「何も変わっていないからこそ良い」劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ ローチさんの映画レビュー(感想・評価)
何も変わっていないからこそ良い
往年のファンが期待するものを全部入れたような内容だった。何も新しくしていないし、現代におもねることもない。シティーハンターはこれでいいのだと想う。懐かしの楽曲が流れるだけで泣けてくる。
冴羽獠というキャラクターは、007のジェームズ・ボンドやルパン3世のように時代を経ても色あせない魅力を持ったキャラクターでることを本作で証明したと思う。できれば定期的に新作を作ってもらいたい。
今の新宿の街の匂いがするのはとても良い。シティーハンターの魅力はキャラだけじゃなくて、新宿の喧騒がリアルかつ魅力的に感じられるところ。普段街を歩いていたときにふと感じる感覚と、同じものがスクリーンの中にも息づいているように思えるのが素敵だ。
それにしてもアニプレックス配給の本作で、新宿TOHOシネマズのゴジラヘッドがそのまま描写されているのは驚いた。東宝もよく許可を出したなと思った。
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