九月の恋と出会うまでのレビュー・感想・評価
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高橋一生と川口春奈はとても良かったが
でも、映画としてはもうひとつ足りないという印象。
進(高橋)が志織(川口)を好きになる過程はわかりやすく、二人で時間を過ごす機会が増えてからの進の表情から「これは好きになるな」と思い、進が志織に誕生日プレゼントを渡すとこで「やっぱり好きになったか」と説得力のある展開。しかし、志織が進を好きになる過程がまるで描かれておらず、アパートを出るとき志織がいきなり泣き崩れたときは、「え? そんなに進を好きになっていたの?いつから?」と違和感を感じた。これは演出の不備だと思う。
あと、このままではタイムパラドックスにより志織が殺されるか消滅してしまうという状況で、進は焦りまくるが、当の志織は、まるで自分が死ぬという話を信じていないかのように普通に振る舞う。この志織の他人事のような態度のせいで、「志織は助かるのか、それとも...」という緊迫感が生まれない。この本来あるべき緊迫感はこの映画の肝なので、これも演出の不備だと思う。
とはいえ、高橋と川口は演技も含めて魅力的であり、映画の出来に関係なくほっこりして、最後は結構ジーンときた。ただ、それまで奥手でおどおどしていた進が、最後の浜辺のシーンで恰好よく登場してプレーボーイのごとく志織に抱き着いたりキスしたりするのには違和感を感じたが。
映画の出来はいまひとつだが、主演の二人の魅力で印象には残るといった、出演者頼りの恋愛映画が邦画には多いような気がする。
タイムパラドックス
タイムパラドックスを修正しようともがくカップルの葛藤のSFロマンスもの。
タイム・トラベルではなく時を遡るのは声のみ、それも僕を助ける為に尾行して欲しいという不可解なメーッセージ、声の主は隣人のシラノと名乗るが声の印象では当該人物とは似ていないとほのめかすので、まるでシラノは誰?のミステリーに誘い込まれる。
当然、最後には謎は明かされるのだが胡散臭い伏線めいた情報を垂れ流すので自問自答しながら見入ってしまった、ややもすると中だるみ、退屈になるところを上手に引っ張っています。
(ネタバレ)
事件が起こらなければメッセージを送る必要も無くなるのでメッセージは届かず事件は起きてしまうというパラドックスなのだが多少難解。
設定では時空は超えられず同じ部屋で声が時を越えるだけとしているので誰が一年後にその部屋に居るかが鍵、思い出のレストランだとか声の主は平野でなく元カレを匂わすし、元カレが大家さんの孫で戻ってくる流れから志織が転居後に元カレが入居、それだと事件に巻き込まれるのは元カレで声は天国からということになってしまいますね、もっともそれなら僕を助けて欲しいというメッセージも辻褄は合うのですが・・。別の解決方法としてターミネーター流に強盗犯を前もって捕まえるか処分しておけば事件は回避できるかもとかいろんなことを妄想してしまいました。
結局ハッピーエンドにしたかったのでしょう。よくもこんな込み入った恋愛小説を書く気になったと改めて松尾由美先生の頭の中に興味深々と言ったところです。
豹変する人怖い
平野が突然声を荒げる。
正直怖い。
日頃温和な人がいきなり声を荒げる。
さらにはビリビリに紙を破る。
しかも後で大きな声を出したことについて謝る。
DVの人の特徴なんじゃ?
と、ちょっと怖いやつだなと感じた。
けど、
川口春奈可愛いからいい。
あ、でも後に苦労するのか?
