パラレルワールド・ラブストーリーのレビュー・感想・評価
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正直分かりにくかった。
何本も映画がある中で、他のも観たいので、基本的に一度で理解できない映画は嫌い。 頑張って理解しようとすれば理解できるのかもしれないけど、そこまででもなさそうだと思って途中で話の辻褄を合わせるの諦めた。まあ何となくは分かるけど。 あんまり見る側に頭使わせるのはなあ。 従って感情移入も出来なかった。せっかく感情移入してナンボのテーマなのに。 良い映画は何度も観たくなるけど、それは初回が面白いから。
意外と難解な映画
東野圭吾らしいテーマで、面白そうだと思って見始めると、映画の序盤は主人公のモノローグによる説明が多すぎて、ああ邦画にありがちな残念な映画かなーと思いました。ただ、モノローグの説明は最初だけで、途中から説明の量はぐっと減るのだけれど、今度は説明不足で話についていくのが困難になりました。特に伏線が張られる訳でもないので、最後のオチもなんかモヤモヤする(わたしが見落としていただけかもしれませんが)。この辺りのさじ加減が難しいストーリーだとは思うけど、もうちょっと頑張って欲しかったです。 最後の方に出てくる装置の造形は、なんとかならんかったのか。あまりにも子供騙しな感じで笑ってしまった。
SFって作るの難しいんですね
タイトルと作品にズレを感じる。 東野圭吾さんの小説の実写化 必ず意味が隠されているはず。 さて、 この作品は「記憶」と「脳科学研究」と「恋愛」を掛け合わせている。 主人公タカシは「変な夢」だと思っていたことが現実にあったのではないかと自分自身の記憶に違和感を覚え始める。 彼の親友トモヒコ 彼は天才的研究者 記憶と願望を混在させ、新しい記憶を作り出す実験に取り組んでいる。 それが何の役に立つのか、本国アメリカでは彼の研究に大きな期待を寄せている。 人の記憶 人の願望 マシンによる記憶の改変 さて、 トモヒコは恋人のマユコの様子とタカシの様子から、二人はお互い好きなのではないかと考える。 やがてそれが間違いないとわかると、タカシの自宅へ行き直接尋ねた。 このことがトモヒコの研究を飛躍的に向上させると同時に、この三角関係の現実をセパレートする決断をする。 トモヒコのチームは、実験中にチームのシノザキがスリープ状態になるミスを犯した。 その改善プログラムを更新したトモヒコは、自ら実験台となった。 そして、 研究を知ってしまったタカシは、自らの記憶、おそらく研究所勤務そのものを削除させたと思われる。 また、会社の都合上マユコも同じようにしたと考える。 その直前、マユコと本音で話し合い、別れる。 彼女はもう一度、何もないところからスタートしようと、どこにでもいるカップルの別れ話のように言う。 トモヒコは無事目覚める。おそらくシノザキも同じように目覚めたのだろう。 そこまでがタカシの申し出た責任だったのだろう。 この後にタカシとマユコの記憶削除が行われたのだろう。 タカシとトモヒコは親友のままだ。 スクランブル交差点 すれ違う男女 電車の恋はすれ違いで終了したが、二人はまた出会ったのだ。 これが「ドミノ効果」なのかもしれない。 しかし、 パラレルワールドの意味がわからない。 タカシがトモヒコの彼女をどうしようもなく好きになってしまう「現実」が存在した。 しかし、トモヒコの依頼でタカシの記憶が改変され、タカシがマユコと付き合っている現実が誕生した。 これは時系列が並行しておらずパラレルワールドにはならないように思う。 二人が「知らない」ままスクランブル交差点で再開する。 付き合い始めることでまた二人に違和感が発生し、結局そこにはトモヒコの存在が出てくるだろう。 これこそ「ドミノ効果」だろうか? そうなればSF特有の堂々巡りになってしまう。 SFを作るのは相当難しい。
正しい記憶かどうか確かめたくて
吉岡里帆さんと玉ちゃんの営みも少しあり、牡蠣は美味しそうだし、知的なセリフもある、結構好きなシーンが多くあった。これは繰り返し見れそう・・・と思ったけど、秘密の実験だから狭い範囲の話で、ロケ地も普通過ぎて残念。 原作は未読。数年前の初見の時は吉岡里帆さんに興味がなかったし、あの頃は牡蠣も苦手だったし、レビューするつもりがなかったからなのか、観た記憶はあれど内容が思い出せなくて、確認のため本日Huluで字幕ガイドONにして1.75倍速で再視聴した。・・・なぜだろう、すごく初めて観た氣がする。 エンディングで流れる宇多田ヒカルの『嫉妬されるべき人生』が好き。
原作はおもしろいの?
