劇場公開日 2019年2月9日

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ナポリの隣人のレビュー・感想・評価

全18件を表示

5.0行くのではなく、帰るのです。

2024年2月28日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

映画に求めるものを備えた作品

2021年10月11日
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鑑賞方法:VOD

 この何年かで一番の出来のヨーロッパ映画だ。
 観客の目に映っているものが必ずしも物語の中心ではない演出によって、最初からスクリーンの中へと引き込む力強さ。
 人物の心理を簡単にセリフで表現しない深遠な描写。
 様々な出来事が重なって映画に触れる機会がめっきり減ってしまっていたこの数年、出会う作品の質もまた、それほど高いとは思えないものがばかりだった。この作品は私が映画に求める語り口に満ち溢れ、久しぶりに映画鑑賞の喜びに浸ることができた。
 また、離婚をしてからというもの、子供たちとの会話が極端に少なくなってしまった私自身と、主人公親子の姿が重なった。
 いつまでも子供たちへの心配は絶えず、これに耐える辛さに負けそうになることは多い。このことから逃げたい気持ちを抑えても、代わりに苛立ちを隠せなくなる。
 世の年寄たちが孫の顔が見たいなどと勝手な希望を口にするその寂しさがだんだんと分かるような歳に自分が差し掛かっていることを思い知らされる。
 表には出さないが、きっと子供たちのほうでもこの愚かな親のことで心配をしたり、苛立ちを覚えたりしているのだろう。

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佐分 利信

3.0やっとたどり着いた…

2021年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0タイトルなし

2021年1月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

子供たちと確執を抱え
アパートで一人暮らす老人ロレンツォ
越してきた隣人との出会いから
心を開くようになるも
彼らを失う…
.
.
“家族主義の国イタリア”
“人情溢れる下町ナポリ”
そのイメージが覆る
分かり合えずすれ違う家族の心情
繋がりが希薄になった地域社会…
大量の移民が流入している町ナポリ
人々の心の闇を容赦なく描き切り
観る者の心をゆさぶる
───ナポリの隣人公式サイトより
.
愛し方を知らない人々
考え方や感じ方は人それぞれ
血の繋がりだけではなく
理解しようとする
寄り添うことが愛なのでは
人生
その人の後ろについてくるもの
深い余韻を残す良作
.
原作は#ロレンツォマローネ
「La tentazione di essere felici (幸せであることの誘惑) 」
イタリアの名匠#ジャンニアメリオ
イタリア映画祭2018 (日本) で
「世情」のタイトルで上映された作品
「 tenerezza」
愛情·優しさ·思いやりの意

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lily

4.5人生を振り返ると地獄

2020年10月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

老弁護士は昔、愛人がいたため妻が早逝したと思っている、娘と息子には疎遠にされている。
隣に引っ越してきた一家と親しくなる。
特に奥さんは気さくで子供たちとも仲良くなる。
ある日、散歩から帰ると・・・。
親子関係も赦しがないと、しんどくなる。

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いやよセブン

3.0期待はずれでした…

2019年12月17日
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劇場で見逃してしまい残念に思っていたところ、ゲオで見つけ早速借りてみました。
率直に言って、レンタルで充分でした…。
イタリアは家族主義で、家族を大切にするからこそ、実の家族ではなく隣人と心を通わせたところが特別だったのかな、と想像します。
逆に日本は、家族との関係が希薄なことも多いのでそれほど珍しく感じなかったのですが、イタリアではあまりないことなのでしょうね。
淡々と進んでいく割には眠くもならなかったのですが、特に印象にも残らない映画かな。

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ピンクマティーニ

4.0一人暮らしをしている老人の隣に 4人の家族が越してくる 子どもが二...

2019年12月4日
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鑑賞方法:DVD/BD
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ともちん

1.0違和感

2019年5月19日
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鑑賞方法:映画館

展開が静か過ぎて、暗すぎて、陰々滅々としてくる。

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ちゆう

3.5タイトルなし

2019年5月7日
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鑑賞方法:映画館

厳しい言い方をすれば、家族を省みず遊び人だったおとーちゃんの末路ってとこでしょうか?
でも家族って不思議なもんで、そんな簡単に縁は切れないし、見捨てもしないものですね!