タイムパラドクス後の3つの説。
基本、タイムリープする映画はだいたいこの3つの説に基づいいることがわかった。
無限ループ、パラレルワールド、歴史からの消滅。
今後の基礎知識にしておこう。
話について。
内容は最初から最後まで、だいたい想定の範囲内。
観ていられた理由はなんといっても川口春奈。
そこに価値のある一作。
男はみんな奇跡を起こしたいと思っている
今からのコメントは完全にネタバレになるので今から読む人は覚悟を持ってみてください。
ー男はみんな奇跡を起こしたいと思っている。好きになった女(ひと)のために。
まさにその通りです。
ー物語はその恋を見つけた日から始まる。
まさにその通りです。
映画だけではなく自分の人生に置き換えたときにもそう感じなければならないと思いました。
出会えた事。一目惚れをした事。その人の突拍子のない話を聞いた事。そしてハッピーエンドを迎えた事。それはすべて奇跡なのです。
そのためには男は覚悟を持っていろいろな事に立ち向かえなければなりません。
すべては好きになった女のために。
その人が部屋を引っ越したあと1年間誰も住まなかった。大家の言う通りまさに部屋が人を選びました。覚悟を持って殻を破ったから奇跡が起きたのです。
ホントいい話しでした。
ただ残念なところがシラノが元カレのセリフを言った事と当時は手を繋ぐ事も出来なかったのに1年後の再開の時はいきなり抱きしめたい事。チャット強引でなないかと思った。最後までオドオドしい高橋一生が良かったかな。
それでもストーリーはとても良かった
毎日 流行り病の罹患者数と死者数が発表される世界で
見てるので、もういろいろ集中できないノイローゼ状態です。
いやはや 一年前に世界はこうなってると予言した人っていたんでしょうかねえ。
只今の現実の方が余程SFチックです。
2020年 TOKYO2020は延期ですよ。
国立競技場の建設にあたって 期日を気にして自殺に追い込まれた方には 教えてあげたい。
ただ突貫工事でなくゆったりペース(かは、しらないけど)オリンピックに向けての準備は着々としてるらしいし、
いろんな業種が休業に入る中 建築土木に関してはまったく無関係に働いていると 建築資材会社の友人が言っていましたが。
意外に 日常は日常としてる所が世界から非難される所なんだろうなあ。
集中して見てるつもりでも 途中でぽかんとしちゃうんだか
高橋一生が 何焦ってんのか
川口春奈がなんで 最後 海岸にいるのか
あれ?ってなって 見直したり。
これこうですよね。
最初にダクトから聞こえて来た声で助けられた形の川口春奈がいて、その声の主が実際それを実行しないとダメって言う。
普通は 頑張らなくてもそうなって
ああ こういうことね ってなるわけですが
頑張らないとダメなやつなのね?
誰が彼女を助けたかを探して そいつに頑張らせる。
彼女は頑張ってくれるのを 引越し先でただただ待つ。
今の現状 いつ罹患するんだろうと怯えて暮らす私には考えられない状況!
今 現世の方が パンデミック中なので
もうちょっと生死に関わらないやつ見ようっと。
志織は平野が一年後から話してるって一応信じてるわけやし、最初から強...
志織は平野が一年後から話してるって一応信じてるわけやし、最初から強盗に襲われるから助けるためだって言えば良いのでは?
それに、なぜ何日も尾行させりら必要がある?シラノは最初からヒラノだって言ってるんだから、なぜ真一かもと思うんだ?平野しかいねーだろー。
そして、同じ部屋でしかタイムトリップしない、、とか設定が無理やりすぎる
でも、高橋一生と川口春奈の2人の空気感が好きなので、星3つ
静かで真面目でお洒落な恋物語
未来の世界から彼女に伝言を伝え、彼女の命を救う話で、時空を超えるラブストーリー・・・ですが、SFの部分はこじんまりとしたもので、時を超えてタイムスリップするというようなこともありません。
ストーリーは淡々と進み、これといったクライマックスのような大きな出来事もありませんが、映画の雰囲気はいい感じでした。主演の二人がナチュラルでよかったです。イングリッシュガーデンのような庭付きのマンションも女子が憧れるようなオシャレで素敵な空間でした。
不器用な小説家を目指す主人公、平野(高橋一生)に好感が持てます。一歩間違うと、変わり者のキモい人になりそうなのに、高橋一生が演じると、一途な想いがじんわり伝わってきて、ボサボサ頭もサマになってました。タイムワープ物を見るたび、悩まされる「タイムパラドックス」の観念。これがわかりやすく説明されていて納得。
