違い肩透かしをくらった。
個人的にはあまり面白くなかった。
光と影は背中合わせ 兄弟はとなり合わせ
子供の頃の『影踏み』遊びを思い出してる
追いかけても 決して掴めない物
まるで蜃気楼 だけど僕は気付いてる
本当は手にしたくなんか無いんだよ
ずっと追いかけていたいんだよ
もっと胸を焦がしてよ 死ぬまで走り続けたいんだよ
流れ流れて明日は東へ 出会いと別れを繰り返して
光と陰を股にかけて 泣き笑いを行ったりきたり
そうだよ 大丈夫 大丈夫 皆同じだよ
上手くいかない時は誰にでもあるよ
そんな光
日が沈みまた昇るように 花が散りまた咲くみたいに
全てはめぐりめぐって 全てがほら元通り
もし生まれ変わったらなんて 二度と言わないで
今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ
amazarashi / 光、再考 より抜粋
よくSFモノで、
自分の遺伝子から生まれた〈クローン〉と対峙する主人公…
みたいな作品、ありますよね?
そんな作品をみるとわたしは内心ツッコミを入れます!
遺伝子の〈先天的〉な因子は同じでも
環境上の〈後天的〉な要因で差違は生じ
別の固体種として判別される事が多い… という
環境生物学のざっくりとした考え方があるからです!
わたしの専攻は遺伝子工学でしたので
あまり詳しくないのであしからず。
そんな理論や理屈より、
よっぽど同じ環境で育った“一卵性双生児”のほうが
実際近しい存在ではないでしょうか?
だが家族となると近しい反面、互いを意識してしまって
ときに兄弟・姉妹の関係をより厄介なものにしてしまう
可能性を秘めている。かも知れない…
双子の兄弟を表裏一体、運命共同体のように語るのは
昔からよくある題材です。
相互作用して好ましい関係を築く双子。
意識しすぎて劣等・嫌悪にとらわれギスギスとした双子。
そんな時期を幾度と繰り返し、
双子は切っても切れない縁を結んだまま生きていく…
わたしの想像だけど、想像じゃない部分もある。
わたしの同級生で幼なじみの双子の兄弟がいます。
いや、いました…
ひとりは若くして事故で亡くなってしまったからです。
残されたもうひとりは、「ふたり分の人生を歩む」
使命を感じてしまったかもしれません。
周りにいた他人のわたしでさえ
そう感じずにはいられないほど
痛々しい様子だったのを、思い出しました。
必ずしもすべての双子がそうだとは言いませんが
本作『影踏み』では
そんな兄弟のきずなの強さを描いた作品。
わたしにとって感慨深い作品となりました。
山崎まさよしさん主演、篠原哲雄監督作品
という情報だけでわたしは観賞に臨みました。
最初の人物紹介のくだりで
なんだか飲み込めづらさを感じました。
それは北村匠海さん演じる啓二の存在があったからです。
啓二は何者で、修一がなぜ今の自分に流れ着いたのか?
その描きかた。このルック、作品にまとう雰囲気…
たしかにわたしの知ってる篠原監督だなと思いました。
謎が明かされた先に、兄弟のきずなの強さ。
さらに一歩踏み込んで邂逅して幕を引く感じが
余韻を持続させたのか?
わたしが幼い頃の友人の顔を思い出したからなのか?
原作を読んだ身としては物足りなかったです。横山秀夫原作の雰囲気を頑...
原作を読んだ身としては物足りなかったです。横山秀夫原作の雰囲気を頑張って出そうとはしてたけど、なぜこのタイミングで曲が流れるのかな?というシーンで気持ちを削がれてしまったり、推理や考察が分かりづらかった。もっと心のうちの葛藤や過去の出来事をやってほしかったけど、やはり原作じゃないと伝わってこないのかもしれませんね。
山崎まさよしさんと北村匠海さんの二人乗りはコミカルにみえて切なさがあって、二人の距離の表れなのかなとも思った。原作と違うところが多々あって、原作未読の人がどんな感想をもつのか気になります。
全体的に光がなかった印象。でも、未来へ進み始めている。
群馬県先行で上映していたので観てみた。
吉川の独白から始まるのだが、吉川の棒読み感がより現実味があるというか、ドキュメンタリー感を醸し出していた気がした。
修一と啓二のコンビが良かった。啓二がずっと「修兄」と呼んでいて、子弟関係?どんな関係?と思ったけど、急に正体がわかって、ハッとした。わかった上で、もう一度最初から観たい。
吉川達を襲った犯人は割とはじめのうちにわかっていたので、それについてはハラハラしなかったけど、他にも問題がいくつも重なっていたので、飽きる事はなかった。
久能については、裏読みしすぎて逆に怖かった。二重人格?久子が騙されてる?修一と同じパターン?と。
葉子がきれいだった。葉子は自分に近づくとみんな不幸になると思っているけど、1番不幸なのは葉子本人だと思った。久子と知り合いになったことで、何かが変わるといいな。
全体的に、予告を見て想像していた内容とは全く違ったけど、面白かった。
啓二の最期、母親役の大竹しのぶさんの気迫の演技がすごかった。啓二が、修一に殺したのは修兄じゃなくて自分自身だって告白したとき、観ていて泣きそうになった。
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