劇場公開日 2018年7月6日

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「笑えるかどうかのさじ加減〜」セラヴィ! 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5笑えるかどうかのさじ加減〜

2018年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

笑えるドタバタフレンチコメディーで、
「最強のふたり」のエリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督の作品なので、
かなり以前から楽しみにしていた映画。

アメリカ的コメディーだとどうしても下やゲロになっちゃうんだけど
流石にフレンチコメディーはもうちょっと上品で
強烈な皮肉が込められてたりして
今の世界状勢、難民や労働問題にも目を向けた
まあ、楽しい映画ではあります。

で、月に8本ほど映画館に通う中途半端な映画好き的には

確かに笑えるし、
最後はなんとなく良い感じで終わるので良かったのだけど
この手のドタバタものの場合、
そのネタにどれだけ悪意が見えるか見えないかが
笑えるかどうかの境界線だと思う。

ちょっと考えが足りないお馬鹿さんが安易に何かをやってしまって
ちょうどその時に限って運悪く、何かが起きてしまって
そういうことが重なってどんどん状況が悪くなって、
さあどうしよう〜っていうのは笑えるのだけど、

お馬鹿にもそれなりのちょうど良い加減があって

「ここまで馬鹿だと、人、殺してしまうだろう〜」とか
「ここまでイイ加減だと人間として破綻してるだろ?!」とか

そのさじ加減によって笑いにならず引いてしまう事が多々ある。

今回、沢山あったお馬鹿エピソードの中で
私の価値観的にそのさじ加減を踏み越えてしまったエピソードが
三つくらいあって、その中の一つがどうしても許せないため

最後は「お前にそんなこと言われたくねーワ!!!」
と、軽い怒りが湧いて来てしまった。(笑)
で、そいつの事が10時間経っても許せない〜〜

だから星3個半くらいからマイナス1個ですわ。

ラスト近くのある盛り上がるシーンでは
何百年と建っているヨーロッパ的閉塞的な場所に響く
新しい価値観のアレ〜〜
今の時代に提示された一種の解決策提示なのかな〜〜

にしても、
あの旦那を選んだ花嫁はもしかしたら一番ヤバイ人かも(笑)

@もう一度観るなら?
「ネット配信とかで、細部チェックしながら観たい」

星のナターシャ