ケチ
ケチで結構です
ケチ
ケチでいいです
と二人が言い合うところがよかったです。(やりとりが少しくどかったけど)
ラストは強く抱きしめ合うだけでもよかったかな・・・
1年後の平野が、「ひとめぼれでした」などと告白し、恋に積極的になっていて人が変わったような??(壁から彼女への伝言を無事に実行し、想いはますます強くなりテンションが上がっていたと見たが)
「余命あと何日」などという、死が近づいているようなラブストーリーは、すごく苦手なのですが、これはハッピーエンドでよかったです。(^^)
主題歌もよかったです。
物語が僕を拒んだって、誰かが運命を定めたって・・・♪
映画を観た夜、「アレクサ、andropの『koi』をかけて」と思わず言ってしまいました。
高橋一生にキュンとした
未来に飛んで過去の彼女を救い
救ったからにはその後を修正しないと
彼女が消えるかもしれないと言う面倒なお話だが
それを恋愛に乗せて進行する作品
時空を超える話はどうも???になってしまうが
高橋一生が彼女を救いたいと言う一途な想いが
心にぐっとくる
高橋一生が
不器用だけど彼女への思いが伝わってきて
そしてハンサムと来たら観てる女子もときめいてしまいそう
しかし恋愛は抱きしめて見つめあって台詞はいらないとは
思いましたが
川口春奈が魅力的なラブストーリー
松尾由美の小説の映画化です。芸術家たちの住むアパートに引っ越した志織が、未来の隣人の平田から尾行を依頼される中、強盗が部屋に侵入し、志織が殺される運命を救われてというストーリーです。ストーリー的には予想通りで意外性はありませんが、高橋一生と川口春奈のファンには満足できるラブストーリーです。
恋に命を賭けた女
川口春奈すきだからね。絶対観るの。だから、ストーリーは駄目でもいいんだけど、まあまあ良くて良かったな。
時間を超えて声が届くっていうタイムパラドックスが噛んでくる話なのね。パラドックス解消のためには、同じことを誰かが再現すればいいっていうのは、納得感あったな。
『親殺しのパラドックス』だと殺しちゃうから再現しようがないんだけど、これはある事象を避けるだけだから、再現できるんだよね。
ただ「どうせ高橋一生がシラノなんでしょ」と思って観てるから、物語の後半は中弛みなんだよね。
これもし、川口春奈の元カレがディーン・フジオカだったら「え、シラノはどっち? 高橋一生? ディーン・フジオカ?」ってなるんだけど、知らない役者さんだからね。「あ、これは高橋一生一択だわ」ってなっちゃう。
でもラストに向けての「平野(高橋一生)を信じて、何もしない」っていう川口春奈の決断が凄い。もうそれだけで、この作品が成立してんの。
「この恋が成就しないなら死んでもいい」ってことだよね。穿った見方をすると「あの男は私に惚れてるはずよ。間違いない」ってなっちゃうけど、そうじゃない。
ただ、そこに至る過程は良く解んないんだよね。尾行してるときにだんだん気持ちが傾いていったってことなんだろうけど、そこまで魅力ないもん。出会って数ヶ月の展開だから「この人に命を預ける」ってとこまでいくかっていうと、疑問なんだよね。
これ、イケてない男が頑張る話で、相手役は川口春奈じゃなくて、もう少しイケてない女優さんの方がしっくりくるんだよね。ただ、それじゃあ、興行としてしんどいのでしょうがないんだけど。
高橋一生はすごく良い役者だと思うけど、見た目は二枚目じゃないと思うの。だから綺麗な女優さんが高橋一生に惚れるっていう設定に納得感をもたせるのが大変なんだよね。だから高橋一生は主演に向かないと思ったな。ファンの皆さんごめんなさい。
他にも疑問はあってさ、平野はなんで自分を尾行させたのかも解んないの。そして『街一番のレストランで』って言っちゃうのかも解らない。それで混乱すんだしさ。
ラストの『一目惚れでした』もいらないよなあ。だったら、お前、もっとガンガンいけって話だろ。それにタイムパラドックス考えていくと『最初の平野』は存在する必要はないんだよね。最初からなんだか解らないけど、この状況があればいいの。
と、色々とあるんだけど「平野が救ってくれないなら死んでもいい」っていう主人公の決断がすごくて、それでもってしまう良い作品だったよ。
もっと見たかった。。。。
一生さんの役がすごく良かった☆
春奈ちゃんもかわいい☆
そしてあの住まいも素敵。
しかし一緒に見ていた友達とも、疑問が残ってしまいもっと見たかったねと話してました。
パラレルワールドのようなものはこれから何度も繰り返されるのか?
