パラレルワールド・ラブストーリーのレビュー・感想・評価
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玉森裕太主演、吉岡里帆と染谷将太が脇で。この世代における布陣として...
玉森裕太主演、吉岡里帆と染谷将太が脇で。この世代における布陣としては悪くない。むしろいい。玉森裕太の演技がちょうどいい。吉岡理帆がなんかやらかしてくれそうな期待感がありつつも、映画的には微風。
染谷将太はやってくれるか!と期待。怪演してくれてはいるが、役どころがもっと邪悪なのかとおもいきゃ、ピュア。役で損してる。もっと、グイグイくる演出がみたかった。
ということで、主役の崇史(玉森)の劇中のクズさが際立つ。中学の頃、なぜからかわれている智彦(染谷)を助けたのか。映画ではよくわからない。小説ではどう描かれているのかわからないが、どうもこの原作は東野圭吾だったらしい。本当に私は小説家になりたいのかといつも思うが、東野圭吾の作品をまだあまり読んでいない。
タイトルと物語の期待感ずれまくる
パラレルワールド・ラブストーリー、パラレルワールドのラブストーリーだよ。パラレルワールド、いわゆる並行世界。崇史(玉森)と麻由子(吉岡)が付き合っていない世界と付き合っている世界が並走しているかと思いきゃですわ。
A世界:智彦(染谷)と麻由子(吉岡)=付き合ってる
B世界:崇史(玉森)と麻由子(吉岡)=付き合ってる
と思うじゃん。違うんだよ!とこれ、ネタバレになるから言わないけど。後半がもう、朗読劇的に進む。
小説よりも映画の方が向いていそうな内容だけど、映画も麻由子(吉岡)の様子を見て、A世界かB世界かを判断せねばならないというムズサ。崇史(玉森)の具合からもわかるのだが、この人も頭パニック気味の設定だったので一人称視点が信用ならない。智彦(染谷)は何か企んでそうで、これまた信用ならない。
といった具合だ。
オチ自体は映画的で(少し古臭い感じだったけど)悪くはなかった。最後の交差点シーン、引きにになる。映像を止めて二人を探すのだが、いない。別撮影なんだろうけど。実は「こことここにいる」みたいな感じで、余白と余韻はほしいところだった。アップから引き俯瞰になって、いないってどうなのよと。(観て!説明ムズイから)
映画って没入感を作れるかというよりも、削がないかということだと
脳云々の話についても、ピンとこない。だから、これはSFだと思って観れば納得も行く。記憶の改編、倫理の問題というよりも、これまだできないでしょ。という点で、小説が世に出て20年近く経っても、まだ叶っていない技術が映画のコアにある。これは、「ドラえもん」の設定に近い。
【存在しないけども、受け入れよう。細かいことは、置いておこう】
これがSFを暖かく迎え入れる目だ、心だ、脳だ、イマジネーションだ!と言いたい。最後のイマジネーション、SFってのは脳内で補完してあげる作業が生まれる。たまたま見つかった新しい技術も、都合のいいデータも、世界が変わるほどの発見なのに何も変わらないのも、そんな細かいことは置いていく。
脳の情報を改編する
この技術を受け入れないことには、この物語の扉が開かない。扉を開けた先にあるストーリーが麻由子(吉岡)をめぐる男二人の「恋と愛の争い」なわけだ。となると、麻由子(吉岡)の背景がもう少し描かれていないと、そこまで麻由子(吉岡)を奪い合うのか?となる。
映画の中で、麻由子(吉岡)に対して「カワイイ」「キレイな人だね」と言わされる崇史(玉森)の恋人役・夏江(石田ニコル)。ここが一番説得力がない。夏江(石田ニコル)に麻由子(吉岡)を「カワイイ」「キレイな人だね」と言わせる。これは夏江(石田ニコル)の本能的な自己防衛と捉えるか、はたまた牽制で嫌みなのでは?とも思えてしまう。
どうして、こういう説明的なセリフを言わせたのかと考える。麻由子(吉岡)を奪い合うべき女性だと映画を観る人たちに、「ここ、大事。わかったよね」と言っているのだ。
吉岡里帆は美しい人だし、その設定をどうこう言う話ではなく。この麻由子(吉岡)という人物を「カワイイ・キレイ」だけで、男が友情を投げうって奪い合うものなのかと。説得力がないというか、ピンとこない。
