セラヴィ!のレビュー・感想・評価
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セラヴィ!フランス式
結婚式の舞台裏、最高に笑える映画。結婚式のドタバタを描くのだけど、テンポも良く笑いのセンスが一緒の映画に出会えるのは稀。何も言わずに見てほしい、最高です。
ジャンピエールが兎に角うまい。また好きな俳優のルルーシュも健在。ラストの曲に感動。
終盤まではうーん
とにかく見ててイライラしてしまう、仕事意識の緩い人間が多くて責任者目線で見させられるので何やってるんだあいつ!と呆れてくる。
これまた新郎も嫌味たっぷりでめんどくさそうな人間なので中盤までもやもやしながら見てたが風船のシーンで大爆笑しました。
いやーそこで手を離す?
新郎の悲しい姿がめちゃくちゃ面白い。
そして終盤あんなにイライラしながら見てた連中が憎めなくなってくる。
まさに主役のおじさんの気持ちになるね
もう少しパリならではのロケーションがあると良かったけど、色々なドタバタ含めてそれなりに楽しめた。
オリンピック?
フランスの多民族国家のるつぼ感と仕事が適当な感じが、単一民族国家の真面目日本よりも社会が緩そうなので、ある意味羨ましく思いました。ヨーロッパ映画を観ていていつも憧れてしまうのが、個人主義が強いところ。今作は結婚式を通じて、家族や会社組織を描いていますが、村社会日本のそれとは全然違いますよね。私はこの感じが感動に固執する日本よりも全然好きです。オリンピックみたいな結婚式。一度は参加してみたいなあ。
エスプリたっぷりのフランスコメディ。しかし、この映画を作成した制作陣の想いを聞くと少し沁みる作品。
ウェディング・プランナーとして30年結婚式をプロデュースしてきた男を襲った悲喜劇をエスプリたっぷりに描く作品。
ある意味、お気軽なフランス映画だが、制作陣の想いはもう少し、深かった・・。2015年11月、パリで同時多発テロが発生しフランス市民の間には哀しみと不安が広がっていたという。
そこで、「最強のふたり」の監督コンビ、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュは考えた。”このような時だからこそ、お祭り騒ぎのような楽しい作品を創ろう”
という作品製作の背景を知ってしまうと、見方が変わったのだろうなあ。
この作品を鑑賞した際の私のコメントは
”この系統のフランス映画の謡い文句に必ず出てくる(この作品の制作人でもあるのだが)「最強の二人」を超える映画が早く出てほしいものだ。”である。
真っ当な感想だと思う。エスプリの効いた面白い作品だったが、やや過剰な感がしてしまったのだ。
いやはや。最初からそう言っておくれよ、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュさん。
<2018年7月6日 劇場にて鑑賞>
コメディ寄りのコメディ
お客様の人生の大切な1日、結婚式のプランニング会社のトップである中年男性が主人公のドタバタコメディ。お客様に出す料理を次々つまみ食いするカメラマン、好きだった元同僚が新婦とわかって客のフリをする従業員、常識のかけらもない不潔なピンチヒッター、エゴが強すぎるバンドマンなどなど、無責任、不誠実な従業員たちに最初はイラっとするんだけど、そのせいで誰が可哀そうかっていうと、実は新郎もそれなりで、同情は不要。笑ってよし!「ピーターラビット」「パディントン2」に次いで今年3番目に笑ったかも。
「奇人たちの晩餐会」「世界の果てまでヒャッハー!」「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」など、フランスって時々こういう純粋コメディを作るんだな。
だめだこりゃ
この映画は、「花嫁と花婿、そしてウェディングプランナーが、
問題を抱えつつも愛すべきスタッフたちとともに苦境を乗り越え、
無事幸せな結婚式を挙げるという話」ではありません。
そういうハートフルな映画を期待していると、苦虫を嚙み潰したような顔で映画館から出てくることになります。
この映画に出てくる人間関係はすべて破綻しきっています。
ウェディングプランナーの社長の言うことは誰もろくに聞かないし、花嫁と花婿も愛し合っているように見えない、
花婿はナルシストで自分を演出すること以外は全く頭に無い。
スタッフも間に合わせの人間だらけで誰も熱意があるように見えない。
コネで働いているものの仕事中浮気したりつまみ食いしたりしかしないカメラマンとか、不法労働の外国人とか…。
そして、映画上の展開もすべて(意識的かもしれませんが)破綻しており、場当たり的です。
それぞれのキャラクターの小ネタ的な見せ場はあるものの、映画としての物語がありません。
人生とはそういうものだということなのかもしれませんが、個人的には、見て元気になったり爽快感を得られる映画ではないと思います。
あえてそういう前向きな部分を挙げるならば、社長が破綻しきった会社を自覚して部下の女性給仕に責任を委譲し、女性給仕も自覚を持ち始め、会社が組織として再度立ち直りそうな予兆があったことくらいでしょうか。
小ネタの合う合わないはあると思いますが、ハートフルコメディを期待していくと肩透かしを食らうかもしれません。
人生は楽しい!って教えてくれる作品
生きていくことに前向きなることを後押ししてくれる作品。フランス的な?エスプリの効いた笑いがとても楽しい。主人公のマイケル・アイアンサイドに似た人(ジャン=ピエール・バクリ)が凄く上手い。表情とちょっとした仕草で心情を巧みに表現していていました("心情を表現"は二重表現かな?)終盤の嫌味なクライアントが気球と共に空に舞うシーンが最高!その後のしっとりとしたシーンとの対称として引き立っていました。俺も知合いの披露宴で新郎が一番目立つ演出に遭遇してビックリしたことがあるけど、この気球のシーンは皆んな馬鹿みたいにウットリしていて却って面白かった。フランス映画🇫🇷侮る可からず!
