影踏みのレビュー・感想・評価
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様々な要素が不気味に立ち上がっていく前半部は見応えあり
主人公は言葉数が少なく、感情を表に出さない。笑顔もなければ、人前で泣いたり、苦渋の表情を浮かべることもない。朴訥とした無表情ぶりゆえ、彼が腹の底でいったい何を考えているのか推測しにくい部分が多いのだ。翻って、山崎まさよしがスクリーンに映し出された時、その「感情の読めなさ」といった点がよく表せているように感じた。彼の経歴などが少しずつ紐解かれていく点も、役者として山崎まさよしがそれほど消費され尽くしていないからこそ、興味深い「得体の知れなさ」となって観客の興味を募らせる。とりわけ山崎と竹原ピストルが交わす演技は、それが俳優としてのセオリーを超えているからか、巧さではない旨さがある。 なかなか事件の全貌が掴めない前半は、様々な登場人物が入り乱れ、どこに向かって進むのか分からぬゾワッとする面白さがあったものの、それが後半、ややありきたりの展開に収まってしまったか。魅力はあるのにどこか惜しい。
双子だけでなく兄弟姉妹でも出来の良し悪しあるよね!
大人になって気づいた事ですが、親にとって都合の良い子は褒められるけど、親の価値観に合わない子は叱られがち。 時代時代で価値観が変わってくるのに、期待通りに育たない子は、辛い。 安全な場所であるはずの家庭内でも、1番居心地の悪い場所だったことを大人になってわかったことを思い出した。 兄弟姉妹でも残酷なのに、双子はもっと辛いでしょうね。
ながら見してたら?になって
ストーリーを理解するのに時間がかかった しっかり鑑賞すればいいのについスマホを触ってしまう 録画していたので何度か気になるところを確認してやっと理解できた キャストを確認せず観たので、小さな驚きがあった 暇つぶしにはよいと思う
気分乗らないから歌うのヤーメタ‼️❓この主演と脚本がミステリーだぜ‼️❓
テレビ📺の録画、原作の面影のかけらもない、原作者無事か? 主役以外はいい演技でした、双子かよ、マジ、笑う😀。 生きたまま焼かれるのは、なんてフレーズは禁句ですよ🤬 この改変は原作者への冒涜だけでなく、低品質の主演と脚本は映画館で観た🎞️客への冒涜でしょう。 自分的には時間の浪費でした⌚️さらば。
生きて向き合え、残された者のつとめ
タイトルが秀逸です。 主軸はノビ師という、深夜に 家に忍び込み盗みをする人間の話。 忍び込んだ家で捕まったときのことが 気がかりで、その真相を取り巻く 中で主人公の深層心理を知る 内容に変わっていく。 双子の関係をつぶさに描写していて 繊細な部分を見れた 気がしてとても良かった。 出演している俳優さんも豪華です。 葉子役の人が妖艶で色っぺ~。 みんなが惚れるのも無理ないね。
犯罪者では世間は通らない
山崎まさよし扮する真壁修一は、ノビカベと言われた泥棒で警察に逮捕された。元は司法試験を目指していたが、双子の弟のせいで道を踏み外したようだ。 名だたる俳優陣なのに前後関係が分かりにくくて残念だね。犯罪者が何をしようが、犯罪者では世間は通らないんじゃないかな。
双子にしか分からないもの
シンガーソングライターの山崎まさよしが、久しぶりのスクリーンでの主役を務めた、横山秀夫原作のクライム・サスペンス。 夜な夜な民家に忍び込み、盗みを働く『ノビ師』とよばれた真壁修一。そんな彼が、なぜこんな盗みを働くようになっちたのか、彼が抱えてきた20年前の出来事へのトラウマにスポットを当てて描いている。 ある夜、県会議員邸に真鍋が盗みに入った際に、そこの妻が自宅への放火現場に居合わせ、制止する。それをきっかけに、真鍋は逮捕されるのだが、拘留中もその女の事が気にかかっていた。それと同時に、20年前の自分の身に降りかかった出来事が覚醒し、その忌まわしいトラウマと対峙していく。 双子には、双子にしか分からない阿吽の呼吸を感じ合えるのと同時に、同じ思考による相互への反発や敵対心も生まれる。そこを、本作品の柱としながら、なかなか面白いシチュエーションで、啓二役の北村匠海が、大切なキーパーソンとなって描かれていく。また、真鍋を心から慕う、健気な女・久子を演じる尾野真千子の役割も、とても大きい。 また、久子への一方的な思いを寄せる文房具屋の久能を演じる滝藤賢一や真鍋の仕事仲間の大室を演じる中尾明慶なども、サスペンス要素を盛り上げる役柄を演じている。その他にも大竹しのぶ、鶴見慎吾、竹原ピストル、中村ゆり、藤森涼子等、演技派の俳優が脇を固めている。
かなりつまらなかった!!