あと平野を尾行させてたのも、春奈ちゃんが平野を好きになるようにするためなのか?
元彼のプロポーズを断るのも決まってたのか?
気になってしまい小説を買おうかなと思ってます。
見てる時間はスクリーンに釘付けで楽しかったです♪
物語が僕を拒んだって
前半だけなら今年見た映画の中でもトップでした。
後半が少し駆け足だったのが惜しかったです。
andropの主題歌が物語を全て包み込んでくれて美しかったです。
川口春奈さんの美しさと高橋一生さんの人柄の良さが全面的に押し出てる作品だったと思います。
「ケチ!」「ケチじゃないです」のやり取りのシーンとかはクスクス笑えてきました。
ゆったり見れる作品です。
面白かった。。。
すてきなお話です。
タイムトラベルものは私も大好物で、そういう話だろうと思ってから観たくてたまらない感じで観に行きました。
川口春奈は可愛いし、高橋一生は男前やし、ほんとに言うことなし。
元彼の伏線の張り方もよかった。ミッキーカーチスも相変わらずの口調でよかった。
何よりハッピーエンドなのがよかった。
オッさん一人で泣きながらかえらずにすみました。
すてきやなって思う場面が多かった。
よかったよかった。
純粋なラブストーリーでした。
タイムパラドックスが生じるという危惧を持ちながら
自分が生きているこの場にただただ志織と一緒に居たい!その一心で平野は行動します。人の想いはその人の環境も未来も作りあげていきます。結局二人の純粋な強い想いが一年後の潮風が吹き荒ぶ九月の海岸へと誘ってくれたのでしょうね。平野の志織への強い思慕の念が志織を救い再び会えるという奇跡を起こしたのです。ものすごーっく純粋で稀に見るストレートなラブストーリーで久しぶりに胸がキューンとなりました。涙が滲みました。
一生ファンの映画かな…
高橋一生ファンにしたら、彼の草食系男子としての魅力が存分に楽しめ、母性本能をくすぐる優柔不断な演技に、胸キュンだったのでしょうね。
ヒロイン役の川口春奈さんも、等身大の女性の役柄を、可愛らしく嫌味の無い表情で演じていたと思いますが…。
タイムリープによるパラドックスをテーマとするストーリーは、最近よく映像化されるし、見慣れた感は否めないかな。
その分、映画としては、ファンタジーとしても、ラブストーリーとしても、もう一捻りした、驚きのある展開を期待していましたが、そこは今ひとつ。
実際、最初にエアコンの穴から聞こえてきた声は、確かに一生君ではなかったのに、最後のくだりとの辻褄が合わなく、しっくりこなかった。
まあ、一生ファンの為の作品だったのかな…。
実は、"あなたに危険が迫っています!"とは言っていない
人と人の出会いの多くは偶然である。"運命"と信じるのは勝手だが、不思議な偶然が続くと、そう思いたくもなる。
"恋人になるかもしれない人"と距離を縮めていくドキドキ感から始まり、失恋による喪失感、そして奇跡的な再会といったアゲサゲがたまらない作品である。
川口春奈の主演は、「一週間フレンズ。」(2017)から2年ぶり。川口ファンには、かなりの"おあずけ"である。かといってTVドラマも年1ペースなので、作品を選んでいるのか、"旬の女優"使いこなしとしては、かなり抑えぎみ。ファンのリミッターは破裂寸前である。
満を持しての王道ラブストーリー。W主演の相手は高橋一生。実年齢38歳と24歳というキャスティングは、画的には疑問だが、妙にありそうで現実的だったりもする。
設定はいわゆるタイムリープの一種だ。ただし、登場人物自身が時間跳躍をするわけではなく、起きてしまった事件を、"声"によって未然に防ぐことによって発生する事実矛盾(タイムパラドックス)をどう取り戻すか、という話。
未来から過去を修正しよう行動すると、修正し終わった未来は、過去を正す動機がなくなる。すると修正できなくなる…という矛盾だ。