イジメ・イジリから救った男が無二の親友になるという設定の破綻
智彦(染谷)は中学時代、足が不自由でからかわれていた。そこを救ったのが崇史(玉森)で。就職先も同じで、麻由子(吉岡)という女性を奪い合い、友情が崩壊していく。(ある意味再構築する)。
中学生って、理性で動いていないと言っては言い過ぎだけど、その時の気分ってものもあるのかなと感じる。気分で助けた、そういう自分に酔っている。だから、恋愛ひとつで友情を捨てる。それなら納得できる。
この親友設定を疑わしいものだと理解すれば、納得がいく映画なのだ。苦悩が足りない崇史(玉森)。夏目漱石の「こころ」と対比してみれば、崇史(玉森)自体がいかに友情というものや罪悪感というものから目を逸らして生きている人物だと思えてならない。
そこを押してでも、麻由子(吉岡)を手に入れるというのならば、麻由子(吉岡)がどれほど魅力的な人物かを描かなければ、映画を観ているものは納得できないのだ。
タイトルとキャスティング、原作者の三拍子で、期待がふくらむ。映画を観る前から、私を映画に没入させるには十分だった。その没入感がジリジリと削がれていく。後半の筒井道隆と田口ミチロウの登場は映画を終わらせるための装置になっていたのが残念。
筒井道隆はもっと何か絡むの?と期待してしまった。
パラレルワールドってことに期待しない。ラブストーリーなんだと思って観ると、玉森裕太の美しい顔立とこなれた演技を楽しめる。
難しく考えすぎずに楽しむ一作、『パラレルワールド・ラブストーリー』、ぜひご鑑賞くださいませ。
毎朝会う人とは奇妙な絆を感じることもある
「パラレルワールド・ラブストーリー」と銘打つからには、平行世界の入り口くらいは覗かせて貰いたいものである。
山手線と京浜東北線・田端~品川間の並走は、抜きそうで抜かないデッドヒートで(当たり前だけど)乗り込むと不思議な高揚感に包まれる。
品川駅までのランデブーが終わり、少しずつ離れていく姿に、平行世界を感じてしまうロマンは、何となくわかる。
「パラレルワールド・ラブストーリー」、面白かったな~、短かったけど。終わり。
えっ、ダメかな?
だって「パラレル」で「ラブ」なのって冒頭だけでは?
だからここは大胆に記憶を改変するべく、ちょっと脳細胞に強い光を浴びてきます!ビビビ!
冗談はさておき、この映画、出だし20分でネタが割れちゃって、「えっ、この映画108分もあるの?!」という衝撃なのかな~、と。そんな風に感じた訳です。
てっきり「パラレルワールド」なんだと観ている側が錯覚することで、「パラレルワールドじゃなかった!」という事実に衝撃を受ける。そういうダイナミックさがあったはずなのに、無い。
登場人物の紹介が終わったか否か、ぐらいで篠崎事件の顛末が語られちゃうなんて!ネタバレじゃんか!
因みに私は原作読了、旦那は未読の状態で観たのだが、旦那は一度もパラレルワールドに足を突っ込む事なく。
かなり序盤で「これって記憶が錯綜してるだけだよね?」との問いかけに、「お、おう…」としか答えようの無かった私の気持ち、わかる?!
ホントは違うの!平行世界の崇史と崇史の記憶が、混ざりあっちゃってるのかな~、みたいな推測があって!
平行世界はいつ交わるの?みたいなドキドキがあって!
それで実は「パラレルワールド」じゃなくて、記憶改編だったから、「なんですと?!」ってなるの!
最初からその話しちゃダメ!
記憶の改変が行われていたという事実に衝撃を受けるというストーリー的な醍醐味。
願望と現実が乖離したとき、向き合うことに勇気が持てなかった後悔。
愛に付随する「容貌」「才能」という不純物。「嫉妬」「同情」と「愛情」の混同。
掘り下げ描き出す事が出来るテーマはいくつもあったはずなのに、何一つとして印象に残らないんだからマズイよね。
本物の記憶と、改変された記憶の齟齬を解きほぐすうちに、親友と一目惚れの女性の間で悩む過去の自分の物語を再発見し、主人公・崇史は積み上げてきた二つの記憶をどう受け入れるのか?!
