劇場公開日 2018年12月28日

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「醜い、しかも下手」アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 日高雄介さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0醜い、しかも下手

2019年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

設定は面白いし脇キャラも良い。手堅い佳作と言いたかったけど、無視できない不満点が2つ。

①主人公のキャラ勃てに失敗してる。
この主人公は「前向き」「ポジティブ」の意味を勘違いしてるんじゃないだろうか?
それとも、あの押し付けがましい傲慢で醜い姿こそがアメリカ流のポジティビティなんだろうか?
いくら容姿コンプが酷かったとしても、変身後にあそこまで人間性が変わる女、異性どころか同性から見ても嫌でしょ。
ラストの反省大会→自己肯定スピーチも…何だかなぁ。人間がそんな簡単に変わるはずありません。
調子に乗ってる時の姿こそ、本当の姿だよ。

②やっぱり「変身後のビューティフルな姿」を映像として見たかった。
例えばジムで1回目の変身をするシーン。第三者(観客)が見るのはポッチャリ姿でも、鏡を通して主人公の目に映るのはビューティ姿。
そういう定番ベタ演出で良いのに、何故しないのか?映画なんだから、朗読劇じゃないんだから映像で語ってよ。
前世紀の映画じゃないんだから…CG全盛の現代映画なんだから、それくらい出来るでしょ。ヘタクソめ。
主人公と観客の双方に妄想ビューティ姿を共有させておけば、その後の展開であんなイタい娘に見える事もなかったのに…。
CG使うと予算が足りない?撮影の手間も2倍?知るか!

日高雄介