「モッコリに始まりモッコリに終わる」劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
モッコリに始まりモッコリに終わる
新宿の種馬こと冴羽獠が活躍する伝説のスイーパーが令和に蘇った、キャストもアニメ版のオリジナルキャストが勢揃いし新宿を舞台に大暴れする。
とは言え時代は令和になり世の中も新宿も様変わりを見せているが新宿の種馬は令和の時代でもモッコリに始まりモッコリに終わるスタンスは変わらず美人からの依頼は完璧にこなし愛用のコルトパイソンの射撃の腕は健在。今回はほぼ新宿近郊を舞台としておりスタッフが事前にロケーションをしているので新宿駅や東宝シネマのゴジラ、歌舞伎町の裏路地の飲み屋街等もしっかりと再現されており冒頭からAngel Nightの楽曲に乗り繰り広げられるシーンでシティーハンターの世界観に入り込まれた。
今回のヒロインの進藤亜衣役の飯豊まりえさんの起用は成功したと言えよう、大抵はタレントの声優起用は反感を買うが今回はキャラクター通りのイメージだったし、山寺宏一さんの下積み時代から男Aとして吹き替えで関わっていたのもあり今回の起用も本人は感無量だったそうだ。
ラストシーンのストップモーションからエンディング曲のGET WILDが流れエンディングもアニメ版同様でその後のSTILL LOVE HERと共に現在の新宿の街並みが流れていく映像に令和にまたシティーハンターが帰って来た事を実感できた。
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