「新作だけど懐かしい同窓会作品」劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
新作だけど懐かしい同窓会作品
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新しく作られた最新作のはずなんですが、全く新しさを感じさせる事なく作り上げるってのもある意味職人芸なのではないでしょうか?面白かったかと言われれば正直微妙ですが、これはこれで需要はあるのかなっと。
例えば全くジャンルは違いますが同時期公開の「スパイダー・バース」のような最新の映像で観てて「スゲー!」ってなるような作品を、きっとここの客層は求めていないはず。でも「スゲー!」ってなんなくてもこの作品が狙った層のお客さんはそれなりに満足したのではないでしょうか?きっと歳を取ると新しい物は受け入れるのがしんどくって、小難しいテクノロジーの話も着いていけないので、本作ぐらいのレトロ感はある意味「求めている客層に求められてる物を提供した商業的に正しい作品」だったと思います。だって公開4週目で観に行ったのに映画館の客席ほぼ埋まってましたしね。シティハンターって人気なんですね。
ま、「これやったらテレビでええやん」っとも思えましたが、それぐらいテレビアニメの枠組みから1mmも外に出ていない作品でした。いい意味でも悪い意味でも。でも中にはテレビだったら観ないかなっという私のような客もいるはずですし、懐かしい同窓会として楽しんで頂く為の作品も世の中には必要なのではなかろうか?と思いました。
そういえば主人公の冴羽りょう役の神谷明さんって御歳72歳なんですね。そんなおじいちゃんが「もっこりちゃ~ん」なんて叫んでる現場を想像するとシュールだなぁっと思います。仕事とはいえ。
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