眠いが、フランスらしい作品
軽妙なヒューマンコメディ。それなりの面白さこそ感じたものの中盤までは眠かった。フランス語のせいかな笑
そういえば、最強のふたりも途中まで眠かったことを思い出した。上げ潮的な単調さがこの監督の特徴なのかもしれない。
日本では眉をひそめられるようなエピソードが、平然と罪悪感なく描かれる。モラルが低いが他者に寛容なフランスらしさが羨ましい。(モラルが高いが寛容さが失われた日本とは対照的だ。)
大人のコメディ
公私ともに問題を抱えた、中年の結婚式プロモーター会社の社長マックスが、古城を借り切って行う、ある結婚式の1日を舞台にした、コメディ映画。
全般に軽い冗談レベルの笑いだけど、モンティパイソン風のちょっとブラックジョークが混じるところが、楽しい。事あるごとに部下の仕出かした問題に対処するマックスが、へこたれずに問題に対応して行く事に、日本の中間管理職として、拍手を送りたくなる。
タイトルの「セラヴィ」は、「人生ってそんなもんさ」というニュアンスとのこと。日本語で言えば、村上春樹の小説の「やれやれ」が、ピッタリかと。
問題が起きて、勘弁してくれよと思いながらも、「やれやれ」と思いながらも、やるべきことをやんなきゃなぁ、という感じ。常に前向きなのだけど、日本映画のような思いを内に秘めることもなく、かといって、能天気なラテン映画とも異なる、丁度良い加減のひたむきさだ。フランス映画でなければ、醸し出せない感覚だろう。
残念ながら今回夜の部で観たのだけど、出来ればマチネーで観て、帰りがけ、明るいうちに一杯やりたい気持ちになった映画だ。
ひどい。笑える。最後はほっこり。
自分を満足させることが一番大事!なフランス人の個人主義を極端にデフォルメした集団 (と、一部パキスタン移民)が作る、ひどすぎて笑える披露宴会場。プロ意識ゼロ。ホスピタリティは二の次。自己主張過多。スタッフもポンコツだけど、クライアントも可笑しい。突っ込みどころ満載で、小さく地味な笑いを繰り返した先に待つ大爆笑シーン。どうか前半を退屈と言わず、伏線を逃さず見ていて欲しい。
フランス社会へのちょっとした風刺も効かせながら、最後はふんわり心温めてくれる。疲れたときにちょうどいい2時間です。
日本と違う結婚式にちょっと驚き
お城を舞台にした豪華絢爛な結婚式で、そろいもそろってポンコツばかりのスタッフしかいない中、結婚式をプロデュースしたベテランウェディングプランナーが、どうやって切り抜けていくのかを描いたドタバタコメディ。
まず驚いたのが、オールナイトで結婚式が行われる事。フランスの結婚式が、オールナイトで行われるイメージは無かったので、ちょっとビックリ。って言うか、始まるのが、夜遅くからだからなぁ。ヨーロッパの人って、宵っ張りなんですね。
それと、国家憲兵が、アルバイトで?給仕をやる設定にもビックリ。日本ほど副業にはうるさく無いのかもしれませんが、それでもねぇ、国家憲兵が給仕なんてやるんですね?
新郎も一癖あるし、主人公のマックス自身もプライベートに問題を抱えていて、この手のコメディにありがちな設定にもなっています。
ところどころクスっと笑えて、中々面白いです。流石フランス映画と言う気分になります(笑)
良くも悪くもフランス喜劇
婚礼プロモーターのマックスが、古城での結婚式をアレンジ。挙式当日のドタバタを活写。彼のスタッフ達はみなそれなりにプロ意識はあるのでしょうが、所詮自分のことがとても大事で協調などは大の苦手。躾の行き届いた私達日本人なら発狂しそうな場面がこれでもかこれでもかと続くのですが、フランス人の扱いに慣れているマックスはそれらの難局をギリギリ切り抜けて行く...余りにフランス的な喜劇でした。ただ最後の最後で、その駄目スタッフ達が才能を発揮してマックスを底なしの窮地から救ってしまう「うっちゃり」もしっかり収められていて、ちょっとエスプリも感じました。やはりそこはフランス映画ですね。ところで原題は「婚礼の行方(Le sens de la fete)」と直截ですが、邦題「C’est la vie」は英語版と同じ。なかなか気の利いたタイトルだと感じました。
痛快、爽快 !?
スタッフがまーザックリと言うか、皆イー加減?!良い加減?
絶妙なタッチでウェディングの裏側を見せてくれる。
一晩中騒いで祝うというから日本の素っ気なさが当たり前だとビックリ。
しかもあんな新郎でいいのー?
ナルちゃんにも程がある。そして、パキスタンだかの野郎どもがよく口にしてた、「フランス人はすごい」の揶揄もまたいい。
文句無し!
久しぶりに文句無しの大傑作だと思った。
見ている間ずっと幸せで、登場人物達みんなが好きで、ずっと続いてほしいと思った。
伏線回収もお見事。
スッキリ感半端ない☆
終盤のクライマックスが始まった時点で後ろの席の人が笑いこらえてて、さらに無音になったときにそのこらえる声が漏れ聞こえてて、一層爆笑。
映画館で見てよかった!
★5かなと思ったけど、のちのち見返すかといえばそうではないから少し減らし。
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