アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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可愛い小さな恋の歌
伊坂さんの作品は基本的にどれも好きなので、今作も楽しみにしておりました。私は、伊坂さんのバラバラだった話や登場人物がどこかで繋がって、どんどん収束していくところがとても好きです。今回も色んな登場人物がいて面白かったです。正直、「とっちらかってる」と言われるのも納得ですが…。そこが繋がってんのね!と気付くのが楽しかったです。
大事件は起こらないし、ショッキングなこともないけど、日常の中の小さな幸せを見つけるお話は読んでいても観ていても安心して気持ちよく味わえました。
序盤で何気なくした会話が、終盤のプロポーズの受け答えになるのも可愛くて微笑んでしまいました。
惜しむらくは「ベリーベリーストロング」をどこかで流してほしかったな…って感じ(笑)あの曲を聴きながら原作読んでたから…
心が温まりました。お勧めです!
決して派手ではないですが、心温まるラブストーリーでした。この作品の監督さんの「愛がなんだ」が面白かったので、楽しみにしていたのですが、観て正解でした!
斉藤和義が好きな方や多部ちゃんが好きな人にもお勧めです。三浦春馬さんもいいですね、この映画を見て好きになりました。
じれったい人達のための10年振りの小夜曲
アイネ・クライネ・ナハトムジークは、ストリートミュージシャンの弾き語り。夜が小さいんじゃなくて、小さいのは音楽の方なんだけど。つか編成。ま、いいけど。
ほんのちっぽけなキッカケが変える人生。ほんっとに「じれったい人達」の、じれったさを愛しむ小夜曲は、10年の時を超え、また新しい奇蹟を生むのであったよ。って言う話。このじれったさが好き。
古臭いんですよね。画も音楽もセリフも、何もかも。一昔前の正統派邦画を見せられてる感じ。でも好き。多部未華子、可愛いし。萩原利久も恒松佑里も矢本悠馬も森絵梨佳も春馬も好きだし。なんだ、役者さんが良いんだ。納得。みんな良かったと思いました。ただ一点。音楽はダメかも。斉藤和義さんの主題歌は除き。
もう、貫地谷しほりと成田瑛基のロッキーパートだけで、一本にしちゃえよって思うくらいに泣かす。まさかの本人TV出演とか、枝ボキとか、もう泣かす下心見え見えなんです。で、古臭いトラップにまんまと引っ掛かって泣かされる俺でした。
恒松佑里、美人だけどつぶしの利かない女優さんになりそうだと思ってたんですが、逆ですね。3D彼女以降、振れ幅デカ。もしかしてエース候補かもです。
それ、言っちゃダメなプロポーズ
「10年も付き合ったんだから、そろそろ…」って、一番言っちゃダメなプロポーズやん!佐藤!みたいな。
女子高生に呼び捨てにされるだけあるわ(笑)。
ウィンストン、むっちゃ弱そうに撮ってるなあとか、耳の不自由な少年の成長した姿見せんるだったら、お姉ちゃんも見せてよとか、突っ込みどころあったけど、ボクは素直に心温まる物語だと思いました。
自分と女房に置き換えて考えちゃいました
たくさんケンカした女房ですが、やっぱり出会ったのがこの人で良かったと思いました。
この映画の良さは、私の文章力ではうまく伝えられませんが、キャスティングがマッチしていて、違和感なく自然体で観られること。
そして、人それぞれの良い所と悪い所が描かれていて人間味を感じるし、共感出来たりじれったかったり・・・
胸がグッと熱くなる場面もあれば、クスッと笑えたり、誰?あぁ、こう繋がるのね、とか、何度も軽く心を揺さぶってくるので、心地よい感動を得られましたヨ
残念!時間の無駄だった!
多部ちゃんの名演技を期待して見に行ったが、全く期待はずれ! 多部ちゃんの出番が何でこんなに少ないのか全く意味不明。様々な出会いを上っ面だけ簡単に描いてとって付けたような悪い意味でパッチワーク的な作品。途中からイライラしてきた。10年の間に何があったのかさっぱりわからない。意味のない設定で呆れるばかりだった。三浦春馬と多部ちゃんの10年の間に何があったのかもまるで説明がない。脚本が酷すぎる!