と思ったらヤツは「受け入れない」というまさかの選択なんだよね~。偽の記憶であんだけ振り回されたのに、まだ懲りないんかい。
それともリスタートされた状態なら、智彦に先を超される事もなく、麻由子と出逢える・付き合える・本当に愛されると思っちゃった?
ワンピースにハイヒール姿の女子と1on1しちゃう時点でモテ要素ゼロなんですけど。そういう部分にダメ出しするのも女優の仕事だぞ、吉岡里帆!とも思ったけど、まぁそれはいいや。
親友・智彦を演じた染谷将太は良かったと思う。初めての彼女に舞い上がり気味のテンションとか、ゆるんだ表情とか見てると「恋愛って良いな」と思えるもの。
どう考えても智彦の方が崇史よりイイ男だったよね。自分といるだけでこんなに笑顔になってくれるなんて、女冥利に尽きるもの。
麻由子が崇史を選ぶ意味がわからん。
あと、初見だったけど美村里江。目立たないかもしれないけど、崇史の同僚・景子の演技は自然体で緩急もあり、良い女優さんだなと。
ちょっと吉田羊に雰囲気が似てるな。好き。
ノレない脚本、しょーもない演技(ああ、勿論染谷将太と清水尋也は除いて)、特に工夫も見られない演出の三重苦。ヘレン・ケラーもビックリだよね!いや~、頑張った。私。
記憶を改編して無かった事にする「逃げ」では何も解決しないし、何も学べないので、心のメモリーカードにしっかりと「つまらなかった」と書き込んでおきます!(Enterキー)
構成がへたくそ
やりたいことはわかる。でも、監督はそれが出来る人にやらせないとダメだろうに。
多分、やりたかった事は、観る人を煙に巻き何が起きているかよくわからないなと思っていたら、最後の種明かしで、全てが繋がって「おー!」と感心してもらうつもりだったのではないだろうか。
2つの話をバラシて継ぎはぎ手法は、観る人を混乱させる効果と集中させる効果があるが、観る人に過度に集中を要求すると、途中で疲れて諦めるだけ。また、状況を飲み込めた後は、ただただ面倒でストレスになるだけ。見様見真似でやるもんじゃない。
伏線やミスリードもへたくそで、そもそもこの結末であれば頻繁にシーンを継ぎはぎするのは、それ自体が記憶の混乱を連想させヒントになってしまっている。伏線は観た時点で印象には残るが、オチを知るまで意味が判らないから面白いのに、伏線がオチのヒントになっていたりする。ミスリードはオチとの落差が重要なのに、バスケと窓に映る顔のミスリード先は本来のオチより強いうえに対して違わない。
この手の作品が得意な監督ならもっと違った結果になっていただろうに勿体ない。
パラレルワールド
…って思って見ていたけど。
途中からパラレルワールドでは、ないな。
って分かってしまう。
そして、最後何かあるのか期待したけど、
ただパラレルワールドでないんかい。
で、終わってしまった。
内容は、悪くない話なんだけどなー。
心理描写がわかりづらい。 話の流れでだいだい想像できるんだけどあく...
心理描写がわかりづらい。
話の流れでだいだい想像できるんだけどあくまでもこちらの想像であって登場人物からは何も伝わってこない。
特に麻由子。
実際は電車ですれ違っているとき麻由子も崇史のことを意識していて再会後は崇史と智彦の間で揺れているのにそんな雰囲気全然出してこないからいきなり押し倒されて流されて受け入れちゃった〜みたいに誤解する人が出てくる。
脚本が悪いのか、演技力が悪いのか。
そもそもなぜ智彦がスリープ状態になったときに崇史が記憶を消す必要があったのか。
まずいことしちゃったから無かったことにしようって?ひどくないか?
最後記憶を消してやり直そうっていう結論に達したわけだけれど、たかが三角関係のもつれぐらいで3人ともどんだけメンタル弱いのよ…
染谷将太じゃなきゃ絶対見てない。
つまんなそうだけど染谷将太だから見ようと思って見た作品。やはり苦手なタイプの話。一度寝たのは事実の方だよね?だとしたら何故主人公に彼女が体を許したのかがわからない。最初は拒否ってた癖になんだよあれ。電車の記憶も創作なんでしょ?ちょっとそこら辺の感情移入が出来なかった。
思ってたのと違ってた。
イニシエーションラブみたいなどんでん返しのようなストーリーなのかと思ったら、記憶について研究している研究者がニセの記憶を植え付け、それを検証しているという話。
ということで、面白くなかった。
原作を読んで映画を観に行きました。 原作は小説ということもあり、ミ...