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きょん

3.0自然に引き込まれる

2019年5月4日
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鑑賞方法:映画館

静かに淡々と進む作品ですが自然に引き込まれる。現代人の心の闇を描きながら親子関係や隣人関係の大切さを改めて感じることが出来る作品。
2019-101

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隣組

4.0大人に頼らざるを得ない

2019年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

事は子ども自身が一番わかっている。
だから、可愛いし言うこと聞く。
思春期過ぎて、大人になったら親をしっかりと一人の人間として見る。その時から親子関係は人間関係に変化していく。いつまでも「親だから」は通用しない。

ロレンツォの中に隣の夫婦、特に夫と似たものを感じた。かなり似たもの同士なのだろう。

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Momoko

4.0Tenderness

2019年3月5日
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なぜ子供は成長するのか?とロレンツォは嘆く。子供が自立したら親は何もしてやれない、いや何もしてはならない、自分で乗り切る事が出来るから。子供と距離を置けば、心配しないで済む、手助けできない心配なら、する必要がないから...。辛いだけだから...。

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YUKI

3.0分かる様で分からない気持ち

2019年3月5日
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鑑賞方法:映画館

少し期待していたこともあり、期待外れ・・・
何故にそこまでお隣さんに入れ込んだのか?
それ程の付き合いでないし、当てにもされていない
事件が起きた原因も解せないまま、ミラノは魔物の町か?
年老いてからの生き方を考えさせられるところがある映画でした
<14>

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シネパラ

3.0サスペンス。隣人は、見た。

2019年2月25日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

途中から、お隣さんの危うさが(もう絶対、なんかある!)とドキドキして引き込まれてしまった
ラストにパパが娘の手を握るにしては…弱々しくとも取れるけど、実の娘にする仕草とは違う気もした。日本とナポリの違いなのか。

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sugorokuservice

4.0人と街と

2019年2月24日
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何故かは分からないが、イタリア映画は日本映画に似ている。
テーマ設定や人物配置が自然に入ってくる。
少し暗めの照明が良い。ナポリの街に湿度を感じ、人に馴染む。

葛藤は暗渠を流れ、すれ違いだけが繰り返される。

何も解決された訳ではないが、只、帰って来たのだ。

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nob

4.0家族関係の難しさを描く

2019年2月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

数年前に旅行したナポリが舞台というだけで観に行ったが、家族の問題を扱ったかなり重たいテーマの映画だった。ヨーロッパ的な作りの映画で、台詞や人の表情、行動、風景や街の雰囲気などを通して、間接的に観客に多くのことを感じさせ、考えさせようとするような映画。結末も、アメリカや韓国の映画のような、ドラマチックだったり、明確なオチみたいなものがあるわけではなく、静かに、しかしじんわりと観る者の心に伝ってくるものがある。普段は韓国映画ばかり観ている私ですが、これはこれで大好きな雰囲気の映画でした。
主要な登場人物である、主役の老人と娘、隣人家族などを演じる俳優さんたちの高い演技力、存在感、印象を強く残す表情など、素晴らしい役者さんたちだと思った。
原題の「La tenerezza」の意味を調べたら「優しさ」でした。人と人が関係を保っていくには、それが家族であっても(むしろ家族であればこそ)、相手の弱さや過去の過ちなども含めて、全てを受け入れる優しさ(受容性)が必要だということが、この映画の伝えたいメッセージだろうか。

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Rosa

3.0良い映画

2019年2月16日
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鑑賞方法:映画館

原題は、"La tenerezza"…「優しさ」。邦題はいつも話をミスリードさせてくれる(笑)

老親父と娘との間にある"母の死"にまつわる誤解やわだかまりの理由が、今ひとつ納得・理解出来なかった…というか、父が外に愛人を作って家族を裏切っていた事には変わりがないわけだから、子(娘)の気持ちとしては、なんだかなぁ…なラストだった(笑)

*隣人との会話に出てくる"ナポリ気質"とは、一体何だろう?と思った。
*映画作品としては、見応えのある1本だと思います(笑)

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stoneage

3.01番大事な事件の起きるところで(-_-)zzz 採点は自粛。 映画...

2019年2月14日
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松井の天井直撃ホームラン