予告はおもしろそうだったのに、全然パラレルワールドじゃなかった...二つの世界?の切り替えがわからなすぎて全然感情移入できないと思う 特にどんでん返しも解説もないし「?」で終わりもやもやする時間となった
映像化やっぱり難しいか…
原作も賛否あるこの小説。 私は敦賀の傲慢で嫉妬深い性格の悪さが自分の中の黒い部分と通じるところがある様な気がして、 そういう意味でこの作品が好きでした。 映像化は難しいような気がしていましたが、やはりという感じで…。 まず映像が汚い。 そしてナレーションやBGMなどが無さすぎて、 しかも敦賀の視点の切り替えも分かりづらく、 文字で見た下地があった私はまだ状況を理解出来たもののそれ以外の方は混乱するのではないかと思いました。 敦賀と智彦のベースの関係性にもう少し時間を割いて欲しかった。 セリフも大事な場面で言葉を端折ったり全く入り込めませんでした。 玉森くんの演技も抑揚がないしすいませんけどTaMatt見たばかりだったんで顔の筋が気になってもう…せめてもうちょい重くない前髪にしてほしかった。 ★2は吉岡里帆ちゃんのかわいさと染谷くんの「想像通りの智彦」に。 マユコが意味わからんのは東野さん作品の女性あるあるなんで気にしてません。
どんでん返し起きず
色々混乱させる展開ではあるが、記憶領域の研究とか分かりやすい伏線がいっぱいあるので途中で何となく予測がついてしまう。さらにもう一捻りあるかと細心の注意を払って観たが、ディテールの辻褄合わせに終わった。染谷くんの演技は計算されたものかもしれんが、他が薄口なので濃淡あり過ぎて正直うっとうしい。あのヘッドギアなんかはウケ狙いなんだよね? エンデイングは深く考えず「時をかける少女」世代への胸キュンサービスと割り切ることにしよう。 胸キュン的教訓。そうか…並走する電車で目が合った人は、もしかしてだけど〜オイラに気があったのかもしれんなぁ🥰
脳はミステリーと愛
サスペンスやミステリー、哀しみ纏う重厚な人間ドラマの印象強いベストセラー作家、東野圭吾。 そんな中でも本作は珍しい作品に感じた。ラブストーリー×SF…? 複雑な構成の同名小説の映画化に、東野氏も唸ったという。 脳の研究機関“バイテック社”で働く崇史。 彼の友人で超エリートの智彦。 崇史が今付き合っている恋人・麻由子は智彦から紹介され、学生時代から電車越しに想いを寄せていた相手だった。 仕事も友人関係も交際も順調。 しかし、時々おかしな事が。 寝て起きる度に、麻由子が“自分の恋人”であったり、“智彦の恋人”であったり。それも、どちらもリアル。 どちらが現実か、非現実か。崇史は境が曖昧になっていく…。 二つの異なる世界が交錯し、見るこちらも翻弄されていく。 この手のジャンルのあるあるで、最初こそは本当にSFかパラレルワールドのファンタジーと思っていたが、東野圭吾の作品がそうだったら何だか拍子抜け。 “脳の研究”や“記憶”がミソ。 あんな研究、現実的に出来るか否かは別として、段々と核心や驚きの真実に迫るにつれ、結構引き込まれた。 葛藤する主人公、玉森裕太も悪くないが、やはり染谷将太のクセのある存在感は圧倒的。 ミューズ的でもありファム・ファタール的でもあり、濡れ場にも挑み、吉岡里帆も光る。 実は公開時もレンタル時もさほど興味惹かれなかったのだが… パラレルSFの要素を纏いつつ、構成の巧みさ、“脳”というミステリー、友人との友情、運命の相手とのラブストーリー…。 これらを絡め、まあ多少消化不良感もあるものの、思ってたよりかは悪くなかった。 最近、時間とか記憶とか二つの世界が交錯するなど、そういう類いで話題になった作品と言えば、クリストファー・ノーランの『TENET/テネット』。 さすがのスケール、迫力、オリジナリティーに唸ったが、大予算を掛けなくとも作れる。 他にもまだまだ。 藤子・F・不二雄の短編作品。 こちらは完全SF(すこし・ふしぎ)作品なのだが…、 タイムマシン開発に没頭する独り身の男と、彼を心配する漫画家の友人。漫画家は彼のいとこの女性と結婚していたが、男は昔から想いを寄せていたものの奥手な性格で先を越されてしまった。 するとある日、時空が歪んだようになり… 漫画家は家に帰ると独り身。友人はいとこと結婚していて…。 本作を見てたら何だか思い出してしまった。
原作が面白かったので…
原作が面白かったのでみました! 自分の原作のキャラクターへのイメージ像と役者さんのキャスティングが割と合っていたので原作読んでた自分も楽しめました! 原作ではシーンが変わるごとに前置きに「scene〜」と書いててわかりやすかったのですがこの映画ではいつの間にかシーンが変わっていて初めてみる方は特に序盤の方はシーンの切り替えがわかりにくいんじゃないかと思いました。 あとこれは映画だから仕方ないかもしれませんが、主人公の心理描写を心の声などを入れてくれるともう少し見やすかったかなと思います。 なんにせよ自分は原作を知っていても約2時間楽しんで見れました!
衝撃の展開のストーリーの割に盛り上がりに欠けていた。なかなか入り込...
衝撃の展開のストーリーの割に盛り上がりに欠けていた。なかなか入り込めない残念さがあった。 最後のワンシーンは印象的だった。 原作からの劣化の甚だしさは否めなかった。
序盤でオチは分かるものの
叙述ミステリー好きでこの手の表現に慣れているため、映画の肝となるトリックには序盤で気付いてしまったものの、なんとか最後まで観れました。 原作を読んでいないので原作通りなのかは分かりませんが、登場人物の心理描写が少なく物足りない印象。 タイトルにラブストーリーと付けるからには、登場人物(特にヒロイン)の恋に落ちていく過程や葛藤などをもう少し表現してもよかったのでは? メイン3人の気持ちを想像・共感しづらい映画でした。 あと、終盤の研究室でのシーンですがセットが前時代的で少ししらけました。 染谷さんの演技はよかったです。
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