オチはわかっちゃいるけど、やめられない。クライマックス展開のスピード感がたまらない。オチへの伏線は、芸術家をめざす住人たちが暮らすアパートメントという設定。小説家志望の平野(高橋一生)もそのひとりである。
実は、"こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!"とは一言も言っていない(笑)。これは映画の宣伝文句だけだ。よーく考えてみよう。
志織(川口春奈)は写真を趣味としているが、使っているカメラはオリンパスのPEN Lite E-PL1s。2010年のモデルであり、設定において旧機種を選ぶ必要性はあまりないように思うが、こだわりだろう。電子ビューファインダー(VF-3 ?)を装着しているから、そこそこのマニアである。
脇役がおもしろい。志織の元カレ・真一役の古舘佑太郎は、フリーアナウンサー古舘伊知郎の息子である。ハマケン(浜野謙太)も出ているし、アパートメントのオーナーとして、80歳のミッキー・カーチスが頑張っている。いまなお毎年出演作がある現役だ。
ここにも川栄李奈がいる。あんまり主役を食うのはよくないが、志織の同僚役ながら、職場での会話ひとつで存在感がある。さすが。
(2019/3/2/ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
甘すぎるラブストーリーだが原作を上手く改編していると思う
高橋一生さんのファンなので舞台挨拶の初回で観て参りました!
感想と舞台挨拶の内容を織り交ぜて書いてます。
作品を真面目に観た感想と、ただのイセクラとしてのぼやきの差が激しいので、その点ご容赦くださいませ…
・今回チケ運やばくてですね…2列目通路側でした…本当びっくりした…御察しの通りすごかった。後で書くけど。
ちなみに昨年から高橋一生さん関連のチケット取るためにチケットぴあのカード作って年会費課金してますが、課金するだけの価値はありましたね…
・公開日にご覧になった方が、タイムパラドックスに関してちょっと難しいみたいに仰ってたので、理解できるか不安だったけど杞憂でした。
劇中の平野さんの説明めっちゃ上手い!難解な話なのに私はスムーズに入ってきました。
・舞台挨拶でもこのシーンについて言及されてたんですが、元々平野の部屋の机が丸い(時計のイメージ)ので、山本監督はその周りをカメラが回って撮影する想定だったそう。
かつ、タイムパラドックスの説明が難しいのでCGなどで解説をつけようかと思ってた。
でも、長回しのシーンなので悩んでいたら一生さんから芝居に動きをつけたらどうか?と積極的に提案され、その結果平野が説明するだけでまとまった。
それから、小道具さんの仕事が細かくて、劇中で出てくる説明のボード等本当に使えるものをたくさん用意してくださってたことで、一生さんも現場でいろいろ試すことができたそうです。
・そういえばタイトルでるところも丸いお庭をドローンで上からぐるぐる撮ってて、タイトルの文字が丸い庭=時計の文字盤みたいでした。前の列から見上げて観てたせいかちょっと酔いそうになったけど笑。
・アパートの名前が「Habitation Godot」に見えて、ゴドーを待ちながらとか関係あるのかな?って思ったけど、たぶんオーナー権藤さんの名前から来てるので考えすぎかも…
でもこの物語は後半で平野と志織が信じて「待つ」っていうのは結構鍵なんじゃないかなあとは思った。
・権藤さん役のミッキー・カーチスさん好きなんだよな…よかった…
カルテットのすずめちゃんの勤務先の社長さんを思い出してしまった。メガネをクイクイってやるおじいさん。
・ミッキーさん普段はタイにお住まいだそうで、本作の撮影のためだけに帰国してくださったらしい。撮影がちょうど1年前の3月で寒かったため、寒暖差で大変だったそうです。