原作を読んで映画を観に行きました。
原作は小説ということもあり、ミステリーの要素が強かったような感じを受けましたが、映画ではミステリーより登場人物の気持ちの動きに焦点が当てられていたような気がします。
なので、ミステリーを期待して見にいった方は楽しくない、と感じたかなと。
私は登場人物達の恋と友情の板挟みになる感情が非常にリアルに感じ取れましたし、共感できる感情や場面が多く、終始目を逸らさずに観ることができました。
最後まゆことたかしが交差点ですれ違い、お互い振り返るもそのまま別れて歩いていくシーンが最高によかったです。
「また見つけて、私を」
そう言って記憶を消すも、やはり、別れてすれ違い、交差点で別々の道を歩いて行ってしまう。
誰かを傷つけてハッピーエンド…とはならないけれども、運命を感じずにはいられない微妙な終わり方…
そのシーンを追いかけるように流れる宇多田ヒカルさんの「嫉妬されるべき人生」が最高。
とても素敵なラストシーンでした。
東野圭吾のパラレルワールド
叙述トリックとSFを上手く組み合わせた東野圭吾さん得意のストーリー構成。「容疑者Xの献身」同様に純粋な天才学者が切なすぎる。崇史と麻由子の一目惚れに共感できなかった。
脳科学
どんな風にまとめていくんだろうか?とワクワクしながら観ましたが、最終的なオチを脳科学でまとめてしまったので、あれ?という感じです。予告に騙されるのも、そろそろ飽きましたなぁ、、、。
日本は予告編が良すぎるのかな?期待のしすぎは良くないです。
ただ、玉森くんかっこいいですねっ笑
☆☆☆★★ 原作読了済み。 今からうん十年前💦はっきりと記憶してい...
☆☆☆★★
原作読了済み。
今からうん十年前💦はっきりと記憶しているのだけれど、カール・ドライヤーの『奇跡』を観た直後に感激し、3つのストーリーを考えた。
その中の1つが、元恋人同士の2人の話。
熱烈な恋愛関係だったのだが。お互いの家柄が邪魔をして別れる事となる。
別れてからも、男は女の事が忘れられずに探し回るも見つける事が出来ない。
10数年後。京浜東北線に乗り、ドアから車窓を眺めていた男の前に山手線が追いかけて来る。
2つの車両が並んで並走すると、向こう側のドアには昔に探し続けた元彼女の姿が。
しかし、男の車両は品川方面へ。彼女の車両は大崎方面へ。
そして画面には…。
T H E E N D
本当に才能が有ったのならば、今頃は映画界で活躍出来た…かも?と思いつつ。現実を見ると今は、スクリーンを見つめては「ああだ!こうだ!」毒を吐く日々。これが我が自身のパラレルワールド(-_-)
ついこの前の様に思えるけど、『君の名は。』で似た様な場面があり。「嗚呼!使われちまった〜!」…と、思ったものでした。
それだけに。原作はいきなり同じシュチュエーションから始まり、一気に引き込まれていった。
…とは言え、この記憶を巡る話は。読んでいても、読者をはぐらかす様な描写が続き。読めば読むほど要領を得なくなり、「…ん?どうゆう事だ?」と、何度も何度も考え込む事があった。
多少その記憶の改変に対しては、現実の出来事と区別する為か?改変された世界は…。
《scene1》
《scene2》
《scene3》
……………と。
何とか読者に理解して貰う様な工夫をされているのは感じた。
ざっくりと言えば、智彦の居る世界が現実で。智彦が居ない世界が記憶の改変がされた世界…と言ったところか?
