「ただの青春映画ではない」ラ なつみさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの青春映画ではない
一言では言い表せない映画。
まず「ラ」とは?となるタイトル。疑問から始まる映画は初めてでした。
話は目まぐるしく初見じゃ消化しきれないほどの情報量。主要人物3人の人生の違い、たくさんの要素をギュッと詰め込んでいて回を重ねるごとに発見と驚きがたくさんある映画です。
現実世界は綺麗事だけではないんだ、というドロっとした内容です。自分の世界を守って貫き通したいとみんなもがいているのに現実がそうさせてくれない、という葛藤にはすごく理解もでき共感もできました。
監督さん、役者さんたちの熱意と熱量が画面越しから伝わってきますし、本当に演技力といわれるものが高く映画の中に入り込み観ることができました。
終わると同時にタイトルの意味もわかり、腑に落ちました。
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