・ちなみに権藤さんが手に持ってる本のタイトルがフランス語で「マグカップ一杯分の奇跡」と書かれてるらしいんですが、原作の最初に出てくる言葉なんだそうです。
更に舞台挨拶の後気になって私調べたら、未読なんですが原作では声の聞こえてくるエアコンの穴のスペースが丁度「マグカップ一杯分」外に出っ張ってるってとこからこの表現が来てるっぽい。なるほど。
・全体的に原作から上手く改編されてるイメージ。
原作だと一度平野が告白したりとか、志織も「シラノ」が好きって言ってたりとか結構明確になってて緩急が激しい感じのようなんですが、そういうの全部無くして最後のクライマックスまで取っておけるような流れにしてて、そこは良かったなあと。
あと平野の借金のエピソード(それ故に部屋を移れない)とか、志織のくまのぬいぐるみの話とか、全部カットして2人のラブストーリーだけ際立つようにしてる感じ。
・ただ、映画で私が気付けなかったんだけど、平野が新人賞獲った後志織が居た部屋に戻ってエアコンの穴から写真見つけたシーンで?ってなったんですけど、
原作では真一にシラノになってもらえるように説得する手紙を志織が隠して引っ越していくみたいで。
そこまで読んで、映画では改変されてるんだけど、結局志織も平野のこと好いていたし信じて待ってたんだなって気付いたんですよね…
・正直に言うと、私恋愛映画とか割と苦手なんですよ…今回もたぶん申し訳ないけど一生さん出てなかったら観てなかったし、映画自体は面白かったけど最後のオチとか結構予定調和的だなと思ったし、甘めに終わりすぎてそこまで好きではなかったんですけど笑。
でも、平野さんの一途な想いはめちゃくちゃ胸を打つし、わかりづらいけど結局は志織も平野を信じててベクトルがそちらを向いてたってじわじわわかる感じは良かったなあと思いました。
・あとシラノって名前聞いた時点で、絶対平野さん幸せになれないやつじゃん…だから配役が高橋一生なのか…と変に勘ぐったりした。
シラノ・ド・ベルジュラックの引用ではないのかなあ?わざわざその名前にするのに、めちゃくちゃハッピーエンドでちょっとうーん?って思ってしまった。
・ほんとどうでもいいんですが、平野が小説を書こうとして書けなくて、結局志織を消さないためにどうすれば良いか考えてしまうところで、確か「矛盾の消滅 完璧な再現」ってワード上の文面に書いてるんですけど、なんか椎名林檎っぽいとか思ってしまった笑。不惑の余裕。
・ラストシーンの海辺の撮影で、風が激しすぎてスタッフさん総出で人の壁を作って対策していて、その時の写真を見返して山本監督がうるっと来たそうで。
どんどん上空へと引いていく所とか、「ドローンがほぼ風で飛ばされてたようなもの」らしい笑。
春奈ちゃんが髪バサーってなってた一生さんを「スーパーサイヤ人みたい」って言ってて爆笑!
・火曜サプライズとかいろんな番宣で「唇ぶっ壊れてる」発言ありましたけど、辛いもの好きの春奈ちゃんのせいでロケでいろいろ食べるハメになって「毎回唇ぶっ壊れた」って言ってて、申し訳ないがめちゃくちゃ笑った…
そしてこのままだとイセクラみんなリップクリームとか薬とか差し入れしそう笑
・プレスの方が、パソコンでめちゃくちゃ発言のメモ取ってらっしゃるのも、カメラ頑張って撮ってるのも、劇場の方か主催側の方が目の前の床に座ってずっと動線の安全守ってるのも、席の位置的にめちゃくちゃ見えまして。司会の方も話の振り方すごく上手くて。
俳優さんを見に来てはいるけど、こうやって舞台裏を支えてる方のプロの仕事ぶりを短い時間だけどめちゃくちゃ見られたのはすごく良かった。
スタッフの皆さんにもお疲れ様です、いい作品を届けてくださってありがとうと言いたいです。
◎最後本当にひどい感想です。
・グレーのダボっとしたジャケットとパンツ姿で、黒髪もっさり眼鏡でした。
どストライク作画でしたスタイリストさんヘアメイクさん天才ありがとう!