だが、それでも頭がこんがらがってしまう人は多いと思う。
だからこそなのだろう?映画版は。途中から原作には無い説明場面・台詞等で。観ている観客に対して懇切丁寧に状況を説明していた。
それによって分かりやすくなってはいるが。果たしてそれが良かったのか?それともまずかったのか?…と思う。映画は原作の細かな部分を数多く改変されていて、いちいち挙げていたら大変なのでかいつまむと…。
記憶の改変に伴うシュチュエーションでの出来事の幾つかの中の、乾杯はポラロイド写真に。
智彦と崇史の家族は登場せず。篠崎の恋人の雅美及び、アメリカ本社の杉原の存在は完全にカット。テニスはバスケットへ。
鍵は大体原作通りだったが、眼鏡は懐中時計へ等。
更に、原作の最後の章に至るまで。崇史の身に起こっていた記憶の改変の事実は、謎のままであったのに対し、映画版では。中盤での崇史本人の口から「これが現実だ!」と、崇史本人が気付いてしまうのを、台詞で言わせている。
それに伴ってか?終盤では崇史と智彦。2人での麻由子を巡る挙句、智彦の願いを聞き入れて記憶の改変に加担する場面は詳しく描かれている。
そして、映画版が原作と1番違う点が、麻由子の存在及び立ち位置。
原作をミステリーと思いながら読んで行くと、どうにも怪しい雰囲気のまま最終章へ。
すると最終章の最後の最後。この原作は、崇史と智彦の2人に愛された女性。麻由子を巡る、単純な三角関係の恋愛小説でしか無い…との事実に軽い眩暈を受け、物語は終わる。
映画版は。この原作を(宣伝のされ方を見ても明らかな様に)ミステリー映画と位置付け、麻由子の存在を完全なる【ファムファタール】として、徹底的に描いていた。
確かに、原作自体を読みながら。「この麻由子って、2人を監視する為に居るのでは?」…と、思わずにはいられない存在で。ミステリー映画としては、映画版での描かれ方に間違いはないと思う…思うのだけれど、麻由子は原作の途中から行方不明になり。最後に至っても、その行方・存在は明らかにはされない。
「もう一度、私を見つけて」
原作では途中で居なくなる麻由子だが。映画版では、最後に崇史に対して自分の思いを伝える。
この一言がある事で。原作を読んでいて、崇史は何故に記憶の改変を望んだのか?(原作だと。自分の記憶の改変に関しての確信は持っていない)今一つハッキリとはしなかったのが。智彦の《死》の責任を痛感しての【償罪】としての意味で、自ら志願したのが分かり腑に落ちる。
但し、それによって。ミステリー映画でありながらも、ミステリー的な要素は削ぎ落ちてしまってはいるのだけれど。
その様に、原作は恋愛小説として。映画はミステリーとして。どちらにも出来不出来が存在しており。お互いに良し悪しを捕捉している感じでした。
それにしても崇史は下衆な男として描かれていましたなあ〜(´-`)
尤も原作に於ける崇史は。現実世界では毎夜毎夜、麻由子の裸体を想像しては1人で…の毎日で。流石に、ジャニーズさんとしては《それ》を描かれるよりは…なんでしょうけど( ´Д`)
2019年6月9日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン3
騙された?いや、騙されなかった
二度見たくなる。みたいなことを聞いていて、映画を見返したくなるような内容なのかと思っていました。ですが、わたしの予想していたのはイニシエーションラブのような映画で、実際は少し違うテイストの映画でした。断片の伏線のようなものは意味はあるにはあるのですが、これがこうだったのか!などと振り返りたくなるような衝動にかられることはなく、ただ流れのままに映画を終えた、。という感じでした。でもつまらないわけではなくて、あーこういうことかーとはなって、なんとも言えない感じです。でもこの苦しさとかむずがゆい感じを、2時間で表現できたのがすごいと思います。小説を読みたくなりました。演者がすごくみんないい顔をしていて、みなさん魅力的でした。あと、ラストシーンのあたりの渋谷の光景が映った時、チコちゃんの広告が大きくあがっているのが印象的でした笑
出口なし
さて、どれが現実なのでしょう?