今、NHKでやっているドラマの「これは経費で落ちません」の方がはるかに面白いし.よく出来ている。
「ちはやふる」で好演していたにくまん君?が出ていたのを見れたのが唯一の救いだった。
心が温かくなる
当たり前の日常で、当たり前にいる家族や友達、仲間。
振り返るとこの人で良かった、そんな事を改めて思い出させてくれる作品。
出て来る人たち皆んなハッピーエンドで終わって心が温かくなる作品です。
春馬くんと祐里ちゃんがアイス屋さんで話してるシーンが私的には良かったです。
人生は一本道じゃない
三浦春馬と斉藤和義。これは見に行くしかない。
ということで、公開翌日に劇場へ。
吸い込まれるかのようにこの世界に感情移入出来た。
出会いというものは人の数だけある。
どう出会うかじゃない。好きだと思えたらそれでいい
三浦春馬はやはり素晴らしい俳優さんだ。
本当に自分がそこにいるかのような気持ちになれる。
そしてテンポがいい。
ある意味、1種のコントかのように話の進みが軽やか
矢本悠馬が好きになった。
彼女がいなくなった時こそ、彼女の大切さを知れる
より一層好きになれる
個人的にはいままで恋愛映画の中でもかなり上位に入るくらい夢中になれた。
強いていうならば、斉藤和義は本人がよかったかなと
全体的に印象が薄かったとも思ってしまった
もっと見応えが欲しかったな
美しく窓越しに見ている映像のようだった
【市井の人々の10年間を優しい視点で描きだす素晴らしい群像劇。数組の男女の美しいセレナーデを映像化した作品でもある。】
《この人と出会えて良かったと本当に思えるのは、10年以上経ってから・・・》
・10年間の人々の繋がりを、破綻なく描き出した作品構成
・時を越え連鎖するさりげないショットの数々
・数組の男女の会話の際の表情
に魅入られる。
◆一人のボクサーの姿に勇気を貰った人たちの、時空を超えた不思議な繋がり・・。
・随所でくすりと笑い、時に涙が滲む、実に優しく、美しき人間性肯定の作品。
<仙台駅前の、ペデストリアンデッキを行き交う人々の前で、10年間「小さな夜」を歌い続ける”あの歌唄い”は、きっと街の守り人に違いない・・。>
<2019年9月21日 劇場にて鑑賞>
■(個人的な)蛇足
・仙台は、私にとっては、若き頃、京都と並び、非常に濃密な時間を過ごした都市である。
その街を舞台にした今作品は、(原作の方も、仙台に根を下ろしている事は周知の事実。)様々な思い出と共に、素敵な物語として鑑賞した・・。
鑑賞後、少し、涙した・・。
織田くんにはもったいない笑
あの時あの場所で出会ったのがその人でよかった?
というお話。
ゆるくて生温かくてちょっぴり切ないけど優しい感じが今泉監督の味なのでしょうか?愛がなんだもよかったけど今作もすごくよかった
主人公佐藤くんはドラマチックな出会いを求めているけどそれをいちいち否定する親友の家庭持ち織田くん。ちゃらんぽらんで偉そうで明らかに無能そうな織田くんの奥さんは超美人で性格も素敵。正直なんでこんなヤツにとも思うけど…観ているとやっぱり織田くんでよかったんだと思えてくる
1番キャラが掘り下げられてるのが織田くんなので監督も彼を気に入っているのでしょうか?僕も大好きになりました笑
他にもちょっと影の薄いヒロイン紗季ちゃん、織田くん家族、ちょっと切ない藤間さん、ボクシング関係の皆、駅前のミュージシャン。みんなの存在に意味がありドラマチックな展開はないけれどひきこまれました。
心がゆる〜く楽になった
観てよかった
運命の相手というのは、後にお互いの人生に大いに影響を与える人のこと...
運命の相手というのは、後にお互いの人生に大いに影響を与える人のことを言う。そういった運命の相手との出会いは、必然と呼ぶべき偶然が後押ししてくれる。
そういった偶然を、後に運が良かったと解釈して感謝できることが大切。
「あの時あのタイミングで出会えたのがこの人で良かった。」
人生における人との出会いを考えさせられる映画です。
とっちらかった内容
伊坂幸太郎作品の原作は何故か一つも読んでいない。映画は「ゴールデンスランバー」も「アヒルと鴨のコインロッカー」も良かった。
モーツアルトの曲を巧く挿入するのかと思いきやタイトルだけ。日本語訳の「小さな夜の曲」って感じの弾き語りをキーポイントに様々な人々の人間模様を描く。
ちょろっと本屋で立ち読みした数ページの台詞回しなんかがそのまんまだったので、ほぼ原作に近似値なのかなと思うけど・・・。
素材としては面白いんだけど、出てくる人々の話がとっちらかっていて、見ている方がイライラしてしまうくらい面倒。出ても出なくてもいいんじゃないの的な人もいるので、これは演出のミスかなとも感じる。(原作はもっと丁寧かも?)
