「よかったけど、だめなところもあった」劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ なほこさんの映画レビュー(感想・評価)
よかったけど、だめなところもあった
大好きなシティーハンター、とてもよかった。とてもよかったのだけど、現代版になっているからなのか、今この時代に作られたからなのかわからないが、ああ、やはり時代がもう違うんだなと感じ、少し寂しかった。もう、バブルではないんだな、バブルの頃には戻れないのだなという淋しさを映画の終わりに感じた。それもまた、ノスタルジーなのかもしれない。だけど冴羽りょうはやっぱりかっこよかったし、もっこりもあるし、笑った
もう一つ、冴子初め、香もですが、なぜあんなに体の線が細くなったんですか。ガリガリ、とまでは言わないが、いやもうガリガリでした。当時と比べると、ガリガリでした。あんなに小さかったですか。昔はもっと豊満っていうか、セクハラになりますが、ダイナマイトボディーだったと思うし、あの昭和みたいな肉付きがよかったのが、好きだった。あれでは、冴子の魅力も香の魅力も、初めての人には伝わりません。あれでいいのか・・これだけは、本当にいただけない。こんなに面食らったのは久しぶりだった。なんか、違うじゃん、って悲しくなった。冴子じゃないじゃんと・・冴子も香も、もっともっと動きがあってセクシーで魅力的なキャラクターだと思う。なのになんか、生かせてなかった。
りょうちゃんも、もっと肉付きよかったしムチムチだったのに、なんか今風になっててデザインも固いし、伸び伸び動けていなかった。柔軟性がない。それがアニメーションとしては機能していなくて、寂しかった。BGMや音楽は当時のままいうことなし、その時は一瞬にしてあの頃に引き戻され、泣きました。脚本はよかったが、やはり作画やアニメーションが難点だった。動かない、昔のようにあまり動かない。最近の技術で映像はきれいだしCGも使っているが、あまり動かない。固い、とにかく固い、表情が、動きがない、最近のアニメの傾向にもあると思います。クオリティのいい一枚停止絵みたいな人物のアップにやたら力を入れるところなどが目立って、どこに金かけてるんだと思うことも多くなった。アニメの制作現場も、変わってきているということなのかなあ。難しい時代になりました
(追記)しかし調べたら当時の作画さんも参加しているらしい、なぜ昔と雰囲気が違うのだろうか・・原作に似せたからなのかなあ・・それもいいけど、昔のアニメっぽいシティーハンターが見たかったなあーなどとツッコんでいました。すみません。でもそれ知り合いに言ったら、「そんなもん時代なんだからしょうがないじゃん!!!」激怒されて終わった。そんな怒らんでも・・寂しかっただけです・・自分でも思いますが、厄介な感想だなと・・まあでも、現代だから、今の時代に現代版の綺麗なシティーハンターが見れたのだよなーとも思うし、複雑であります・・難しい