ぶっちゃけ、あんな機械など開発されておらず、卒業式に乗った電車が脱線して、主人公が今際の際に捏造した物語としても成立する。
そんな荒唐無稽な推論がぶち上げられる程の材料が投入されてたりもする。
なんとなく、映画には向いてないような題材に思える。
一応の筋道はある。
だがしかし…装置を扱う第三者の存在。
その術式がバージョンアップされてないとも限らない。
小説を読んだ読者はきっと考えると思うんだ。どこまでが現実?もしくは全て改竄されてる記憶?と。
映画を観てると、どんどん現実が上書きされていく。過去が改竄されていき、脳が整合性を求めるからだそうな。
そうすると全てがあやふやになっていく。
例えば、小説には章みたいな区切りがあって、その章毎に「私」が変わっていくような。
非常に面倒くさい文法が用いられていたとして、主観も事実も変わっていく状態に引きずり込まれる。
そんな事も含めて「パラレルワールド」とするならば、非現実な「並行世界」という状態を「現実」に落とし込めるようにも思う。
つまりは、なんか脚本がダメなのかも。
主観を一つに絞った時点で、多面的な解釈が削がれていき、世界は彼の目を通した解釈で進む。
とまぁ…原作未読ながらも、重要な何かが欠落してると思え、こおならば「パラレルワールド」が成立するかもって条件を探してみた。
なんか、そんな事を推理してしまうほど俗っぽい印象を受けて「東野圭吾がこんな小説書くのかな?」って妙な疑問を持った作品だった。
なんか、内容はそうでも切り口が違うだろと…なんかスッキリしない。
原作既読だと
いろいろと物足りない部分があったと感じました。
玉森くん、染谷くんは好演してましたが、吉岡里帆さん演じる麻由子が、そんなに魅力的な部分が描かれてなくかわいい以上に惹かれる部分がわからないな、と感じました。
終わり方も、え?終わり?で、見終わった後不完全燃焼感がハンパない。
無駄にエロシーンが多いのも、必要⁇って感じました。
世界一の電車達!!!???
うーーーーん。
なんか、コミュニケーションが下手くそ。(笑)だと思います。(笑)
これって、なんか大丈夫みたいな。
同意とろうよ。みたいな。
一個、一個確認して進めていこうよ。みたいな。(笑)
ときには諦めて、タイミングを見ながら。みたいな。
現代なんだから。みたいな。
どうしようもない。
昭和か??みたいな。
まあ、予告編であーーーみたいで。
最低の期待値でしたが、最後の計測器の画とセットに興味だでまして。(笑)(笑)
いやーーーー。
脳波って。(笑)(笑)
もっといっぱい女優さんたちがでてきて欲しかった。(笑)
ワッショイ、わっしょいみたいな。(笑)
なんか重いようでて、どうしようもない。
さらさらコミュニケーションをとりましょうって。(笑)
そんな思い詰められても、みたな。
なんかなにが言いたいのか??
脳波研究か?
研究は大変だよ??なのか。
計測器はすごいでしょ??なのか。
女性って怖いなのか??
日本男性って駄目だよね??なのか。
どうしようもない。
どうしようもない。
どうしようもない。
アニメでよくない。だとか??
まあまあ短時間で節約気味に作成したから仕方ないでしょ!!だとか。
少人数の俳優さんでコスパよしだとか。
知りませんよ。視聴者は。みたいなことを思っている人もいたようないないような。(笑)(笑)
まあ、まあ、まあ。
パラレルトリプルクワッドストーリー??!!
いやー、時系列をぐちゃぐちゃにして。
勘違い、ちょっとイライラ作戦を感じまして。(笑)
まあ、そうでもない。
もっと女優さんのいろいろみたかった。
もったいぶらずに、女優魂を発揮してほしかった。(笑)
まだ、間に合うので、DVDは取り直して出して欲しい。(笑)
なんか、だらだらと長くて。
もっとストーリーを増やして、スピーディーに、ぐちゃぐちゃかつ、やって欲しい。
もっとVFXを駆使して、ダンクとか決めてほしかった。(笑)
どっかの研究所は美術屋さんに変わったらしく、なんとかVIEWでいろいろ遊んでて。
羨ましい。(笑)
遊ばして欲しい。(笑)
まあある意味挑戦的でアイロニー感も感じまして。最後笑えました。(笑)
期待してなかっただけに、むしろあきらめてただけに、まあ期待値は上回りました。
やっぱり予告編と本編はトレードオフなのでしょうか?
個人感ですが。(笑)
なんかもっといろいろ技術てきな事とかに果敢に挑戦してほしい。
なんか今後も変な意味で期待してしまいまして。
美術屋さんにもお金が入ってきてこちらもうれしい限りです。
これからもいい画がとれるようにいろいろ納品してほしいです。(笑)
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