横山秀夫が原作という事で期待しましたが、内容があまり頭に入って来ず、全然面白くなかったです。主演(表情が全部ポスターと一緒)と監督が駄目なようですが、原作もつまらない気がします。ストーリーの根幹である双子が全然似てないので、雑です。山崎まさよしが嫌になるくらいには、つまらなかったです。
影踏み
伏線をわりと中盤で回収。物語の主題をそのどんでん返しに設定しなかった。
あくまで、双子の存在によって自分で自分を縛りつけてた主人公の解放、の物語。
最後、母が弟を助けようとしていた、というのは実際に弟に聞けるわけではないから、主人公の解釈にすぎない。だからこそ、主人公はそう思うことによって前に進むことを決心した。もう彼の頭の中に弟がでてくることはないだろう。
久々に出くわした感じ
北村匠海が年月を重ねても、山崎まさよしにはならないだろう。 尾野真知子の若い頃を演じた女優さんも、尾野真知子感が皆無だ。 演技力の前にそこがあまりにもで、一生懸命辻褄を合わせることに集中してしまった。 物語に入り込むことなく終了。 久々にこんなに楽しめない映画に出くわした。
ネタバレ盛り込まないとレビュー出来ない駄作
話の筋はいいだろうと感じ取れるが、何もかもが足りない。
脇役達に名優が揃って固めているが、力及ばずというところか。
とにかくシリアス。
なのに山崎まさよしさんを主演に抜擢した意味が見出せない。
棒読み、演技、ホントに残念。
歌手だけやってろと、君には無理だと全編心の叫びが止まらない。
次に北村匠海さんの存在。
子分かと思いきや、双子の弟。
あれ?
2人の年が違い過ぎないか?
あ、そうなのか。幽霊とは言わず「幻」と表現してあげよう。そこに行き着くまでに時間かかり過ぎた⤵️
ストーリーが支離滅裂。
竹原ピストルさんの犯人探し?
滝藤賢一さんのこれまたびっくり双子の事件?
もう何が何だか、この映画の行き着きたい先が分からない。
おそらく原作から脚本を起こしたときに、欲張り過ぎた感が否めない。
尾野真千子さんも鶴見辰吾さんもさすがの演技力で、山崎まさよしとの絡みで差が激し過ぎて観てられない。
作り手と演者の両輪を噛み合わせて作り直して欲しい。
残念な一本
原作読んでからが良かったかも
おそらくものすごく盛りだくさんの逸話が登場人物一人一人にあったのではないか。見終わった時に最初に感じたのはこれだった。脇を固める役者たちの力量がすごいためか、それぞれの人間を知りたくなった。 なぜこうなったのか、なぜこんな事件をおこしたのか、映画からももちろん感じることはできた。でもこの短い2時間という中に上手に盛り込んだために、逆にもっと知りたいようなそんな気になって、ちょっとだけ残念だった。
わかりにくいなぁ…と思いながら観てたら、文具屋でやっと『そう言う事...
わかりにくいなぁ…と思いながら観てたら、文具屋でやっと『そう言う事かぁ』と理解出来たものの全然、刺さってこなかった。 双子が片割れを思う特殊性を訴えたかったのだろうとは思ったが面白くはなかった。 唯一、中村ゆりが魅力的だった。
泥棒が刑事の真似をするなんて・・・お前はルパンか?
篠原哲雄監督作品は結構好きなのですが、サスペンスは似合わない気がした。序盤の忍び込みのシーンはうまいけど、その後の警察や刑事たちの雰囲気がどうも緊迫感が足りないと感じました。竹原ピストルも棒読みっぽい感じで・・・ 主人公「ノビカベ」こと真壁修一(山崎まさよし)に付きまとってる弟分・啓二(北村拓海)が実は20年前に死に別れた双子の弟だということがわかる。似ていなくても十分わかる最初の驚きでしたが、この弟の死因についても徐々に明らかになってくる。そして「影踏み」の意味とは何なのか・・・弟が泥棒だったという事実! もうこの設定だけでお腹一杯になり、幼なじみの刑事・竹原ピストルを誰が殺したのかもどうでもよくなってくる。事実、犯人が判明しても「ふーん」といった感じで、興味が失せてしまった。それよりも元恋人・久子(尾野真千子)の心の移り変わり、求婚をストーカーのように迫ってくる遠藤憲一の狂気の方が物語を面白くしてくれるのです。 一卵性双生児の心情や、放火殺人という恐怖に母親の愛情、と登場人物の心も色々と対照的であったり、尾野真千子と中村ゆりという貧乳・巨乳の対比もお見事。しかし、暴力団関係ではシノキという人物が登場しなかったりして、裏の社会の描き方は不自然だし、社会悪に対する批判要素もなかった。最も悲惨で共感できたのが、焼死体を火葬場で焼くという不条理に怒りを見せるところだったでしょうか・・・北村拓海がここでもいい演技だったなぁ。もちろん大竹しのぶの演技も強烈でした。
後半が、、、
前半は面白くドキドキしながら観ていたけど、後半になってからちょっと残念だなって思う事が何回かあった。 全ての意味が分かった上でもう一度観たらまた違う感想を持つかもしれない。 個人的には女性陣(尾野真千子さん、中村ゆりさん、大竹しのぶさん)の演技と役所が印象的だった。
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