・舞台挨拶はじまって、お三方が客席のドアから登場されたんですけど、私が居た側と反対側の通路に行かれてしまって…握手したかったなあ…でも握手したら死んじゃうからこれくらいがいいのかも。機会をいただけただけでも幸せ!
・と思ったら、初日メイキング観るとき一列挟んでたけどほぼ目の前までいらしてびっくりだよ!!!聞いてねえよォ!!!
「これからねちょっと動画見ましょうね〜」みたいにぼそっと言ってた…
なんかいい匂いがしたって報告を見ましたが、私は匂いまでは確認できなかったでも「高橋一生は実在する」って生存確認できたから生きてるだけで御の字だよ…今日も元気でありがとう推し…
・私の座席、隣がプレスゾーンだったのでカメラの目線の延長で視線が一瞬だけこっちに来たわけですよ…
マジで視線合いそうで私直視できなかった…無理だった…もう半径5メートル?3メートル?わかんないけど切ってる距離…双眼鏡全く不要だったわ…
・あの、冷えピタ貼るシーン、やばくないですか?前髪に戸惑う感じ…!
あれ貼るときに「失礼しまーす」ってアドリブでぼそっとって言ってて、それを監督が聞こえやすくして編集で入れてるらしいです…気づかなかった…
とりあえずわかりやすくあのシーンはイセクラを殺しにかかっててよかったです…
お姫様抱っことかおでこに手を当てたりとかおかゆ作ってくれたりとか看病されたみがカンストした。
・劇中のしんどかったとこ多いので羅列
寝癖のひどい髪で出勤しちゃうとこ
後頭部のライン
メニューで隠しながら特大いちごパッフェたべる30代独身男性
たまに早口でまくし立てる様子が軽井沢の雪深い森から見てる某男性が見え隠れする平野さんというか中の人
プレゼントきっとめちゃくちゃ迷いながらお店ぐるぐるして選んでる様子が浮かぶ感じ
貴女のために嘘をついて自分で傷ついてるのが察せられる表情
殻を破れない情けなさと勇気を出そうとする姿と自信をつけた様子の演じ分け
全部良かった。
・かなり好きだったのは夕日に照らされる平野さんというか一生さんの横顔綺麗すぎてビビるし、もさもさの髪の下のうなじめちゃくちゃ綺麗でビビった。静かに心臓止めてくる…
・私が高橋一生さんを好きな理由の1つである、言葉のセンスやこのような場でも即興で上手く返せる会話のセンスが目の前で拝見拝聴できて本当に嬉しかった…
何を答えるか思案する姿も、言葉を選びながら誠実に応える姿も、その一部始終を全部目にできたから…やっぱりこの人を好きだなあ好きになって良かったなあとめっちゃ思った…ありがとうございました…
・とにかくあの至近距離で同じ空気を吸ってたのがやばいので今すぐ息を止めたいです。死ぬ。もう死んでいる。
・我々イセクラへと大サービスでおててを無邪気に振る男児感と、写真撮りやすいように立ち位置気にして調整したり舞台で春奈ちゃんを先に通すスマートな紳士さと、そのほっそいおててのえっちさが矛盾してビックバン!!!って感じでした。
どうやら語彙力はどこかに葬られたようです。
また機会をいただけたらお目にかかれたらうれしいですほんと。
でも元気にお仕事楽しんでくださってたらそれでいいので、わたしたちも楽しく推せるように生きようね!と思いました。以上!
美しい映画でした
フォルトゥナと同日に観ました。同じような内容ですが、インテリアやお料理、川口春奈さんの衣装がとても素敵で物語の最後がハッピーエンドだったので、私はこちらの映画の方が好きです。
高橋一生さん演じる主人公がとても大人な雰囲気で賢くてイケボなのですが、嫉妬して突き放したりして恋をして起こしがちな行動のギャップが描かれており、空白の1年もあり私の大好きな展開でした。大人のラブストーリーだったからか互い冷静だったので、高橋さんの雄味や川口さんが喪失感で落胆する日常が描かれていて切なさがもう少し伝わってキュンキュンすることができたら完璧だったなと思いました。
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