「自分だけが可愛い人ばっかり。」スターリンの葬送狂騒曲 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
自分だけが可愛い人ばっかり。
モーツアルトのピアノ協奏曲23番第2楽章が何回か
かかった。もの悲しげなピアノ。
ブシェーミを久しぶりにみたくて。すっかりおじいちゃんになったなーとおもいました。
結構笑ってしまいましたが、史実なんだとしたら彼らは何のために政治をしていたのだろうと思ってしまうかんじです。
政治家ってそんなものなのかな、とも。
多分どんな独裁者(と後に言われる人)も、最初は頼もしいリーダーだったのじゃなかろうかと思います(知らんけど)。
でも、頑張ってるうちに欲が出てきて、猜疑心が止まらなくって、ひれ伏す人々が滑稽で、おかしな方向へ行くのかな?と想像しました。
いやいや、そんな誰もが通る道とかではなくて、単に独裁者(と後に言われる人)の性質が異常だからああなった、なのかもしれませんが。
ロシアの話なのに、ロシア語じゃないっていう声もききましたが、
虚構における言語は、翻訳こんにゃく使用中って思うといいんじゃないかと。
全虚構界にドラえもんが配ってるんですよ。どうでしょう?
マレンコフさんとっても小物感が強い大きな人でした。
ベリヤさんがスターリンの別荘から女の子を連れだしてたのって、レイプ※の比喩なんですよね?めっちゃ子供でしたけど、、、きもいです。
名前忘れましたが、軍の人が初登場時にマントを肩でワッサーって弾き飛ばすやつ、めっちゃ面白かったです。仰々しいマチズモ感がたまらなくおかしくて笑わせてもらいました。
フルシチョフさんは、おたおたしてるんかと思ったら、後半一気に普通のことのように悪だくみを進めて、あれよあれよとベリヤさんを陥れていて、こっわーと思いました。
その他のおじさんたちはあまり印象もないです。
ただただ保身し、下克上できそうならやるけど、みたいな。
全員大した思想もなく、不遜な感じしかせーへんけどって思いました。
スターリンの別荘にいた人たちとかを、容赦なく殺していたのとか、
医者を殺しすぎてやぶ医者しか残ってないとか、
あの人たちはいったい誰のための政治をしてたんでしょうか。
そんなに人を殺して国家が成り立つと?馬鹿なの?って思いました。
実際がどうだったのかは知りませんがね。
スターリンを呪うメモを入れたピアニストさんは、架空人物かと思ったら、実在の方らしいです。あのメモを入れたかどうかは不明ですが。
スターリンの娘役の人(アンドレアライズブロー)は、バトルオブザセクシーズでビリージーンの恋人のマリリン役の人らしいです。後で知ってびっくり!全然イメージ違う!へえーーーーーーってなりました。
※レイプの箇所を強かん(女3つ)としていたら使えない文字があるから投稿できないってなった。なんで?