群像劇でよくあるラストの大団円もなく収め方も弱すぎ。だったら三浦春馬と多部未華子に的を絞った作品なら?と感じるくらい他の役どころの扱いが雑だったりする。
しかも10年経ってる感がまったくなく、ルックスまったく同じじゃん。子供だけ成長してるって、わかりにくい。期待外れでした。
全てが優しい作品
物語を包む空気感や台詞、色彩、音楽、全てが優しくて温かかったです。伏線とかあまり気にせず、ゆったり楽しむのが良さそう。
劇的な出会いなんて、そうそう無い。この作品もサプライズや驚きの展開はあまり起こりません。でもそんなお話の中で起きる、ちょっとした奇跡や偶然に心が温かくなりました。
ほのぼのとしたヒューマンドラマ
本映画は普通の映画とは構成が少し変わっていて、主人公とその取り巻く人達がローテーションでスポットを当てていく感じのドラマです。
起伏はすごく乏しいですが見ていると思わずなんかほっこりしてしまう、そんな映画です。
原作ファンも唸るしかありません
『愛がなんだ』に続く今泉監督作品。
どちらも原作が良くて鑑賞しましたが、もう天才としか思えません。
原作の良さというのは、文章表現による表情の細やかさとか、思いの機微、もどかしさ(瞬間だけでなく、一定の時間の経過などでも表現される)などが優れているわけです。言い換えれば、誰もが経験する複雑な感情をなんでこんなにうまく言葉にできるの?というのが、プロの作家の凄さだと思います。
今泉監督の手にかかると、必要最小限の言葉、独特の間、役者さんの演技を引き出す術、などでそれらが鮮やかに再現されます。セリフなどは原作へのリスペクトも含めて、かなり忠実なのですが、それでいて、ただの原作の模倣・再現というレベルをはるかに凌駕して原作とは異なる感動すら与えられます。個別の映画として原作とは似て非なる、独自の魅力的作品に仕上げてしまいます。
ですから、原作ファンからみても(少なくとも私は)、原作を壊した、みたいなネガティブな印象を受けることなく、むしろ違ったアプローチによる改題が純粋に楽しめてしまうのです。
(例えば、若い女性に対するクレーマー撃退法を発揮する場面が原作とは少し違うのですが、思わず、そうきたか‼︎と心の中で叫んでしまうほどうまく改変されていました。)
今まで伊坂幸太郎さんの作品を読んだことがなくて、この映画が好きになれる方なら、この作品の原作と合わせて、『フィッシュストーリー』『オー!ファーザー』などは是非お読みいただきたいな、と切に思います。
ほのぼのとして笑み溢れ
ホッとする温かい作品。
10年後の2世代を描いた事がストーリーに厚みと成長を与えて良い相乗効果を与えている。
欲を言えば多部未華子ちゃんの登場をもっと増やして欲しかった。でも満足のいく良作である事は間違いないです。
是非映画館で🎦
ほのぼのと!
40代・男
年齢・性別 40代、男
配偶者 有り(どちらかと言えば、当たりかな)
職業 会社員(適当)
映画の感想
とても面白かった
〇 面白かった
普通
つまらなかった
とてもつまらなかった
理由
(なんとなく分かる様な感覚を、色んな登場人物を通して見せてくれたから)
一番好きなシーン
由美が娘の質問に答えた場面
理由
(家族の形が好きって考え方が、素敵だなと思ったから)
一番印象に残ったキャスト
恒松祐里さん
理由
(なんか貫禄有りますね)
今後の今泉監督作品に期待する事
志田彩良さんを一番綺麗に撮るのは、今泉監督の様な気がするので、次回作期待してます。
その他
登場人物みんなを応援したくなる様な映画でした。
貴方との出会いは私にとって・・・
題名を知った時、モーツァルトの曲?クラシック音楽の映画かと思いきや、題名の意味は「小さな夜の曲」というドイツ語だと初めて知りました。今まで伊坂幸太郎さんの映画化された作品4つ(アヒルと鴨のコインロッカー・重力ピエロ・ポテチ・ゴールデンスランバー)全て観ていますが、私は今回の作品が一番好きです。すっごくキュンキュンする、心に響く内容。「あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった」って思えるか?それって誰にも当てはまる疑問。斉藤さんの優しい歌声も歌詞も素敵。いろんな人とのつながりが出ていて、それぞれの人物を前もってチラシでチェックできたからかもしれませんが、凄く人との関係や絆・つながりについて考えさせられました。そして出演者の人物像がどこか俳優さん達本人の性格に似ているかもっていう風にも受けました。
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